livlvといぬたち
こちらは、「livlivの犬コラム」2002年1月分です。

排水口の謎
排水口は、排水口です(笑)。でも、我が家のジェイ君にとっては“謎”らしいんです・・・。

ジェイ君3才は、家に来た頃、家族の後を付いて回るこの上なく可愛らしい子犬だった。何にでも興味津々で怖いもの知らず。見る物、聞く音、すべてが新発見だったと思う。でも、子犬たちの順応性は素晴らしい!たいていの発見は、すぐ「何てことない常識だ」と気がついてしまう。
ところが、未だに「何てことないことない(?)常識=謎(?)」であり続けるものがある。それがお風呂場の排水口。子犬の時、浴槽の湯を落とす時についてきてたんだと思うが、浴槽の栓を抜くとタイル床のほうの排水口から、「ゴボゴボ…」って音がする。家庭によって作りは違うのかな。ウチの場合、配水管が浴槽底の排水口とタイル床の排水口が中でつながってて、落とした湯の圧でタイル床排水口のフタがカタカタと振動する。ジェイは、これにビックリしたらしく、カタカタ鳴いてるフタを見つめ、次に前足で掘った(笑)。一生懸命掘ったら、偶然フタがはずれて、配水管を流れる湯の「ゴ〜、ブクブク…、ボコボコ…」という音にまたビックリ!恐る恐る鼻を近づけ、排水口の奥の様子をうかがうジェイ…へっぴり腰の子犬の後姿は面白い。匂いを嗅いでもたぶん臭いだけだったと思うが、「たしかに何かが動いてる!」と思い込んでたようだ。(動いてるのは「お湯」なんだけどね。)そして、納得いかないジェイ君がした行動は、ダッシュ…。家中を駆け巡る。自分の脳で分析できなくなると、パニックになるらしい(笑)。「こうなったら、走るしかないっ!」て感じだ。

今でもたまに、風呂の湯を落とす時にジェイを呼んでやります(笑)。未だに警戒しながら、排水口を見つめます。私があおってやると、相変わらず、匂いを嗅いで走り出しますよ。面白いです(^m^)。
2002年01月31日 11時45分07秒



「犬肉食」論議
某国の犬肉食文化に反対する動きは、エスカレートしているようです。

なぜ物事をかき回すのだろう。なぜ、自分にかかわりの無い人たちの生活にまで、土足で踏み込むようなことをするのだろう。部外者が反対して、当事者が納得した歴史なんて無いのに。反対されたら反発する、人間ってそういう生き物だ。一国、一民族が、長い年月をかけて続けてきた生活の一部を、頭ごなしに批判されて、はい、そうですね、とうなずくはずも無い。そんなに喧嘩がしたいのか。争いごとをお望みか。
「動物」ってなんなの?動物愛護精神ってなんなの?動物愛護運動ってなんなの?その運動に反発して傷を大きくしてしまうことだってあるでしょう。犬肉食文化に反対する人たちが、誇り高く知性のある文明人であるなら、地球規模で物事を考えてから、動くべきではないのかな?売名行為や一時の気まぐれでないというのなら、和解できる方法を考え、人間同士の思いやりを持って対応するべきではないのかな?
牛肉、馬肉、羊肉、兎肉、鶏肉、フォアグラ、ブロイラー、あらゆる動物の臓器や分泌物を利用して作られる漢方薬、象牙、毛皮、実験台・・・世界の文明国が掃いて捨てるほど動物たちを食材、原料、装飾品として認識している。命のサンプルとして殺している。
「それなのになぜ自分達の文化だけが否定されるのか?」・・・いったい、動物愛護運動家の誰が明確に答えを返せるんだろう。

人の感情は、時として、答えの出せないことを問題として提示してしまうようです。自分にとって「信じられない!」というような出来事なら、自分がしなければいい。傍観ではありません。他人を傷つけることのない、確固たる抵抗手段です。対抗して争うことが果たして正義なんでしょうか。
2002年01月30日 00時27分35秒


シャンプー後はトイレ!?
自分でトリミングをするようになって気がついたんですが…。

トリミングを終えた犬たちは、たいてい、すぐオシッコをする…。
気心の知れた犬は、トリミングのあとに外に連れ出してやるんだけど、我慢してたようにたくさんオシッコをするんだよねえ。実際、飼い主さんからも「ウチの子は帰ってくると、まずトイレに駆け込むよ(笑)。」って言われる。トリミングにかかる時間が限界ギリギリらしい犬もいて、「さ、終わり!」って声に出すと、ジャーってその場でもらしちゃう子もいるのよね〜(‐‐;ゞ。要注意の犬の時は、トイレに連れ出すまで“終わった雰囲気”をかもし出さないようにしてる(笑)。たまに、うっかり忘れてトリミングテーブルの上でもらされるけど。
シャンプーカットに2、3時間かかるから、我慢してるんだろうけど、普段からそんなに頻繁にトイレにいってるんだろうか?我が家のケイとジェイもたしかにシャンプー後は、まとまった量をする。でも、普段は昼寝してて、そんなに頻繁にトイレに行かない。
犬にとって「シャンプーされる」ということは、きっと緊張すると思う。解放されてホッとすると、もよおすのかな?というのが今のところの見解である。

緊張するとトイレに行きたくなる、気がゆるんでトイレに行きたくなる…人間でもありそうなことですね(笑)。プレッシャーって、犬でも人間でも同じように体に影響するんでしょうか。だとしたら、もっといろんな状況で犬の気持ちを理解できるかもしれませんね(^^)
2002年01月29日 16時34分08秒


性格と個性
感情のある動物には「性格」があります。全く同じDNAと環境、体験を共有する動物はいません。だから、必ず「個性」も出てくるはずですよね。

ある飼い主さんから、柴犬の訓練について聞かれたことがある。飼い主は、教師をしていたというしっかりしたおばあさん。彼女が言うには「この犬は、うるさくも無く、性格は温厚でいい子です。でも、私の言うことを聞きません。教えようとしても、こっちを向かないんです。お向かいのご主人によく懐いていて、私よりその人のほうが飼い主みたいなんですよ。」という話。別に困っている行動があるわけでもない様子。しつけうんぬんより、自分に懐かないのは何故なのか、自分に問題があるのか、接し方が悪いのか、この犬は頭が悪いのか、という悩みを打ち明けたかったようだ。
その柴犬は、1歳を過ぎたオスだが、私の柴犬観が変わるほど人懐っこく、初対面の人間が近づいても喜んで尻尾を振る。もちろん、触っても平気。落ち着きの無い子犬みたいな印象で、たしかに人の顔をまじまじと見つめたりもしなかった。まあ、訓練は入りにくいかも、と思った。そこへお気に入りのお向かいのおじさん登場。犬は、最上級の喜び様でご挨拶。そして、ひとしきり挨拶するとおじさんの顔を見つめる…。ああ、見つめることも出来るのね、集中できないわけじゃないんだ…と密かに観察。その間、おばあさんは日常の様子などを聞かせてくれた。「オスワリもオテも出来るんだけどね、こっちをあんまり見ないのよ。私は前にシェパードを飼ってて、訓練所にも入れて、それはもう賢い子でね。やっぱり、シェパードは頭がいいですねえ。ああいう子を飼いたかったんだけど、もう、大きい犬は面倒見てやれないからねえ。このご主人が柴犬は賢こくて可愛いからって薦めてくれたんですよ。ホントにいい子なんだけど、前の犬が良すぎて…。」
・・・これかもしれない。原因はこれかもしれない、と思った。可愛がってはいるけれど、亡き愛犬と比べ、しかもシェパード犬のほうに愛着がある。本人は全く気づいてないが、柴犬はなんとなく「この人間は自分を見てくれていない」と察してるんじゃないのかな。

犬たちは、別に人間が自分を見てくれないからといって悲しんだりはしないでしょう。可愛がられてエサをもらってれば生きていけるのですから。自分で楽しいことを見つけ、自分で好きな人間を選び信頼するだけのことです。犬たちとの付き合いは、その性格と個性を認めてあげることから始まり、深まっていくのではないでしょうか。
2002年01月28日 14時15分36秒


子供の反応
愛犬家は、知らないうちに犬を好きになっていますが、子供の頃はどうでしたか?

愛犬家は、子供が犬を怖がったりすると、「大丈夫だよ。この犬は噛み付いたりしないからね。」と言う。本当に大人しい温厚な犬を飼っていると「ほら、触ってもいいよ。」とか「撫でてあげて。」と言うこともある。言いたくなる気持ちもわかる(笑)。大人たちは、子供たちに犬の良さを知って欲しいし、それが心優しい人間に成長するための手助けになることを期待したりする。
しかし、子供たちが怖がっているものを押し付けるのはどうかな。また、そういう怯えた子供を犬に近づけることは、果たして良い結果につながるのかな。
多くの子供たちは、子犬を見て「カワイイ〜♪」と言ってくれる。でも、生きて動き回る犬たちを好きとは限らない。きっと、子供たちにとって犬という動物は不可解な存在だと思う。怖いもの知らずの赤ちゃんは、平気で犬に手を差し出す。温厚で母性のある犬に対してなら、この無防備な赤ちゃんは無敵だ。そういう性質の犬にとって、警戒心の全く無い人間は、自分を信頼してくれる仲間であったり、守るべき存在であったりするから。でも、ある程度知恵がついて未知の存在「犬」に恐怖を覚える幼児・児童になると、犬の側から見ても知恵のある動物であり、多少警戒するようになる。「お互いに警戒し合う」関係というのは、はたで見てるほど簡単に仲良くなれるものではない。「だから、子供に犬を触らせて怖くないって教えるのよ。触っても何もしないって判るように。」と言われるかな?それが問題なんだよね…。いろんな感情を理屈じゃなく、感覚だけで学習していく年齢の子供たちに「怖いのに押し付けられる」ということはどんなものだろう。トラウマなんて大げさなものじゃないけど、「なんとなくイヤな経験」として記憶されるんじゃないかな。万一、犬の見立てを誤って、唸られたりしたら、マイナスの結果になる。

「子供たちと犬たちは、ほぼ同じような感性を持ってる」と私は考えています。怖くないと言うことを伝えるにはどうするべきか。怖くない経験をさせてあげるのです。楽しい記憶として残るように、犬と大人、あるいは犬と仲の良い子供たちが楽しく過ごしているところを見せてあげればいい、と思います。少なくともマイナスにはならないですよね。楽しそうなことは自分から「試してみたい!」ときっと考えるようになるんじゃないでしょうか。犬たちも子供たちもね(^-^)。
2002年01月27日 13時48分41秒


警戒心
犬をはじめ、あらゆる動物には「警戒心」があります。

我が家のエスちゃんは、保護される前の数ヶ月間、緑地公園で放浪していた。雷音や花火が大嫌いな彼女が、一人でどうやって耐えていたんだろうと考えると、ちょっと切ない。その頃は、人間が話し掛けても全く無視してたらしいので耳が聞こえないと思われてたようだ。警戒心の表れだろう。
それが今じゃ、誰にでもおなかを見せる人懐っこい犬になってる。浮き出てた肋骨も脂肪であまり判らなくなってるし…(‐‐;<これは関係無いか
そんなエスちゃんも未知の物体には警戒心をあらわにする。散歩中、草むらでビニール袋が風になびいてカサカサいってると、ビクッとして遠巻きに通過する。ある時など、父がいつもの散歩コースに連れて行ったら、畑の脇を通る手前で立ち止まってしまった。背中の毛を逆立てて、畑を凝視してるので「猫か鳥か放し飼いの犬でも潜んでるのか?」と父も用心したらしい。エスは勇敢にも鼻を利かせながら、畑の敵に近づく。敵の正体は大きな「茄子」だった。畑に実ってる野菜の「ナス」。その日、初めて気がついたらしい。エスは、結局、遠巻きに通過した。「敵ではないようだが、納得いかない」ってところか。
まあ、笑わしてくれるわ、犬たちは…。

警戒心にもいろいろありますが、これが無ければ、傷だらけの生活になってしまいますもんね。私たち飼い主は、その不安感を出来るだけ取り除いてあげられる存在でありたいものです。

といっても、「茄子」の正体を無理やり納得させる必要も無いんですけど。
2002年01月26日 11時28分06秒


犬たちの幸せ
今日は、昔、近所にいた黒い雑種犬の話です。

名前は、クロ。中型サイズ。物心ついた時から、近所のおじさんが飼ってた。裏口の横につながれていて、手製の犬小屋が置いてあった。錆びた鎖につながれて、いつも昼寝してた。私や近所の人がそばを通っても、チラッと横目で見るくらいで、滅多に吠えない。
夕方になると、古いアルミの鍋にご飯と何かが混ざったようなエサをもらってた。ブラシをかけるところは、見たことない。記憶に無いだけかな。コンクリートの上で過ごしてたから、別に汚れてもいなかったけど。
朝早い時間におじさんはクロを連れて散歩してた。私が遅いので、会うことは少なかったけど、夏休みのラジオ体操の時間には、おじさんもクロ同伴で参加してた。クロは、公民館の脇につながれて待ってた。夕方もたまに学校帰りの時間が遅かったりすると、散歩中のおじさんとクロを見かけた。
子供の私は、犬がちょっと怖かったけれど、クロは触ることが出来た(笑)。
晩年は、少しびっこを引いて散歩してた。相変わらず、つながれて昼寝もしてた。
クロが死んでしまってから、おじさんを見かけることも少なくなったけれど、他の犬を飼うでもなく静かに暮らしてる。

クロの生涯は、現在、私たちの周りにいる犬たちのようなものではないですよね。でも、私も家族も隣人たちも、クロが「かわいそうな犬だ」なんて思っていませんでしたよ。特に干渉する人もいなかったけれど、クロは静かな人気者だったと思います(^-^)
2002年01月25日 19時16分31秒


噛まれる覚悟
よその掲示板で「トリマーは噛まれる覚悟でやってる」という文章を見て考えさせられました。

仕事として犬に関わるようになって11年になる。でも、流血するほど噛まれたことは無い。噛み付いてくる犬は、ざらにいるし、歯が当たって出血したことはあるけど、深い傷は子供の頃に噛まれた1回だけ。
「犬に関わって仕事をしてる人は、噛まれて一人前」とか言われちゃうと私としては「一生一人前にならなくてもいいわ…」って思う。こう見えても、噛まれる覚悟なんて全然無い(笑)。
噛むかもしれない犬に出くわしたら、噛まれないように神経を使う。といっても、慣れないうちは、もうビビリまくりで、犬の警戒心をあおる一方だったが(笑)。ガラス張りで洒落たペットショップなどの施設は、犬の警戒心をあおる雰囲気があるから、トリマーとしては不利な環境。潰れそうな(?)ささやかな店舗やスタジオで、アットホームな接し方をしたほうが、犬とのコミュニケーションはたやすい。時間に追われるトリミングも社交性の無い犬にはむかない。
犬の仕事をしてる諸先輩方にも2通りの考えがあった。「噛まれるのを怖がってちゃ一人前になれんぞ!」というのと「プロなら噛まれるなんていう恥ずかしい目に会うな!」という意見。どっちもわからなくも無いが、個人的に言えることは「私は噛まれたくないから、それなりに考えてる」ってことだわ…。噛まれるかもしれないとは思うけど、噛まれて当たり前とは全然考えていないよ〜。

今でも、噛みつき犬を相手にする時は緊張します。でも、それなりに演技力(?)が身につきまして、緊張感を犬に悟られないようにしています。それから、時間制限をしません(これは雇われトリマーには無理ですね)。犬によっては、噛まない状態を出来るだけ保つことで、噛む癖をやわらげる効果も得られます。人間側の「噛まれる覚悟」は、犬にとって良い結果をもたらさない場合もあるのではないでしょうか。
2002年01月24日 13時22分46秒


車嫌い
車に乗るのが苦手な犬っていますよね。

ウチのケイ君8歳は、車に乗るのが好き。乗せれば、すっかり落ち着いちゃって、目的地に着くまでくつろいでる。どこに行くかは、さほど気にしてないようなので、30分くらいは寝てる。それを過ぎると「まだ?」って感じで外を眺める。まだだと察すると、さらに30分くらい寝てる。高速道路を使って1時間走ろうが苦にならない。あ、郵便屋さんのバイク音には即行反応するけど…(^^;
これでも最初のうちは外出が苦手だった。公園に行っても尻尾を引きずって、オロオロしながら歩いてた。一度、ウンチ用の手提げバックを落としたら、「びくぅっ!!」って飛び上がっちゃって、情けないな〜と思ってた。車に乗せてもヨダレをたらして泣きそうな顔してた。すっかり慣れた頃、高速道路を走ったら、入ったとたんに落ち着きがなくなって、ウンチもらしたし…(TーT)
それでも犬は慣れるものだ。たいしたもんだと思う。必要とあらば、受け入れるしかないもんね。「ご主人様がこうだから、しかたないさ…」とあきらめてくれるのかもしれない(笑)。どうもありがとう、ケイ君♪

何事も最初は不安です。犬たちだってきっと同じ。だからって、無神経な対応は、かわいそうだけど、飼い主を信じてくれれば、ある程度のことは受け入れてくれるのではないでしょうか。信用される飼い主でありたいですね(^-^)
2002年01月23日 11時27分05秒


三頭三様
今日は、トリミングのお客犬親子の話です。

月に1、2回来るシーズー3頭のお客さんがいる。母犬と娘犬2頭。見た目はそっくりな部分もあり、やることも似てるけど、それぞれ個性がある。
性格は、一番小柄なミルクちゃんが一番キツイ(^^;。 攻撃的というんじゃなくて「私が一番よ!」という我の強さのことね。みんな人懐っこいいい子達で、連れてくると、うちのおじいちゃんにも挨拶せずにはいられない。しかし、ミルクちゃんは、母犬エムちゃんとお姉さん犬シーちゃんが先に撫でてもらうと割り込んでいく。他の2頭は押しのけられる。というより、譲ってくれる。譲らないとガウガウッって脅かしてくるから(笑)。
でも、トリミングが一番楽なのはこのキッツいミルクちゃん。自分の番になるとシーちゃんの影に隠れるんだけど、人間には従順なので嫌われるようなことはしない。「イヤだけど我慢する」といったところかな。母犬のエムちゃんも従順だけど、頑固なところがあって、顔のカットの時、アゴのあたりを持って固定されるのを嫌がる。どうしてもソッポ向きたいらしいので、なかなか正面からチェックできない(--;。一番おっとり温厚なシーちゃんは意外と一番やりにくい。何しろ、トリミング中に寝てしまう…。肥満気味で体が重いのもあるけど、なんというかマイペースを崩さない。こちらのご機嫌を取る気も無い。もう少し、気を使ってくれると助かるんだけどな〜。

トリマーは、時間に追われると個々の犬を見ていられなくなることもあります。それでも、何度も付き合ってると無意識に色んなことに気がついてるんです。「無意識に気がつく」ってヘンな日本語ですね…。意識はしてないんだけど、頭の隅にちゃんとインプットされていってるという感じでしょうか。普通の飼い主さんも同じですよね。気をつけて観察してなくても、案外、自分の犬の個性はわかってるものです。それが家族なんだな、って思います(^‐^)。
2002年01月22日 14時05分23秒


命の管理〜補足〜
前回のコラムで書き切れなかったことや、多少、噛み砕いた内容を補足します。

犬種によって多い遺伝的疾患は、「ブリーディングを間違ったからだ!考えが浅いから犬にとばっちりがいくのだ。」と批判されることもあるが、「奇形だからって安楽死させるなんて身勝手すぎる!」という愛犬家もいる…。
ブリーディングを一度間違ったからって「疾患」は固定されないでしょ?そのあとを続けなければ、好ましくない血筋はそこで止められる。でも、「処分」という確実な方法は、犬に対する「情」があるからこそ出来ない。だから、たとえ非情なブリーダーを取り締まっても奇形遺伝は無くならないと思う。疾患があるからといって処分は出来ない→疾患が遺伝する→疾患を理由に犬を見捨てる飼い主があらわれる→捨てられる犬は無くならない→処分場も無くならない→処分されないように里親を探す→里子に出た犬が子犬を産む…
この悪循環を人道的に止めるにはどうすればいいのかな?「可愛いから子供を残したい」という気持ちをグッと抑えること、あるいはそういう気持ちになっても産めないように処置しておくこと。これなら、私にも出来る。あとは、「見捨てる飼い主」を無くすことかな。彼らと敵対したり、愛犬家魂を強制したりしないで、陽性強化訓練みたいに地道に誘導していく手立ては無いものかしらね。

感情の持ち方は人それぞれだけれど、不幸な犬たちを増やしたくない気持ちは多くの愛犬家にあると思います。自分に出来ることを模索して、それぞれが何か1つ、実践出来たらいいですね(^^)。
2002年01月21日 19時19分37秒


命の管理
「ペットの生涯に責任を持つ」ことはとても大切ですが、その言葉の解釈は人それぞれのようです。

私は「飼い犬の命は飼い主が預かっている」と考えてる。「飼い主が握ってる」とも言える。これは多くの飼い主さんが「当然!」と同意するかもしれないけど、細かな解釈は人によって違うと思う。例をあげてみよう。
あるブリーダーが血統を考慮した上で交配し、子犬が産まれた。中に後肢が奇形の子犬が1頭いた。生きていけないかもしれないが、今は生きてる。飼い主の感情としては見捨てることは出来ない。しばらく育ててみる事にする。足は立たないがそれなりに成長する。心優しい知人がこの子犬を欲しいと言う。マンツーマンで面倒を見てもらうほうが子犬には良いと考え、知人を信じて譲った。実際、とても可愛がってくれる。そのうち、「この犬の子供を残せないか?」と言う相談を受ける。商売なんかする気は無い。本当に可愛くて我が子のようで、奇形の苦労など気にもならない。それどころか、「障害があっても普通に子孫を残してやりたい」と考えるようになったらしい。
これが命を預かる難しさの一つだと思う。冷静に考えれば、危険なことだ。奇形は遺伝の可能性がある。犬は「自分の子を残さなくては!」とはおそらく考えない。でも、飼い主の感情では人間と同じように接してしまう。「家畜」と割り切ることが出来なくなってくる。「命を握っている」と言うことは「命を終わらせる権利と義務を握っている」と言うことじゃないのかな。奇形だからと言って殺すのは、人道的でないかもしれない。しかし、その奇形遺伝を絶やす義務を飼い主が負わないと悪循環が始まる−。

話が難しいでしょうか?目の前で生きてる命を殺すことは、人として、とても苦痛で難しいことですよね。感情に任せて「救いたい!」と思うのが普通でしょう。でも、その命「1つ」を救ったつもりが、知らないところで増えている例も多いのではないでしょうか。もっとストレートに言うならば、「増えてはいけない命は、涙をのんでそこで断ち切るべきである。」と思います。反感を買いそうですが、これも私の犬学です。実践できるかどうかは別として・・・
2002年01月20日 20時26分49秒


寒さに強い?
一般に「犬は、寒さに強い」と言われますよね。これにも個体差があるようです。室内で犬を飼ってる飼い主さんはご存知でしょう。

我が家には、室内犬のケイ&ジェイ、外飼いのエスちゃんがいる。エスちゃんは、冬でも犬小屋の毛布を引っ張り出して床板にじかに寝たり、雪の中も平気で散歩する。寒いのは、さほど気にしないようだ。雪の日、屋内に入りたがるのは、甘えと(ケイ&ジェイに対する)ヤキモチと思われる。
ケイは寒いのが苦手。冷え込む朝には、家族の誰よりも遅くまで布団の上に丸まって寝てる…(^^;。声をかけても、深いため息をついて寝たフリ(?)を決め込む。足が冷たいのか、雪の日などは外にも出たがらない。雪どころか、台所のビニール材の床でさえ、躊躇して最初の一歩踏み出す(笑)。犬のトイレもビニール材の床に設置してあるので、寒い日は我慢してるようにもみえる。ん〜ん、これは、オモラシの原因にもなりかねないので、ちょっと考えなくては…(‐‐;ゞ
ジェイは寒いのはイヤだが、好奇心には勝てないらしい。早朝、おじいちゃんの膝の上で震えてたりするのに、散歩にも出たがる。そして、ジェイは鼻の穴が大きい(笑)。冷気を大量に吸い込んでしまうので、息を吸うたびに震えてる…。それでも誰かが玄関に行くと、我先に出かけようとする。そうかと思うと、点火もしていないヒーターの前に座り込んでる。ついでに黒猫のくろべぇも並んでじっとしてたり…(^^;。ヒーターを点けろと言ってるのか、暖かくなると信じて待ってるのか、暖かいような気分になってるのかは不明。

室内で犬を飼ってると、犬としての野性味はどんどん置き去りにされるような気がします。そして、その分、人間の文明を覚えて活用するようになるのかもしれませんね。これも進化の一種でしょうか…(^^;
2002年01月19日 14時21分15秒


飼い犬の死
先日、知人の犬が亡くなりました。心より哀悼の意を捧げます。

犬の様子がおかしいと気づき、病院に走った。食べた物をもどした。いつもならさほど気にしないが、なんとなく「これは違う」と思ったらしい。診察は簡単で応急処置のような注射を2本打った。帰宅して様子を見守っていたが、一向に良くならない。どんどん心配になる…。
何がどうなったのか、何をどうしていいのかわからないまま、愛犬は息を引き取った。
知人はとても後悔した。「先生を信頼していなかった。それでも次の手を打たなかった。自分は何もしてあげられなかった。だから、あの子は死んじゃった…先生のせいだ。でも、結局は自分のせいだ。」
彼女は、当分、亡き愛犬のことを考える。死に際を思い出しては悔やみ、楽しかった頃を思い出してはさらに悲しくなるだろう。そして、時間が経って、何ヶ月も何年もあとに、なんとか立ち直ってくれると思う。慰めようが無い。そのことは、愛犬を亡くした多くの飼い主が知ってる。
こんなに悲しい別れがあるのかと、死ぬほど悲しくつらい気持ちになる。しかし、人間は案外たくましいものだ。死ぬほどつらくても死なない。もっと強い飼い主になる。まるで生ワクチンの凄まじい副作用と戦って、強力な免疫力を得るようにね。
一度死んでしまったあの子は、生き返らない。だから、二度と苦しむことも無いんだよ。痛い思いもしないし、迷子にもならない。いつかみんなが行くところに「先に行ってる」、そういうことだよ。

愛犬を亡くすことは、子供を亡くすことに近いかもしれません。愛情を注ぐ対象を失うからです。そして、犬の場合は、亡くして初めて飼い主の責任が完了するのだと思います。死因がなんであれ、その「最期の悲しみを味わうことが飼い主の最後の役目」という気がします。
2002年01月18日 15時26分40秒


「保健所」論議
インターネット上で犬の情報を収集する飼い主さんの多くは、「基本的にウチの犬は家族の一員」という感覚ではないでしょうか。私もそうです。客観的に観察するのが好きでも「情」には勝てません(笑)。しかし、世間は広く、いろんな人間がいるものです。

広報にこんな記事が載ってることがある。「飼い犬の糞の始末は飼い主の責任です。放し飼いは他人の迷惑になるのでやめましょう。動物は終生、責任を持って飼いましょう。飼えなくなった犬猫は、捨てたりせず、保健所や保護センターに引き取ってもらいましょう。」 これは、常識的なことで、「本当にその通りよね。」と読んだ人は思うだろう。(「フン。たかが犬コロじゃん。」て思う人もいるかもしれないけどね。)
ところが、愛犬家生活が永くなると、この常識を超越しちゃうことがある。それも危険だ、と私は思う。「保健所や保護センター〜」の部分。これは、「動物を捨てることは、他人の迷惑にもなり悪いことなので、どうしても飼えないのなら、放浪することが無いように施設に連れて行ってください。」ってことだと思う。いろんな情報を入手してきた一部の愛犬家達には、里親を探すだのボランティア団体をあたるだのが常識かもしれないけど、世間では「飼えなくなったら保健所へ」が相変わらず正当な手段の一つなのよ。保健所に犬猫を連れて行くことは、少なくとも罪じゃない。「飼えなくなってしまってどうしよう…」と悩んだリ、思い詰めたりするような飼い主さんは、あまり犬猫事情に詳しくない場合がある。「保健所に連れて行ったら、あなたが殺したも同然よ!」などと他人に責められるいわれは無い。「飼えなくなるなら最初から飼うな!」っていうのは人間の現実を知らなさすぎる。
また、保健所やセンターを必要以上に警戒してる人もいる。放浪犬を見つけたら、まず、センターには知らせてほしい。とっつかまえて殺しにくるわけじゃないから(^^;。連れて行かなくてもいいから、「見かけました」「保護してます」の電話を入れれば、迷子犬の飼い主さんの手がかりになる。もちろん、自分の犬が迷子になったら、2、3日様子を見てじゃなく、すぐ、届けるのオススメ。目撃情報と照合しやすいからね。自分で帰ってきたら、「戻ってきました」って電話すればいいんだから。
それから、処分の仕事をしてる人たちのことも忘れないでほしい。愛犬家の職員さんだってたくさんいる。慣れちゃって平気で処分してるわけじゃない。深く考えていたら、精神が壊れてしまう。割り切らなくては仕事が出来ない。それは、決して冷たいわけじゃないんだよ。彼らを感情論で責めるような愛護団体、私は大嫌い。

日本から、動物の処分場が無くなればいいと思います。でも、動物を飼う人間がいる以上、飼えなくなる動物は必ず出てくるでしょう。何故だと思いますか?
2002年01月17日 15時17分04秒


ジェイの日常
我が家のやんちゃ犬ジェイ君3歳は、先輩ケイがいるせいか、どこか子供っぽいところが目に付きます。彼はほとんどおじいちゃん(父)の付き添いをしてます。お役に立ってるわけでもないから、金魚の糞と言うべきでしょうか(笑)。

朝、おじいちゃんの部屋から、ノコノコと起き出してきて、短い後ろ足を片足ずつ伸ばす。そして、トイレに行って足を上げずにオシッコ。スッキリするとまたおじいちゃんにくっついて歩く。他の家族が起きてくると、挨拶するために一人ずつに律儀に尻尾フリフリ寄っていく。こういうところはマメで可愛げがある。おじいちゃんは食後に外飼いのエスちゃんの散歩に行くが、ジェイは必ず先に玄関に行って待ってる。エスの散歩前に少しだけ外に出してもらう。匂いを嗅ぎ、いつもの雑草に下手なマーキングしてそそくさと帰ってくる。この丈夫な雑草はジェイの屋外トイレらしい。
トリミングのお客犬を連れてくると必ず、ケイより先にチェックしようと寄ってくる。そして、唸る(‐‐;ゞ・・・続いて、私に説教される。「お客さんよ!アンタのご飯を買ってくれるのはこの○○ちゃんだよ!!」って(笑)。ジェイは納得いかない顔して、ケイに唸る。ケイは、こんな「チビ」気にしちゃいないが、争いは好まないので引き下がってくれる。先輩はウツワが違うね〜。
午後、エサの時間になるとケイがそわそわしだす。それを見てジェイもなんとなく期待♪おじいちゃんが食器を持ったら、即行、オスワリ。定位置まで行くとケイとジェイが向かい合うが、ケイは気持ちが高ぶってオスワリが遅い。待ってる間にジェイ君はフセまでしてしまう。言ってないのに…。私はオスワリに戻すけど、おじいちゃんはそのままあげちゃう(笑)。ちなみにジェイのフセは完璧。前肢後肢の脇をきっちり締めてまっすぐなのだ。
ジェイは居間で寝てしまっても、夜中に必ずおじいちゃんの部屋に移動する。ふすまが少し開けてあるので勝手に入っていくのだが、この時「オシッコは?」と声をかけると「ん?する。」って感じでUターンしてちゃんとトイレまで行ってスッキリしてから、ふすまの奥へ消えていく。声をかけてもふすまの向こうへ行ってしまうこともあるのだが、「ほんとにいいの?オシッコない?」と言うと「は〜い。」とすごすごと出てきてトイレに行って、戻ってくる(笑)。「ごはん」と言う言葉は理解してないかもしれないが、「オシッコ」は完璧に理解してるようだ(笑)。

こんな幼児か園児のような犬もいるのです。ジェイがいつになったら、大人になるのか、果たしてそんな時が来るのか、私達家族には想像もつきません(笑)。
2002年01月16日 13時21分43秒


バリカンによる怪我
じっとしてるのが苦手な犬たちは、他人に手足をつかまれて動けないなんて、さぞ気に入らないことでしょう。トリマーが犬たちに嫌われることを私はある程度覚悟しています(笑)。

トリミング中、犬が嫌がるのは、尻尾やお尻を触ることではない。耳掃除でもない。多くの犬が足先、特に前足をつかまれるのを嫌がる。だから、プードルのように足先をバリカンで刈り込むのは、慣れるまでに時間がかかる。刈るトリマーも刈られる犬も・・・。
バリカン(クリッパー)は、替え刃によって刈り込む長さを変える。私は、サマーカットの場合、3mmで胴回りを刈る。「もっと、短く」と言われたら、2mm刃を使う。そして、お腹や肛門周り、足の裏(肉球の隙間)、プードルの顔手足を刈る時は1mm刃を使う。もっと短く、ツルッと刈り込むに0.5mm刃も使っていたが、ここ数年は封印した。バリカン負け(剃刀負けみたいなもの)する犬が多いから。地肌に密着するほど、刃が皮膚を刺激するのは当然。しかも電気バリカンは熱を持つので、長時間使っていると、刃まで熱くなる。それをうっかり忘れると犬はヒリヒリすることになるだろう。新米の頃は、仕上がりに気を取られすぎてそこまで気が回らなかった。練習台になってくれた犬たち、本当にごめんなさい。
足の裏を刈る時は、犬の指を左手で押し広げ、右手でバリカンを操作する。嫌がる犬の足を掴んで指を押し広げるのは気が引けるが、慣れないうちこそ、しっかり広げないと水かき部分をバリカンの刃で傷つけてしまう。最初は、結構、時間がかかる。いや、すごく時間がかかった、私は(笑)。新米トリマーさん達も時間のほうををあきらめて、怪我させないことを取って欲しい。怪我をさせなければ、犬だって嫌がらなくなる。それを何年もやってれば「速くて丁寧なトリマーさん」になれるかもしれない。時間だけを優先してたら「速いだけのトリマーさん」になっちゃうかもしれない。

私は何度も言うようにトリミング技術は中ランク以下です。こんな私でも忘れちゃいけないと思ってるのが「犬と飼い主さんの気持ち」です。「痛い、怖い」は犬だっていやでしょう。飼い主さんも愛犬にそんな思いはさせたくないはずです。私もケイやジェイにそんな思いはさせたくありません。犬に関わる皆さん、カリカリして忘れそうな時もありますが(笑)、ちゃんと思い出しましょうね。
それから、飼い主さんたちも「トリマーだって最初は素人」ということを知ってくださいね。新米トリマーにあたったら、苦情を言いつつ、育ててやって下さいm(_ _)m。

もちろん、苦情を受け付けないようなトリマーさんは見切ってもいいと思いますが。
2002年01月15日 14時26分36秒


猫の気苦労?
猫たちは、同居犬たちをどう思ってるんでしょうね。犬に対する猫の気持ちについて考えました。

なぜか我が家では、猫を拾うと数日後に犬を迎えることになる。と言っても3度だけか(笑)。そのうち二度の猫はメスで、彼女たちはともに心配性だった。警戒心が強いというのかな。
昔いたブチ猫と先々代犬くらいのチロちゃんの相性は、なかなか良かった。その頃、お向かいにケンちゃんという脱走常習の柴犬がいた。ある時、ウチのチロちゃんを連れて外に出たら、脱走していたケンちゃんが尻尾フリフリ寄ってきた。仲良しだったから、挨拶に来たんだろう。チロちゃんも「あら、ケンちゃん♪」って近づこうとした…と、その時、どこからともなくブチ猫姉さんが飛び出してきて、ケンちゃんの前に立ちはだかった!「フゥーウーッ!!!」って膨張(毛を逆立てて)して、背中と尻尾を突き上げて威嚇。真剣そのもの。ケンちゃんは、タジタジで帰っていった。私とチロちゃんはあっけにとられていた(笑)。
今いる三毛猫ミケとケイも同じような関係で、ミケはお姉さん気取りである。ケイを連れて道路に出ると、ミケはついてきてしまう。道路沿いの民家の塀の上や庭の中を通って、追ってくるのだ。しかも、ギャーギャー騒ぎながら…(‐‐;。一緒に散歩したいわけではないらしい。どうもケイが心配なのだ。何故って、道路なんて歩いてるからだよ。もちろん歩道だけど、猫のミケにとって道路を悠々と歩き回るなんざ正気の沙汰ではない。「そんなほうに行っちゃダメ!そんなところ歩いたら車に轢かれる!ほら、こうやって塀の上や庭を通って散歩しなくちゃ!」と言ってるように私には聞こえるのだが…(笑)。ミケが出てきたら、ケイの散歩は早々に終わらされることになるから、最近は車で公園まで出るようになった。

どうもメス猫は母性が強いようです。普段、全く無視しているようだけど、実はそっと見守ってるのかな、と思わせることがよくあります。単に気まぐれで心配性で口うるさい性格なだけかもしれませんけどね(^^;ゞ
2002年01月14日 10時01分36秒


犬に依存する犬
飼い主さんなら、「犬は人間の言葉をよく理解する」ということをご存知だと思います。外国で暮らす人が、その国の言葉を覚えてしまうのと同じ事ですよね。

我が家の年長犬ケイは、「そんなに気を使わなくてもいいから!」って言いたいくらい、よく人のことを見てる。何気なく喋る言葉もチェックされてるから、彼が言葉を話せなくて幸い。誰かに告げ口でもされそうだから(笑)。
ケイが一番好きな言葉は、「ごはん」会話の中で「ご飯」という言葉が出ると聞き耳を立てる。もう一度聞こえると、寄ってくる。無視してても、こちらの目を見てるのがわかる。目を合わせると「何?“ごはん”て言った?もう一度言ってみて!」という視線で訴える。「ご飯って言ったんだよ。」っていうと、さらに緊張して目が輝いて「ご飯って、“ごはん”だよね?」と訴える。こちらが「ごはん?」って語尾を上げると「わー♪ごはんの時間かな〜♪」というようにテーブル周りを一回りして、もう一度目を合わせる。「ごはん、食べる?」というと、これで彼の中では確定らしい。「ワーイ!ごはんだ、ごはんだー♪」とダッシュに入るのだ。
ところが、やんちゃ坊のジェイは、どうも理解していない。いつもケイが走り出したり人に寄って来たりするのを見てから「何、何?なんかもらえるの?」って割り込んでくる。ジェイに「ごはん」っていうと、ジェイはケイのほうを見る。「今、何て言った?」って通訳にでも聞く感じ。なんとなく解るんだけど自信が無いらしい。常にケイと人を交互に観察してる。ケイが走り出すか、人が食器を手にすると「あ、やっぱり“ごはん”か♪」とようやく納得して、フードケースの前に行ってオスワリする(笑)。

外国人スポーツ選手なども、通訳に依存してしまうと言葉の壁が越えられないようですから、ジェイもその口かもしれません。その点、ケイは見事なバイリンガル・ドッグだと言えますね(^^)v。親バカでしょうか…。
2002年01月13日 21時22分39秒


犬の表現力
発情期にみられる行動が「問題行動」の一つとして話題になることがあります。どれもはっきりとした原因は謎のような気がします。

避妊手術済みのメス犬にオス犬がマウンティングしようとする場合、人間の理屈では説明がつかなくて「なんとなくこんな意味合いじゃないかな〜」くらいしか判らない。発情によるものなら、オスは半径数キロ圏内のメスの発情臭に刺激されると思うので、たまたま目の前にいたメスに行動を起こしたとも考えられる(避妊手術によって排卵が無くなっても、発情期のような状態になるケースもあるので、それは獣医さんに聞いてみて)。年中、いつでも構わずだったら「なんとかお友達になりたい!」っていう気持ちの表れかもしれない(笑)。犬同士の相性ってシーズンや性別に関係無いようで、気に入っちゃったらとりあえず気を引こうとするみたいだし(^^;。
ウチのケイ君は、お客犬の中でも好みのタイプがあるようで、メスでもオスでも気に入ると近づいて「クゥン♪」って鼻をならす。そして、後肢で床を蹴りっ蹴りってして、やり場の無い喜び(?)を表現してるようなところがある。私はこれを「ケイのアイドリング」と呼ぶ(笑)。相手も興味持って尻尾でも振ってくれた日には「ワン♪」て一声鳴いて嬉しさののあまりそこらじゅうダッシュ(笑)。エンジン全開。たとえ「ウゥ…」って唸られても好きな子なら猛ダッシュ。ちょっと、情けない…。
犬たちにもいろんな好意的な感情があるんだろうけど、犬の表現方法って少ないでしょ?彼らの中ではなんとか気を引こうとして思いついたのが「マウンティング」だったり、「猛ダッシュ」だったり、「お尻からアタック」だったりするのかもよ(^^)。

発情中のオス犬のストレスは見ていて気の毒なことがあります。ただ、発情期の行動は「当たり前の行動」で、それを周囲の人間が苦痛に感じたり問題が起こったりしたら、その時点でようやく「問題行動」になるんですよね。苦情も問題も無ければ、飼い主さんの考え次第ですし、たぶん、日本のほとんどの飼い主さんは犬のストレスや社会的立場は気にしてないと思います。近年、急激に愛犬家思想だけが進化してきた観があるので、意識に差があるのも当然のことですね。
2002年01月12日 12時35分05秒


素朴な疑問…犬の虫歯
「犬の歯は人間と違って虫歯にならない」というのは、どういうことなんでしょうか?

子供の頃は「犬は虫歯が無くていいなぁ。」なんて思ってたけど、TV番組の中で「犬の歯の治療」の様子をやってて、「ああ、犬も人間にいろんな物をもらうようになったから、虫歯になるんだ…」と発見した。「歯の治療=虫歯の治療」という思い込みもあったし(笑)。それでも、自分の周りでは、虫歯の犬を見たことがなかったので、「人間とは作りが違うから、よほどじゃないとならないんだろう。」くらいに思ってた。
ところが、3、4年前に知人が1歳未満の小型犬の歯石がひどかったので獣医さんに除去してもらったら、虫歯(らしき状態)になってた。私もチラッと見せてもらったけど、根元のほうが小さく虫食い状態(?)になってて、「あら、可哀想にねぇ。」なんて話した記憶がある。
ところがところが!最近、あちこちで犬の虫歯の話題を読んだり聞いたりして、「犬に虫歯は無い」「虫歯にならないらしい」「歯周病になるけど虫歯は無い」と言っている…(++; 私が見たあの歯は、いったい…?ひょっとして、マボロシ!?犬の口に顔近づけてまじまじと観察したわけじゃないけど、普通の歯じゃなかったけどな〜。「虫歯にならない説」を知ってれば、もっとじっくり観察したのに(笑)。
「虫歯」って酸か何かで歯が溶けて穴があいたりするんだよね?じゃあ、犬の歯は溶けないのかな?それとも、10年や20年では溶けないってことかな?理論上、溶ける理由が無いってことなのかな?人間でも「ミュータンス菌」(だったかしら?)が口腔内に存在しなければ、歯磨きしなくても虫歯にならないらしいけど、犬にはそれっぽい菌を殺菌する秘密でもあるのかな?

以前、BBSで問題の虫歯犬の話をしてたんですけど、とても無責任なこと言ってしまったかもしれません<(_ _)>。「見たから間違いない」なんて思ってたんですけど、今度、その犬に会ったら、自分で口を開けてじっくり観察してみることにしますね。この目でもう一度確かめて報告いたします(笑)。飼い主さんに失礼かしら…。

しかし、ウチの父には「犬は虫歯にならない説」は永遠に内緒にしといたほうが都合が良いです(^^)
2002年01月11日 15時09分47秒


原点って何だろう
近頃は、犬を飼う人の多くが「しつけを入れなくては」と考えているようですね。マナー向上は、犬たちにとっても社会的地位を認めてもらえる目安になります。嬉しいことです。

ずーっと前のことだけど、訓練士さんのところで簡単な訓練を勉強させてもらった。まあ、家庭犬を訓練所に預けると一通り入れてもらえる基本訓練。スワレ、ツケ、マテ、コイ、モッテコイ、トベ、ハウス…科目はいくつかあるけど、コツさえつかめばある程度覚えさせること出来る。ただ、確実にするのには日数がかかる。
ある時、他人様の犬を預託訓練させてもらった。ホントに基本訓練だけ。数ヵ月後、その犬に仕込んだ科目を飼い主さんに説明した。私が入れた訓練は言ってみれば「一夜漬け」であって、日常甘やかしていけば簡単に忘れる。家庭に帰ってからの飼い主さんが接し方が言ってみれば「仕上げ」になる。そういう気持ちを込めて、「こんな時はこうして下さい。」「こうなったら、こうやってやめさせて。」「これを許すと癖になりますから。」などなど、自分でも伝わるかな〜と不安に思いながらも力説した。最後に「何か、判らない点があったら言ってください。」と問いかけたら、飼い主さんは遠慮がちに言った。「あのぉ、、、遊んじゃいけないんでしょうか?」 ・・・。
そうよねぇー!!って思わず、相槌打ちたくなった(^^;。そうなのよ。しつけって大事。せっかく教えたこと、忘れちゃもったいないし。でも、気をつけてばっかりで、あれもダメこれもダメ。じゃあ、いつ遊んだらいいの?どうやって遊んだらいいの?それを教えてもらわなきゃ、犬を飼う楽しみが無いじゃない!!って言いたかったんだろうな、あの飼い主さん…。私もそう思うよ。

tたいした出来事じゃないんですが、強く印象に残っています。訓練を入れることは覚えても、飼い主さんや家族としての犬たちに必要なことを忘れていました。この飼い主さんが専門家(実はアマチュア^^;)のもっともらしい説明に流されること無く、率直な疑問を投げかけてくれて本当に良かったと思います。お名前も忘れちゃったけど、その節はありがとうございましたm(_ _)m。
2002年01月10日 10時10分01秒


去勢手術のメリット
これについては、おそらく永遠に討論が繰り広げられるでしょう…(笑)。私が見てきた例から、感じたことをお話しします。(前に書いた話もあるかもしれないけど)

「去勢」すれば、繁殖しない。これは、誰にも否定できない唯一の結果よね。もともと、日本の捨て犬が多いのは「去勢・避妊手術をしないで屋外で飼っていたから」じゃないかな。「知らない間に身ごもってて産まれちゃったけど、こんなに飼えないわ」って捨てられる。誰かに貰ってもらったとしても、その新しい家庭で同じ事が起きるから、捨て犬は永遠に無くならない。だから、「去勢手術」の効果の1つは「飼えない犬が減ること」だと思う。
次に言えるのが「病気予防」。犬も高齢化で発ガン年齢までざらに生きられる昨今。摘出された部分には発病しないのだから、「予防」といえば「予防」だ。
でも、今回話したいのは、「問題行動の改善・減少」について。性欲が減退するのは医学上、間違いないから、繁殖期の徘徊や喧嘩は「0」ではないにしても減ると思う。これは、しつける上で実にありがたい。「しつける上で」。…ココんとこ、注意ね。去勢術で問題行動が消えるわけじゃないってこと(・o・)b。警戒心・虚栄心による攻撃性が極端なオス犬は、まず、去勢してハード面をリニューアルする。そして、ソフト面を飼い主が改造していく。これは、結構重要なことで、私が出会ったオス犬たちは軽減・改善された例が圧倒的に多い。失敗例は、大変失礼だけど、飼い主の考え方や環境が変えられなかったことに原因があったと感じる。受け付けてくれない飼い主もいるから仕方ない。問題行動を許せる飼い主というのは、結局、治らなくてもそれなりに可愛がってくれるので、こちらの意見を無理やり押しつける必要は無いしね(^^;。
ハード面と言ってもホルモンなどの身体的なことだけじゃなく、犬の心理にも注目したい。「手術」という壁を越えた犬は、「病院は孤独だし痛いし、なんか変な感じだし」という感覚を味わうはず。この「ちょっと淋しくて不安な気持ち」を利用しない手は無い。もちろん、傷の回復は見守ることが最優先だけど、「あァ、痛かったのね〜!ごめんね、お母さんがいけないのね。」というよりは、「痛いの?もう大丈夫!お母さんの言うこと聞いてればちゃ〜んと治るからね!」ってな具合に、ここぞとばかりに飼い主の立場を持ち上げておくのがオススメ♪

犬と飼い主の立場を決めるのは、いつだって飼い主だと思います。あらゆることは、キッカケに過ぎません。でも、些細なキッカケを上手く利用するのは、犬ではなく、飼い主であって欲しいですね(^^)。
2002年01月09日 17時03分41秒


素朴な疑問…危険食品
犬を購入する時、譲り受ける時、親切な売り手は「犬に食べさせてはいけない食品」について説明してくれます。犬の飼育セミナーなどでも聞くことがあります。

辛い物、刺激物は胃に良くないというのは、漠然と理解できる。それ以外にも特定の食品が犬にとって毒性があったり、危険であると言われる。
危険食品として一昔前から、よくあげられるのが「たまねぎ」。中毒症状で血尿が出るとか。そして、いつからか広まってきた「チョコレート中毒」。毒じゃないけど、事故の危険がある「鶏の骨」。他に生卵、生魚、大豆…とにかく、結構あるらしい。全部把握してる飼い主さんは素晴らしい!私は、そういう常識らしいことをほとんど知らないのだ(笑)。ウチの犬たちがチョコレートやたまねぎにあたっていないのは幸運だわ…。
でも、危険食品の話題でいつも思うんだけど、どのくらいの確率でどのくらいの量でどの程度の症状が何分後に出るのかな?一般書では、食べさせてはいけない物の欄に羅列してあって、「なんという成分がどんな症状を引き起こす」くらいは書いてある。飼育説明で話されることもある。で、たいていは「全部の犬じゃないけどね。」みたいにくくられる。じゃあいったい、日本の蓄犬数に対して何%くらいあたっちゃうのかな…。
胃腸を傷つけると心配される「鶏の骨(手羽・腿)」は、子供の頃、よく犬にやっていた。彼らはパキパキと割れる音はたてなかった。ポリポリとかムシャムシャとかカリカリとか予想以上に柔らかい音がする。私が堅焼きビスケットでも食べるような音。「犬の歯(と顎)ってすごいなぁ。」と感心したものだ。でも、ある獣医さんが「年に1頭くらい骨や串が内部で刺さって開腹するかな」と言ってたから刺さることもあるんだね。これが与えたんじゃなくて、盗み食いだったらどんな状況かな、と考えた。犬がコソッと骨をくわえる、飼い主が発見して取り上げようとする、犬は慌ててバキッと噛んで飲み込む(危険度+1)、飼い主が吐かせようと犬をさわる(危険度+2)、小型犬なら抱き上げて(危険度+3)病院へ駆けつける。用心するのが良いのか悪いのか判らない…(‐‐;

おそらく、実験や研究結果に基づいて「危険食品」が特定されているのでしょう。しかし、何をどこまで把握して、どこまで用心して暮らせば、犬と飼い主は楽しく過ごせるのでしょうか。
2002年01月08日 18時30分35秒


患者として
獣医さんは、動物の「医師」です。「医師」は大学を出て、国家資格をとって有償で医療行為をおこなうものです。

ペットの飼い主として動物病院でお世話になることは、私達が病院にかかることと同じはず。医療保険が適用されないのは痛いけれど、医療の専門家として信頼できるはずだし、そういう職業であることを私達飼い主は承知してる。
なのに、なぜ、多くの人がそれ以上の善意を要求したり、アテにしたりするのかな?「動物」関係者は、愛護精神でもって万人に奉仕する義務があるの?人間として、社会の一員として、動物病院を開業して生計を立ててるのに?もちろん、獣医自らすすんで愛護活動をする人もいる。宣伝をかねてボランティア活動に参加する獣医師もいるだろう。だけど、患者側が獣医師の良心に付け込んだり、アテにしていいのかな?
以前、ある女性が野良猫を拾って、知り合いの獣医に頼み込んで預かってもらったという話を聞いた。持ち込んだのは小学生の子供を持つ母親。れっきとした大人、社会人である。しかも、その後、獣医が張り紙をして里親募集をし、患者さんに貰ってもらったりと尽力されたにもかかわらず、料金を払うこともなかったらしい。「おいおい!」と突っ込みを入れたくなるとはこういうことだ。さらに、その女性の犬は、よその病院にかかっていたりする…。「持ちつ持たれつ」とか「お互い様」の精神すら無いのかしら。自分が病気になった時、病院で診察代を踏み倒したり出来るのかしら…(‐‐;

愛護の精神は人間の情緒に必要かもしれません。でも、私達は人間社会に暮らしていることを忘れてはいけないと思います。ボランティア活動は当人の自由ですが、他人をアテにしなければ出来ないようなことに手を出すべきではない、と社会人なら悟るべきではないでしょうか?「なぜ、この子を拾ってあげないの?」と他人を責める権利は誰にも無いのですからね。それでも「自分がこの気の毒な犬猫を救ってやらなければ!」とお考えなら、自分の犬猫として保護し、養ってあげるのが他人に迷惑をかけない活動だと私は思いますよ。
2002年01月07日 10時54分06秒


雪と犬
歌の文句にもありますが、雪が積もると「犬は喜ぶ」ものだと子供の頃は思ってました。

私の犬観では、「犬は犬の性質を持った動物」という事実が重要だと思っている。けど、「犬にも個性がある」という事実も忘れちゃいけない。犬族の性質に加えて、親犬からの遺伝、育った環境も犬の感性に大きく作用してる。
我が家のケイは雨も雪も嫌い。ついでに「暑い日」も嫌い。フィールドを駆け回る犬種でもなく、室内でのほほんと暮らしてるから、その気持ちもなんとなく分かる。お散歩はそれなりに好きで、「お散歩行く?」というとはしゃいじゃって、いそいそと玄関に行く。で、ドアを開けて雪が積もってるのを見ると、「え゛?」って顔(?)して動きが止まる(笑)。ちょっと困って、それから、申し訳なさそうに私の顔を見て尾を振り、遊びを誘うような構えを見せて奥へ走って戻るのだ…(^^;。たぶん、「散歩の話は聞かなかったことにしヨ…。さあ、お母さん、おもちゃで遊ぼうぜ!」って感じだと思う。ジェイの場合は、雨も雪も関係無いようだ。リードをつければ、トコトコ出て行く。ただ、雪が積もってるとこが歩きにくいという感覚はあるようで、車のわだちや人が歩いて踏み固められたところを辿って歩いてる。前を歩かせるとわだちの途切れたところで立ち尽くすのがまた面白い(笑)。これがケイなら、おそらくUターンする。しかし、ジェイは思い切りが良いというのか、腹を決めて「エイッ!」って積雪に立ち向かって、ズボズボとハマッていく。カットしてあるとはいえ、後の始末が大変だ…(‐‐;ゞ
外飼いのエスちゃんは雨は嫌いだけど、雪は大好き。でも、屋根から雪が落ちる音は大っ嫌いらしく「ヒ〜!」って情けない声を出す。これがどうも甘えの手段(演技?)かもしれないので、今、客観的に観察中。なかなか非情な飼い主でごめんね、エス。

犬も三者三様ですね。それぞれがいちいち違うのです。一つの事柄に対する感性が違うので、同じようには対応できません。しかし、個々を考えすぎると、今度は全体を見渡せなくなります。当たり前のことを難しくしてしまったりしますよね。人間の感性もなかなか厄介なものです…。
2002年01月06日 13時53分40秒


スタート その4〜しつける〜
今回は、「しつけの具体的な話」をします。もちろん、私なりの犬学に沿ったものなので良し悪しは別問題と思ってください。

Q.今日、子犬を家に迎えた。さて、しつけは、いつ何から始めればいい?
A.まず、犬に伝えてあげたい事は、3つ。
 1.あなたの家族が信頼できる人たちで、あなたの家が安心して休める場所であること。
 2.「名前」と「オイデ〜♪」が聞こえたら、エサがもらえること。
 3.トイレはどこでもいいわけじゃないこと。
実は、この3つはヨチヨチ歩きの赤ちゃんの時から、それとなく伝えていくことが出来る。注意すべきは、「教える」と言うより「管理を徹底して習慣づける」という点。だから、あえて「伝えていく」と表現した。完成するのは、もう少し後になるかもしれないけど、「伝える努力」を気長に続けるとしっかり報われる。赤ちゃんを叱る必要は皆無。赤ちゃんは失敗はしない。知らないだけ。この時期のしつけで失敗するのは飼い主のほうなので、それを忘れないように。
エサの食器を子犬の口元に持っていって、「○○(名前)、オイデ〜♪」と言いながら、所定の位置まで誘導すると十中八九ついてくる。それからエサをあげれば刷り込み式にオイデの癖がつく。トイレを覚えにくいのは、狭すぎる寝床にいつまでも入れておくなど、「オモラシの機会」を与えるから。子犬は狭い寝床から起き出し、数歩離れたところに用をたす。だから、それだけのスペースは用意してあげないとね。出来れば、モヨオす時間を把握して屋外またはトイレサークルに連れて行く。人によっては「用をたしたら、大げさに誉める」というけれど、私は特に誉めない。何事も無かったように気分良く遊んでやるだけ。

子犬を迎えた家族が「さあ、しつけなくては!」と力んだからといって効果が上がるものでもないようです。「仕事柄、慣れてるから、そんなことが言えるのよ!」と言われるかもしれませんね(^^;ゞ。私は知識が無いまま、身を持って勉強(?)したのですが、それがかえって良かったと思っています。目の前にいる個々の子犬そのものを見て接し方を考えてましたから。皆さんも世の中に溢れている情報より「目の前で生きている犬たち」を見て考えて、飼い主として鍛えられてくださいねo(^-^)o。
2002年01月05日 19時29分11秒


スタート その3〜商売を始める〜
前回に続き、トリマー職の話ですが、今日は趣味・興味だけではすまされない『商売』としての話。

トリマーや訓練士を夢見る人はざらにいる。実際に学校に通ったり、住み込みで見習などして勉強をする人たちも結構いる。「事務職や店員なんてやりがいが無い。犬が大好きだから、犬に接する仕事をしたいんです!」という若い方々は珍しくない。でもね、犬関係の仕事って、犬がお客さんって訳でもないんだよ・・・。
『仕事』というのは、お金を頂いて成り立つのよね。お金を払ってくださるのは、いつだって人間。このことは、事務職でも店員でもトリマーでも訓練士でも同じなのに、勘違いしてるような人が時々いる。
私は、事務職、接客業を経てから、犬の世界に入ったけど、「なんて無愛想な世界なんだ…」というのが最初の印象。特に見習い訓練士さんとか若いトリマーさんは挨拶すら、気軽にかわせない。はにかんでいる人が多いけど、仕事をするつもりなら、それでは済まされないんじゃないかなァ。犬に関する知識があって、扱い方を覚えても、人間と落ち着いて話が出来なければ独立は難しい。
「犬の仕事をしたいから、会社勤めはしたくない」とか「バイトするならペットショップがいい!」という考えの学生さんもいる。気持ちはわかるけど、会社勤めも喫茶店のバイトもいろんな社会勉強が出来るんだよ。犬ばかり見てたら、犬を飼ってる人間たちのことがわからなくなるよ。犬の心配ばかりして、人の気持ちを無視してる人って多い。商売は仕事。愛護のボランティア活動じゃないからね。

どんな商売をしても、クレームがつくことはあるし、人間だから失敗もしますよね。そんな時にお客様にどう対応するかがとても重要になります。犬の世界しか知らない人間には、そんなお客様の気持ちを理解するのも難しかったりします。商売はお客様同士のつながりで成り立つ部分もありますから、一人一人に気を使います。私自身、「物事を丸く治める難しさ」を痛感してます(‐‐;ゞ。これから、トリマー・訓練士を目指す皆さんも専門学校に通う時点から「自分は商売を始めるのだ。」と認識して取りかかったほうがいいですよ(^^)。
2002年01月04日 12時59分29秒


スタート その2〜トリマー〜
私にとってトリマーの仕事は、「犬のことを知りたい」という気持ちと「仕事をしなくちゃいけない」という世間の常識を合わせた結果です。今日は、これからトリマーを始めようとする人たちに向けて書きます。

「犬が好きじゃなくちゃ出来ない仕事だよね。」ってよく言われる。「好きなだけじゃ続かないけどね。」と私は答える。どんな仕事でもそうだろうけど、「これだからやりがいがあるのよ!」って充実感を味わえる出来事は、毎日あるわけじゃない。ほとんどは単調で根気がいる。いつまで続けなくちゃいけないんだろう、って思うことのほうが多いかもしれない。
始めたばかりの頃は、発見が多くて楽しい。犬が好きで知りたいと思って勉強するのだから、新しいことを覚えていくのがとても嬉しい。今まで自分の犬しか知らなかったのに、学校の犬やお客さんの犬と接するとその数だけなんらかの発見がある。自分なりの哲学も出来てくる。私は、ブリーダーさんの所で研修させてもらってから、トリミングの学校に通った。だから、犬に関してはスタート地点が他の生徒さんより少し前にあった。今思うと、それは障害でもあったかもしれない。「自分のほうが知ってる」という気持ちは「純粋に吸収する力」の邪魔になる。2〜3年の間に知ることと言えば、犬の世界のほんの一角。自分が知らなかった世界を垣間見て、分かったような気になっていただけだった。犬の世界で長い人たちは、30年40年と犬を見てる。(もちろん年月だけ長い人もいるだろうけどね(^^;。)
犬のどういう分野にいるかは、人それぞれだけれど、最初の2〜3年は趣味の範囲の知識だと思っていたほうがいいかもしれない。

犬の仕事といってもいろいろあります。ペットトリマー、ショーグルーマー、ブリーダー、訓練士、それらのインストラクター(指導者)など。全部を一度に勉強する人もいれば、一分野を追及していく人もいる。これから、犬に関わっていこうとする若い方々が自分の良心をしっかり持って、永く犬たちと付き合ってくださったらいいな、と思います。自分の知ってることはほんの一部だということも忘れないで…。っていっても、まだ理解してもらえないとは思いますけどね。いろんな体験をして失敗もして鍛えられていくんですもんね(^^)。
2002年01月03日 15時25分15秒


スタート その1〜犬を飼う〜
新年にちなんで「新しいことの始まり」シリーズを書きます。今日は「犬を飼い始めること」について。

犬を飼うキッカケ、理由の一つに「子供が飼いたがる」と言うのがある。これは、購入に限らず、「貰った」「拾った」と言うのも含む。
親の立場でまず考えるのは、「どうせ面倒見れないんだからやめて。」「もう少し、しっかり世話ができる年齢になってからね。」などの否定意見か、「情操教育にいいみたいだから、考えてみよう。」「子供の責任感を養えるかもしれない。」という肯定意見じゃないかな。どちらも世間一般でありうるでしょ。
この場合、注目すべきは「親自身」だと私は思ってる。子供の意見は一つのキッカケに過ぎない。小学生だろうが高校生だろうが、親に最終責任がある…と思う。もし、親自身が飼いたくないなら、「あなたがどうしても飼いたいなら、自分で働いて面倒みられるようになってからにしてね。お母さんは、今、この家で飼いたくないのよ。」と言ってもかまわないんじゃないかな。逆に親も飼いたいなら、「子供」はあまり関係無い。上手くいけば、子供達が世話をしてくれるかもしれないけど、心の中では「自分の犬」として責任持って迎えるべきだと思う。
「情操教育のために動物を飼う」とかいう考え方は意外と奥が深い。生き物を生かしつづけることは、実はそれなりになんとか出来るものだ。でも、「情操教育」だろうが「英才教育」だろうが、子供の「教育の成功」は親の気配りと遺伝子に左右されるような気がする。人間を見てて思うのは、「親が動物に無関心・敬遠がちだとその子供も無関心・敬遠がちな例が多い。」ということ。アレは何なんだろう?日々の暮らしで一番多く接する親に似てくるのか、「無関心遺伝子」を受け継いでるのか…。
たしかに犬と接することで得るものは多いと思う。飼っていない子供より、感性が多少豊かになる例もあるかもしれない。でも、それは親・家族・環境の影響もあると思う。

親や家系が犬に無関心で得るものも無いのなら、その子供たちに犬だけをあてがっても得るものは無いかもしれません。場合によっては悪影響にもなりかねません。それでも「情操教育」のために犬を飼いたいなら、犬と子供を仲介してくれる人や物、子供が「犬を愛しい」と感じられるキッカケを用意してあげるべきではないでしょうか。「犬をかわいがること」と「気持ちが通じて犬を思いやること」はちょっと違いますよね。本当は親御さんがその感覚を知ってから、犬を飼ってほしいな、と思います。
2002年01月02日 09時42分22秒


あけましておめでとうございます
いつも来てくださる皆さん、たまたま通りかかった皆さん、本年もよろしくお願い致します。

今日は、元旦。それぞれにかわいい家族達とお過ごしでしょう。お留守番の子もいるかな。
「私も今日は犬たちを連れて、近くの公園の高台まで日の出を見に行きました。この寒い中、見物人がたくさんいましたが、ケイは慣れたものです。ジェイはオロオロしてましたが…(笑)。何はともあれ、この子達の新たな一年が明るいものであることを願って来ました。」
と書く予定でしたが、あいにくの曇り空で太陽が出て来そうに無かったので家にいました…。9時過ぎにようやくうっすらと初日が見えてきたので外に出て拝んどきました(笑)。今、ちょっと雲が切れてきたかな〜って感じです。公園へは、このあと初散歩に行ってきます。
今日一日、家族でのんびりまったり過ごしたいと思いますので、パソコンはこれで閉じておきましょう。

犬も猫も人もその他もろもろも、穏やかにお正月を過ごされますように。そして、実りある一年となりますように。
2002年01月01日 10時37分50秒


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