アクア放浪記

アクア放浪記2016年11月

11月
15日 

燐酸地獄

タイトル通り燐酸地獄にはまっており、さらにテンションダウン中で御座います。。。。

振り返ると・・

事の始まりは8月に起こった白化祭りでした。
いきなり始まった白化に原因がわからずに居たのですが、その後燐酸を測定してびっくり!





燐酸0.29!!!
ミドリイシ水槽としてはあり得ない数値です。
当然こんな経験無し。

立ち上げ以来、順調に燐酸が減少して居たのですが、いきなり高濃度になるには理由があるはず。



考えられるのは白化が始まる20日前に投入したこいつです。
フルボ酸鉄を供給する為に投入したのですが、竹炭を多く含んでいるので、竹炭に含まれる燐酸が溶出したものと考えられます。

フルボ酸鉄を浸けて置いたRO水の燐酸濃度を測定すると試薬が振り切りましたので、たぶんこれが原因です。

ちなみにこいつを投入する前日に測定した燐酸値は0.04でした。



頻繁な水替と吸着剤で0.08まで回復しました。
ホッ!



2~3週間後、ミドリイシの部分白化が再発したので燐酸値を測定したらあらびっくり増えとるやんか!
砂やライブロックや吸着剤で吸着されていた燐酸が放出されてるのではないかと推測します。

立ち上げ時からえさやり量は変わってないし、どんどんゼロに近づいていた燐酸値がいきなり爆発するなんて!!




藁にもすがる思いで購入したのがウルトラライフ リキッド フォスフェイトリムーバーです。
「強力」「速攻」って言葉に惹かれました。

「100Lの飼育水に1目盛(0.25mL)を添加すると約0.3ppmのリン酸を除去できます。」
と有りますので、300Lの我が家の水槽ですと3目盛りですが、様子を見で2目盛り投入してみました。


翌日測定するとあ~らびっくり!!!
1日で燐酸値激減ですよ!

これってどういう理屈で燐酸が減るんでしょ?
即効性なので、バクテリアを利用した物ではなく、化学的な作用だとは思いますが。
使い続けて良いものでしょうか・・・??

但しその後も増えて→投入→激減→増える→投入・・・・・・を繰り返して0.1近辺を行ったり来たりしています。

似たような経験を初めて立ち上げたサンゴ水槽の硝酸塩で経験しました。
硝酸塩の出る水槽って、どんだけ水替えしても一時的に減るだけで、すぐ上昇するんです。(殆ど餌やりの無い水槽で)

結局は水槽のバランスが悪いんでしょうね。
バランスが良い水槽って、どんだけ餌やりしても燐酸、硝酸塩全く出ませんもんね。。。

現在は良いのか悪いのか、鉄系とアルミナ系吸着剤の併用&バクテリア&フォスフェイトリムーバー&毎週水替えで頑張ってます。
この水槽はTORITON方式ですので、炭素源は一切添加していませんが、このまま下がりきらない場合は炭素源でも添加してみようかと。

どうなる事やら。。。

 

燐酸地獄2

その後も燐酸は増えたり減ったり・・・・・いったいどうなってるんでしょ?


Facebookでスーリンから教えて頂きました。
          以下

フルボ酸など、有機物が分解して出来るフミン質には、固定リンの遊離化作用があります。
鉄、アルミ、カルシウムなどで固定されたリン(水溶液中では計られない)は、フミン質が添加されると、可溶性リンとして水中に遊離してくるのです。
速効性リン除去剤は、その可溶性リンを固定リンにするだけですから、水槽にフルボ酸などのフミン質が残っていれば、その固定リンを再び可溶性リンに変えてしまうと思います。
竹炭を取り出しても、それを入れていた間に水槽にフミン質はばらまかれたと思われますので、そのフミン質のリン可溶化作用は当分続くと思います。
フミン質は、畑でリンの肥料効果を高めるために使われるくらいですから。
今更ですが「フルボ酸は造礁サンゴには敵」と前から言っていたのに!

参考までに;
http://ci.nii.ac.jp/els/110001748661.pdf?id=ART0001885051...

どうやって、フミン質を除去するかですが;
1) リセット
2) 砂だけでも全交換
3) フルボ酸はスキマーでちょっとは除去されるので、高機能スキマーで気長に減るのを待つ
4) LPS水槽にする

2)3)の組み合わせかな?

以前、河川水の影響のある海域にはspsによるサンゴ礁は発達せず、マングローブ林が発達すると言ったのは、このフルボ酸・フミン質の効果です。
ここで、プランクトンが発生し、サンゴ礁域に運ばれ餌になります。
なお、コハナガタなど一部のLPSはフミン質に自然耐性があります。
フミン質が多い環境は泥成分の沈殿も多く、LPSが膨らんだり萎んだりするのは、この降下する大量の泥質への適応だと私は思います。

CiNii 論文 - 腐植酸とニトロフミン酸のリン酸固定制御作用について
CI.NII.AC.JP


さすがスーリン、今までの疑問がスッキリ解消されました。
燐酸を含んだ竹炭と、固定された燐酸を有害な可溶性燐酸に戻してしまうフルボ酸は入れてはいけない組み合わせだったのですね。
竹炭由来の燐酸以外に、吸着された燐酸は水槽内に多く有ると思います。
まさかフルボ酸で燐酸が再び溶け出してたとは・・・・
勉強になります。。

とりあえずリセットはしたくないので、砂交換&水替え&吸着剤で対処しようと思います。
底砂は水槽の前半分だけ隠れる程度しか入って無いので、取り出しは簡単だと思います。

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