アクア放浪記

アクア放浪記2017年4月

4月
1日 

水質改善計画2017 その2

前回の続きで、燐酸を下げる為にあの手この手を打ってみる事にします。

1,水替え
まずは基本の水替えから
1週間に20%の水替えを去年の9月ぐらいから続けています。
しかし・・・・・換えても換えても数値変わらず(号泣)

2,燐酸の少ない餌

燐酸の投入量を減らせば良いんでしょ!
って事で、今までより約2/3の燐酸含有量の餌に変えました。
効果は不明


3,燐酸吸着剤

2016年の9月頃から鉄系燐酸吸着剤を投入。
この手の吸着剤はちょっとだけ高い燐酸値を抑える物で、うちみたいな燐酸値レッドゾーン水槽には力不足かも。
効果不明


アルミナ系吸着剤も入れてみましたが、これも多すぎる燐酸値には力不足か。
大量に入れると効くかもしれないけど、海水中のアルミの濃度がびっくりするほど上昇するんですよね。
入れ過ぎ注意!

ちょい減らすには鉄系より安いし最適なんですけどね。


4,燐酸除去剤

即効性の燐酸除去剤
燐酸をケミカル的に有害な溶解性無機燐酸から、無害で試薬で検出出来ない不溶性燐酸に変換する薬品です。
こいつの威力は絶大で、添加すると一気に測定値が減少します。
しかぁ~し、不溶性燐酸って事は、嫌気下やフミン質の多い環境では元の溶解性無機燐酸に戻ってしまいます。

うちみたいにフミン質(フルボ酸を投入してしまった)の多い水槽では添加直後は燐酸激減ですが、数日で元に戻ってしまいます。。。。。号泣
うちの環境には合わなかったようで。

スーリンのアドバイス参照




5,炭素源投入による燐酸低減

バクテリアの力を借りて燐酸除去!
炭素源+燐酸+窒素を餌にしてバクテリアを繁殖させ、バクテリアごとスキマーで取り除くBP方式ってやつです。

うちも以前、バイオペレットやZeovitをやってたので、この方式の威力を知っています。
即効性ではありませんが、3ヶ月~半年で確実に栄養塩が低下します。

しかぁ~し、うちの場合は問題が。
人為的に燐酸を投入してしまったので、餌やりが多くて燐酸も硝酸塩(窒素)も多い水槽と違って、うちは硝酸塩がかなり低いんですよね。。。
ようするに燐酸と硝酸塩の比率が悪いので、BP方式には向かないみたいで。。。

しかも燐酸が多い時に投入すると色々悪玉菌が湧きそう。

6,カーボン投入でフミン質吸着
無害な不溶性燐酸を有害な溶解性無機燐酸に変えてしまうフミン質を取り除く必要が有ります。
有効なのは殺菌灯やカーボンです。

うちはTORITON方式ですので、立ち上げ以来カーボンは標準装備です。
しかぁ~しこのような状態ですので、早め早めの交換してます。

そもそも、燐酸をたっぷり含んだ安物カーボンを投入してしまって燐酸急上昇になって今日に至る訳ですから、燐酸を含まない高級カーボンでないと逆効果になってしまいます。



つづく・・・
 4月
12日

水質改善計画2017 その3

前回までの対策で殆ど燐酸値が改善されなかった為、次の手段を講じる事にしました。

久々の自作です。
100円均一の容器に穴を空けてポンプを付けて・・



汚い画像ですみません。
自作バイオペレットリアクターです。
製作時間約20分にしては良い感じでペレットが回転しています。
まぁ一時的な対策なのでこんなんで良いんです。

燐酸と硝酸塩の比率が悪いうちの水槽で機能してくれるのでしょうか?

つづく・・・
4月
20日 

水質改善計画 その4

前回バイオペレット設置と書きましたが、実はあれから3ヶ月経ってまして・・・・
結果は全く改善せず。

いやほんと。
何度も書きますが、今まで長くミドリイシ水槽やってますが燐酸に困った事はありません。
何なんでしょ?この水槽。 
考えられる原因は窒素と燐酸の比率
BP方式で栄養塩を落とすには窒素と燐酸の比率が適正で無いといけません。
前回も書きましたが、うちは硝酸塩がゼロで燐酸多めの非常にバランスの悪い水槽。

なら硝酸塩を添加すれば良い!

こんな物が有ります。 
硝酸塩を添加して水槽のバランスを取るための添加剤だそうです。
以下機械翻訳で
窒素制限された、低栄養のサンゴ水族館のバランスの取れた窒素源

MICROBACTER7およびREEF BIOFUELまたはKATALYSTと組み合わせて使用すると、窒素含量が不十分な系で自然のリンの取り込みが可能になり、化学的濾過媒体を使用せずにリン酸濃度を低下させ、有機物でシステムを汚染することなく窒素含量を高める。

超低栄養成分含有システムを維持している先進的なサンゴ礁保護者の使用を推奨します。
住民の健康と彩度を向上させるためにサンゴ礁水槽の望ましい栄養成分含量を達成するために、MICROBACTER7(選択された微生物と酵素)、REEF BIOFUELおよび/またはKATALYST(有機炭素源)、およびNEOPHOS(リン源)と併用することができます。


ふむふむ。有機物では無いので、水を汚さず硝酸塩を添加出来る訳ですね。
サイトはここ
(画像はサイトから拝借しました)


こんな物も有ります。
SeachemのNitrogen

硝酸塩形態とアンモニウム形態の両方で窒素を補給する水草用添加剤らしいです。




しかぁ~~し!
どちらも日本では売ってない・・・・・orz

色々人に聞いて調べた結果、硝酸塩を添加するには硝酸カリウムを添加すれば良いという事がわかりました。
しかぁ~~し!
硝酸カリウムは火薬の原料となる非常に危険な薬品です。
売ってるらしいので、近所の薬局へ行って相談してみましたが、警察へ連絡しないといけないとかなんだかんだ言われ非常~に怪しまれました。(号泣)
有るけど一般の人には販売出来ないらしいです。。

そこで!

いろんな人に相談した結果、窒素ならアンモニアが良いのではないかとアドバイス頂きました。
という事でアンモニア買ってきました。

長年アクアやってますが、魚が出すアンモニアを素早く無害な硝酸塩に変換するのが濾過で、アクアリウムの基本中の基本と習って来ました。
まさかわざわざアンモニアを添加するバカ野郎が現れるとは。。。

サンゴにとってアンモニアはご馳走でも、魚にとっては猛毒なので慎重な添加が必要です。

ちなみにうちの300L水槽での1日の添加量は8滴でした。
(根拠無し)
一度に投入すると瞬間的にアンモニア濃度が上昇するので、1回2滴を1日4回に分けて添加してました。



恐る恐るアンモニアを添加してみました。
まず変化が現れたのはガラス面の茶苔が緑色の苔になりました。

をををを~~~
1週間目で燐酸値が0.05ppm!

2週間目でついにゼロです!!!!


この半年間、常に0.2~0.4ppmあたりで何をやっても減らなかった燐酸が、あっという間にゼロになりました。

素晴らしい!



2ヶ月前のリフジューム
殆どの海藻が溶けて絶滅寸前でした。


ミドリイシではありません。
ウミブドウです。。。
ヒラムシ付きですが。。

アンモニアを添加し始めて海藻がいきなり元気になりました。
窒素不足で海藻が育たなかったのですね。

逆にトロロ藻は色が黒っぽくなってかなり減って来ています。
完全に無くなればまたレポートしますね。


しかぁ~~し!
良い事ばかりではありません。

サザナミヤッコの頭皮欠損が酷くなってしまいました。。。
恐るべしアンモニア
魚にとっては毒ですもんね。



という事で、燐酸除去にアンモニア添加は絶大な効果が有りました。
しかしこれはうちの水槽のような窒素と燐酸のバランスが悪い場合にだけ有効な手段ですので、どの水槽でも効果が有るとは限りません。

もし真似して窒素を添加する場合は硝酸塩添加にして下さい。
アンモニア添加は危険すぎます。

今回の教訓
燐酸、窒素、炭素のバランスは大事です!

つづく

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