livlvといぬたち
こちらは、「livlivの犬コラム」2002年4〜7月分です。

お兄ちゃん気分?
我が家のジェイ君は、子犬が好きです。

わがままで小心者のジェイ君は、よその人が嫌いで、よその犬も嫌いらしい。散歩で会う人にも近づかないし、たいていのお客犬を睨む・・・看板犬にはなれそうにない。
そんなジェイ君がなぜか子供や子犬には優しい。見守るような態度でついてまわる。幼い姪や甥に対して、歯向かうことはないし、同じ年頃なら初対面の子供でも、慎重ではあるが近づいて、ついには尻尾を振って歓迎する。その親御さんには唸ったりするんだけど(笑)
以前、里子に出す子犬を一晩預かったことがある。生後70日くらいの中型の雑種で、サイズはすでにジェイくらいあった。それでも「子犬は子犬」と判別するらしく、最初はじゃれられて困っていたけど、決して怒らないで耐えていた。慣れたら、寝ている子犬のそばに寄り添って自分も眠っていた。子犬が起きると付いて歩き、見張っているみたい。そして「遊んでやるよ!」みたな感じで子犬の肩をつついたり、暴走してみせたり(笑)。翌日、子犬が連れて行かれる時は、玄関の柵にしがみついて見送っていた。里親さんには遠慮なく吠えたけど・・・(^^;
このお兄ちゃんぶりは子猫に対しても同じだし、うさぎを預かった時も同じだった。うさぎにとっては、迷惑きわまりないが、ジェイは黙ってゲージに寄り添っていた。
先日も子犬のシャンプーが1件あって、作業中、トリミングテーブルの上の子犬をじっと見守っていた。元気な子犬だったので、排尿がてら少し部屋で放してやったら、案の定、ジェイは黙ってついてまわる。自分からじゃれることはできないが、ほうっておくこともできないらしい(笑)。

こういう行動は、独占欲や優越感、あるいは余裕の一種なんでしょうか。見ていると、どうも、小さな者が心配で、そして可愛くてしょうがない、といった行動に思えます。実際、ジェイは妹犬たちに頭が上がらず、おじいちゃんの膝の上を独占されても、唸られても黙って引き下がっています・・・(^ー^)
2002年07月24日 21時08分22秒



変な名前
よその掲示板で読んでちょっとビックリした話です(笑)。読まれた方も多いと思いますけど。

「飼い犬に“イヌ”という名前を付けた人がいた。こんな名前でもワンちゃんと飼い主が幸せなら、それでいいのかな…」という投稿を読んだ。それについてた返信文は、「あなたが気にすることではないよ。」「私にはただの笑い話ですけど。」というようなものが多かった。記事の投稿者はこの“イヌ”という名の犬に同情し感傷的になったらしい。私も返信文のように笑い話だと思った。単純にユニークな飼い主さんだな〜と思った。
先日聞いた話だけど、友人の親戚の犬はナナちゃんというらしい。その名前の由来は「7万円の犬だったから。」…私は大笑いした。友人と「じゃあ、8万円だったらハチ?9万円だったらキューちゃんかな?」と笑って話してた。
昔、お世話になった知人の猫は「ロク」といった。「ろくでなしだから、ロク。」と言ってたけど、とても可愛がられていた。「ヒゲ」という名の猫もいた。
変な名前を聞いて笑ったことはあるけど、同情したことは一度も無い。今のところ、同情するほど不吉な名前は聞いた事ないし。変った名前って覚えやすいし、それで話題にされる犬猫って結構幸せなんじゃないかと思う。
たとえば、名前が無く「おまえ」と呼ばれる犬でも、接する人の愛情は伝わるし。

犬猫の話を聞いていて、時々、妙なところで「可哀相に…」という人がいます。人間っていろんなところで『感傷的』になるんですね。かく言う私も10年前はもっと繊細で、いろんなことに感傷的になっていましたが、徐々に図太くなってきたようです…( ̄ー ̄)v

「白い犬とワルツを」という小説がありますね。あの白い犬には名前が無かったですよね、たしか。
2002年07月03日 20時43分21秒


犬質を守る!
純粋犬種の質を下げないためにはどうすべきか、livliv的意見を書きます。(言っておきますが、私はブリーダーではありませんよ。)

「ブリーダーは、純粋種の犬質を上げることを真の目的とするなら、素人に犬を売るな」と言いたい。
現存する純粋種が守られてきたのは、「ペット犬」なんていなかった時代の話。いても上流社会のほんの一部の家庭。裕福な農家や公的機関の繁殖する使役犬以外は、金持ちの贅沢な趣味だった。そして、おそらく彼らはシビアだった。ふるいにかけて落ちこぼれた子犬をしっかり殺処分していた、と思う。自分のブランドを作り守るため、目的から外れた犬は人目にさらせない。だからこそ、頭数制限も出来て、血統も把握できてた。純粋種が作られ、保存されてきたのは、不特定多数の庶民がそこに関わっていなかったからだよ、たぶん。
今、1人の良心的なブリーダーが、誠心誠意、丹精こめて良い犬を作出した。大事にしてくれそうな善良な素人に譲ったとする。そこから、犬は崩れる。「せっかくだから子犬産ませたいわ」「産ませてみたら?って言われたの」「孫犬を残したいし」「間違って生まれちゃった!」…心優しい一般人は産ませた子犬の兄弟達を殺さずに誰かにあげるだろう。そして、純粋種の子犬が小金になってしまうことは、庶民のささやかな欲もそそるはず。
素人に渡した1代目の犬に避妊去勢をしない限り、血統を守る保証は無い。
しかし、その避妊去勢さえも素人としては「可哀相」なのだ。「半年経ったら、手術します。」と約束してもアテにならない――。
情に負ける素人に純粋犬種を流していれば、目の届かないところで必ず繁殖し、崩れていく。専門家は専門家同士で余計な血を増やすことなく、『良質の犬』という作品を作ってくれればいい。

「情に負ける素人」とは、私を含むすべての家庭犬の飼い主です。雑種犬も、崩れた純粋犬種も増える原理は同じでしょう。その犬種を愛する飼い主なら、なおさら一度は考えて欲しいところですが――。

「私は末代まできっちり管理している!」とおっしゃる真摯なブリーダー様には、関係の無い話です<(_ _)>
2002年06月30日 12時56分26秒


「ブリーダー」なら安心?〜補足〜
前回コラムに対し、またまたご指摘を頂いたので、若干補足します。(;^^Δ

>出会った犬猫が不健康でも、飼うことになったのは求めた飼い主がいたからです。丸ごと受け入れる義務があると私は思います。

このようの公言してしまうと、ブリーダーやショップの言い逃れのようになってしまいますね。すみません。
これは、子犬を購入してから、健康不良などに気がついてマイナス思考に陥った飼い主さんへのエールのつもりです。「健康状態が怪しいのはブリーダーのせい。騙された気分。損した気分。納得いかない。なんとか思い知らせてやりたい!」と考えてしまうことはよくあります。ブリーダーを責めるのも消費者の権利です。でも、犬のことがそっちのけにならないように、ちゃんとした飼い主でいて欲しいと思います。購入した犬の状態があまりにひどく、「とても面倒が見切れない。ストレスの元だ。代金に見合っていない。そんな犬は可愛くない。」と思うなら、きっぱり返品するのもお互いのためでしょう。

このHPに書いている事柄は、たまたま犬に興味を持ったlivlivという個人の意見です。プロの意見ではありませんので、誤解しないで下さいね。私は、犬のトリミングをしますし、過去に飼育管理やしつけについて勉強させていただいたし、ショップのお世話にもなりました。消費者の側からは見えない部分も少しは見てきました。でも、結果的には「飼い主」であり「消費者」です。一般の飼い主との違いは、出会った犬の数が多いことくらいでしょう。売り手の肩を持つつもりはありません。もし、売り手を援護するとしたら、それは「消費者があまりにも身勝手な言い分、子供じみた甘い考えで、売り手(商売という仕事)を責めたと思われる場合」です。これも、犬の仕事に関わっているからではなく、多少の専門知識をもつ一般人の常識で判断しているつもりですが――。

まあ、どんな立場だろうと人間の考えることはバラバラですよね。反対意見やちょっと違う意見など聞いたほうが視野も広がりますので、是非、BBSもご利用くださいね。
2002年06月28日 17時11分30秒


「ブリーダー」なら安心?
ネット上でも犬友達でも「ショップより、ブリーダーのほうがいいよ。」という意見をよく見聞きしますよね。

ショップ批判が多いのは、正直言って仕方ない。商売は慈善事業ではない。消費者が気軽に立ち寄れる場所を確保して、見栄えも良くして、人を使って運営するとなると、相当元手がかかる。犬猫を売らなくてはやっていけない。忘れちゃいけないのは、生体というのは、タダで保管しておけないということ。機械部品みたいに油塗って、包装して倉庫に眠らせておけるものじゃない。資産が無いなら、やらないほうがいいよ、生体販売は。少々難があっても、売れるうちに売ったほうがいいから、無理して売っちゃうこともある。
「だから、個人ブリーダーがいいのよ!」という意見が聞こえてきそうだが、生体に関しては基本的に同じこと。一般に、店を構えていなくて、自家繁殖なら「ブリーダー」で通るけど、人間はいろいろだから「ブリーダーなら安全」「自家繁殖なら安全」と考えるのは危険。
種雄・台雌を自分の愛犬の1頭として大事にしているなら、最低限必要な健康管理は日常的にされているはず。その子犬子猫は、特別なことをしなくても健康なまま新しい飼い主の元へ譲られると思う。でも、犬猫を子犬子猫製造機みたいに扱っている繁殖者は、自分の部屋に犬猫を入れないだろうし、清潔を保つこともしない。犬舎がキレイでも犬がキレイ(健康)とは限らない。
怪しげなブリーダーよりは、善意の店員がいるショップのほうが安全な場合もある。ただ、仕入れる前の管理が悪かったり、経験が少ない若い人が多いので、健康状態を的確に判断して維持するのは難しい。
――なんだかんだ言っても、一番大事なことは、縁あって迎えたんだから受け入れよう!という飼い主としての心構え。これがなくっちゃ、飼い主になれないでしょ?

出会った犬猫が不健康でも、飼うことになったのは求めた飼い主がいたからです。丸ごと受け入れる義務があると私は思います。
「ショップ(ブリーダー)にムカついたし、苦労した。でも、この子を迎えてよかった!」という飼い主さんはたくさんいますよね。今、苦労している新しい飼い主さんたちにも、そう思える日がきますように。
2002年06月23日 17時34分54秒


“しつけの素”補足
分かりにくい文章ですみませんでした…(^^; 前回の補足です。

問1について:
飼い主とその犬にどこまで求めるか?世間の迷惑にならない程度にしつければいいと思う。世間の迷惑ってどの程度か?それは、世間一般の常識を考えればいいんじゃないの?
ここで言う「世間一般」ってのは、犬を飼ってない人やあまり関心のない人たちのこと。犬を飼ってる人の犬に対する意識はすでにバラバラ。例えば、「犬畜生が吠える噛むは当然だろ。自分で気をつけろ。」とか「このくらいのやんちゃはいいのよ。可愛いんだから。」とか「だって叱ると怒るんだもん、この子(犬)。」っていう飼い主にはそれが常識になっちゃってる。逆に、しつけマニアで教育ママ的なエリート犬族は、公共の場で訓練みたいなことしちゃう。「飼い主の言うこと以外聞かないようにしてるんだから、邪魔しないでほしいわね。」というのが彼らの常識らしい。公共の場で“邪魔”と言われても・・・(;^^Δ
私も含め飼い主っていうのは、犬が嫌われないように細心の注意を払いつつ、「こんなことくらい常識じゃん。」とか「ここまでする必要あるのか疑問だけど、やっぱり必要かな?」などの葛藤がある。それをどこで線引きするかは、犬抜きで暮らしてる人の感覚で客観的に考えるべきだと思う。例えば、知らない犬が飛びついたら、世間の人はいやがる。そうかといって、「人が近づいた時、キチッとすわってくれない犬は迷惑!」と思う人はいない。愛犬が人に飛びつくのを笑って見てる飼い主は、一般的に、たぶん迷惑。でも、犬を抑制出来れば、なにも兵隊みたいに命令効かなくても世間は許してくれるんじゃないかな。
あまりにも窮屈な態度の犬は、かえって他人を暗くすることもある…「犬なんだからさー、もうちょっと自由にさせてやれば?」ってね。その一例が他人におやつを貰うか否か。他人にジャーキーを貰いたくない飼い主もいる。でも、犬の散歩中は楽しい社交場だと思ってる人は多い。たぶん世間一般に見てもそうだと思う。その中でジャーキーを拒否する躾をするなら、それなりの覚悟で散歩に行くべきだと思う。イライラしながら散歩するご主人様を犬はどう思うだろう。どうせやるなら、作戦を立ててから出かけ、上手くいくかどうか楽しんでしまえばいい。
問2について:
以前、しつけ教室の手伝いをした時、一人の指導者が一人の飼い主さんにウンチクを語っていた。この指導者にたくさんの知識があることはわかったし、言ってることは間違ってはいないと思った。しかし、ごくごく普通に犬を飼ってるおばさんに科学的な理屈は受け入れがたい。右から左へ抜けていってるのが見て取れる(笑)。さらに、言葉使いが丁寧なわりに、断定的で命令的な物言いだった。不安を解消しに来たのに、ますます不安になっていく飼い主さん。ぶっちゃけた話、この飼い主は「誰か助けてよ。小難しいこと言われてもわかんないわよ。」というSOSを出してた…(TーT)
本来、犬は飼い主の権限で好き勝手に飼われているので、迷惑をこうむっているのでなければ、他人が口出しすることじゃない。でも、見た目に不愉快だとか、いい加減なしつけに自分は納得できない、という場合もある。飼い主はともかく、犬が気の毒だと思う時は、何とか対処してくれないかと思う。
しつけ教室でも、それ以外の場面でも、特定の飼い主さんにココだけは改善してほしい、と思ったら、理屈っぽいウンチクは極力省いて(聞きたがる人は別ね^^;)、とりあえず信頼を勝ち得て、拒絶されないように気を使いつつ、日常的な言葉を駆使して促すことが大事だと思う。押し付けじゃなく、「促す」感じ。犬と一緒で、人間も押し付けられると対抗意識が生まれるもんね(笑)。ダメだったら、別の方法を考えてまた挑戦すればいい。――と私は思ってる。

詳しく書いたつもりですが、さらに分かりにくいことになってたらごめんなさい。
終盤、“セールスマンの心得”みたいになってます。そういえば、以前、訪問者の方とBBSでも話しました、コレ(笑)。
2002年06月19日 21時45分42秒


“しつけの素(もと)”
問1、社会における「家庭犬のしつけ」で一番重要なことは何だと思いますか?
問2、「しつけ方教室(指導)」で一番難しいことは何だと思いますか?
今回は、この二つについてのlivliv的思想を書きます。

「なぜ、犬にしつけが必要か?――しつけないと飼いにくいから」でしょ。野性的な動物のままでは、人間の家で、人間の町で、共に平和に暮らせないから。
皆が漠然と解ってるのに、飼い犬に関するトラブルが起こる。なぜか?人によって価値観が違うから。Aさんは、「Bさんの犬はしつけがなってない!」と思い、Bさんは「ウチはこれで充分。」と思う。AさんはBさんの犬の態度を「迷惑だ」と思っても、Bさんは「このくらい、犬の愛嬌じゃん」と思うかもしれない。どっちが正しいか、誰が決める?決めるのは、飼い主たちではなく“一般社会”だと私は思う。私を含め、飼い主というのは、もうすっかり『犬派社会の住人』になってしまって、一般社会の人でなくなってることがある。犬抜きでの常識が客観的に見られなくなってるとでも言うかな。飼い主が犬の言いなりでは困るし、あまりにもテキトーなのも問題だし、かと言って、家族の一員である愛すべき犬にスパルタ教育やお坊ちゃま&お嬢様教育もどうかと思う。『犬派の常識ではなく、一般人の常識としてこの状態は妥当か?迷惑か?』と考えてみることが、家庭犬のしつけには必要だと思う。これが問1のlivliv的回答。
ここまで考えて、「やはり、これは迷惑でしょう、どう見てもっ!」という場合、一般社会でもかなり難しい問題にぶつかる。すなわち「どう言ったら、この人が私の意見を受け入れてくれるか?」…非常に難しいです。あらゆる場面で苦労します。ホントに。相手が家族でも(泣)
問2の回答、『どうやって話し、誘導したら、反感を買わずに対処していただけるか』。これがしつけ方などを人に指導する上で一番難しい点だと思う。犬博士みたいな知識を持ち、自分で訓練が出来たとしても、飼い主を動かせないんじゃ、家庭犬のしつけ指導は難しいでしょ。

犬を飼ってるのは人間で、私たちが住んでいるのは人間社会です。犬派の犬人社会に住んでいるような気になってしまわないように気をつけたいと思います。
2002年06月17日 20時20分01秒


マーキングの心理
犬があちこちに臭い付けのためにオシッコをする“マーキング行動”は、たびたび問題になり
ますが、今回は、マーキング行動そのものについて理屈をこねてみます(笑)。

雄犬になったつもりで、野性で暮らす状況をちょっと想像してみる。
森に住んでいて、大木の根元の穴が“ねぐら”。まさか、その中にマーキングなんかしない。だって、寝泊りしてれば確実に自分の臭いが充満するでしょ。マーキングなんかしなくたって、間違いなく自分の占有地。でも、一歩外に出れば、そこはもう、誰もが往来する自然の共有地。とりあえず、自分の穴の入り口近くには、「この穴、ボクが使ってます」というマーキング。では、これから狩りに行く。ねぐらの近くによそ者の臭いがする。この辺りは念入りに「ボクもこの辺使ってます。独占しないでよ。」というマーキング。出かける時は、定期的に「この道を通った」ってマーキングしておこう。
――と、まあ、こんな感じのことをして暮らすんじゃないかと思う。もし、本当にそうなら、室内でマーキングする飼い犬は、「家=自分のねぐら」という感覚に至ってないことになる。室内をよそ者と共有している気分かもしれない。これは、あまりよろしくない。室内でリラックスできていないとか、家人をよそ者に近い感覚で認識してるとか、来訪者と張り合ってる・・・ということが考えられる。つまり、逆の見方をすれば、マーキングしなくなった犬は、室内でリラックスできるようになって、家人を家族と認識して、来訪者にこだわらなくなった、とも言える。かな?

室内でのマーキングに困った時、外の世界を教えてあげることも大事じゃないでしょうか。「よそ者と共有すべき森は、家の外にある」と教えてあげるんです。そのほうが、“自分の家(ねぐら)”を認識しやすく、その中でのマーキングが減るような気がします。
2002年06月13日 17時51分11秒


「股関節形成不全」の謎
犬のサイトでよく見る病名の一つに「股関節形成不全」があります。検索すると、たくさんヒットしますよね。

私は、この病気について勉強していない。10年くらい前、ブリーダーさんのところで「ジャーマン・シェパードのHD検査」の話の中で初めて聞いたような気がする。「股関節形成不全」は、「HD」とか「CHD」とか略されているらしい。
この病気に関する私の知識は微々たるもので「骨盤と大腿骨がガッチリかみ合っていないので、飛んだり跳ねたりが出来なくなったり、場合によっては歩けなくなったり、立てなくなったりする」という程度。「骨がしっかり成長するまで、病気として確認できない遺伝病」とさえ考えていた…。
ところが、近頃は、6ヶ月にも満たない幼犬期に確認され、治療を行ったという話も聞く。「これは勉強しなおさなければ!」と感じ、ネットで調べて記事を読んでみるのだけど、なんだか納得いかない。これは、生まれながらの病気なのか?環境による症状なのか?
『先天的な病気ではないが、遺伝病の一つ』という記事に辿り着き、ちょっと救われた気分。日本語の解釈って難しいけど、私なりの解釈は、こう。「生まれつき骨と骨のかみ合いが悪く歩けなくなるという病気ではないけれど、遺伝によりHDを発症しやすい身体(素因)を持って生まれてしまう」――これなら納得できる。けど、間違ってるかもしれない(笑)。
そもそも、大型犬に発病が多いのは、“大型犬向きでない飼い方”をほとんどの飼い主がしているからだと思う。心配させる情報がたくさんあって、飼い主さんを用心深くさせるものだから、良かれと思って余計なことをしてしまう。子犬には栄養をたっぷりあげないといけない、病気を拾うから外に出しちゃいけない、疲れさせるから寝かせておかなくちゃいけない、でも、運動させて鍛えないといけない、力負けしないうちに躾を、etc…。結果、活発な子犬期にフローリングの室内でヨタヨタ過ごし、サークルに閉じ込められ、高カロリー食を食べ、昼寝三昧、時にはツルツルの床や畳で走り回り、外に出られるようになったら、リードつけて歩く練習。
人間がオギャアと産まれてから高校卒業までの成長を、犬たちは、たった1〜2年で遂げる。小学生くらいまで、前述の“用心深い暮らし”をさせられたら、たぶん、骨も自由に育たない。

土や芝で好き勝手に遊ぶことが、犬の身体には一番良いと思います。しかし、人間の暮らしに合わせ、飼い主の不安を取り除くためには『自由奔放な成長』も許されないようです。犬たちは、健康な身体と引き換えに人間に愛されている動物かもしれませんね。
2002年06月07日 20時17分01秒


ケイくん、物申す。
我が家のケイくんは、相変わらず、おじいちゃんに取り入って、毎日、間食しています。最近、ますます目つきが穏やかで、甘え上手になった気がしますが・・・ケイくん?

『お言葉ですが、ご主人様。ボクは、別にオヤツが欲しくて、おじいちゃんのそばにいるわけじゃありません。ご飯の催促だって、夕方5時だったのが最近は3時前ですけど、それはボクが食い意地が張ってるわけじゃないんです。定年になったおじいちゃんが1日中、家でゴロゴロしてるなんて良くない事です。ボクは、心配なんです!
おじいちゃんをなんとか動かそうと、早くから走り回って気を引いてみたり、ちょっと手を添えて見つめてみたりするわけです。おじいちゃんは、とっても嬉しそうに「ご飯か?まだ早やいだろ?」と言います。それが嬉しいので、もう1周部屋を走って、また、目を合わせます。するとおじいちゃんはニコニコして「我慢できんのか?よーし、ご飯食べるか?」と聞いてきます。それがまた、とっても嬉しそうなので、ボクもサイコーに嬉しくなって走り回るんです。そしたら、おじいちゃんが勝手にご飯くれるんですよ。食べないわけにはいかないじゃないですか、ご主人様。
一方、ご主人様たちが食事の時、ボクが知らん顔してると、おじいちゃんは心配そうにボクのほうを見ます。なんだろう、と思ってボクはおじいちゃんの横に座ります。するとおじいちゃんは、何も言わずにボクにおすそ分けをくれます。ボクがパクッと食べると、すごく嬉しそうですよ。いらないって言うと、喜んでくれません。でも、きゅうりのスライスをいらないって言うと「ははは!」と笑ってくれます。だから、ボクはきゅうりはいらない、と言うことに決めています。
ご主人様は、ボクが肥満になるんじゃないかと心配してくれますが、これは、ご主人様の大事なお父さんのためにボクに課せられた役目の一つなんです。家庭犬の役割は、郵便屋さんを追い払うだけじゃないんです。家族に喜んでもらえるすべてのことが、ボクの使命。
肥満を覚悟で、言い換えれば、ボクは身をていして、使命を果たしているのです!
このボクが「甘え上手になった」なんて、まったく心外ですね。誉めてほしいなぁ、ご主人様。』

んーーー。おじいちゃんを説得する以外、道は無いのですね・・・( ̄〜 ̄)
2002年06月03日 21時27分06秒


思いっきり叱ったこと
今、思い出すと恥ずかしいくらい、犬に対してマジギレした思い出です。

何年か前、勤め先でスパニエル種のオスを預かった。私と後輩の女の子(19歳くらい)で世話をすることになった。
この犬は、3件くらいの家庭を転々として、今の飼い主さんに飼われることになった。一見、懐いているようだが、唸る&噛み付く癖があり、心から可愛がってあげられないらしい。リードをつけて飼い主の足元にいる犬は、尻尾をプリプリ振って愛想がいい。が、私がしゃがみこんで挨拶しようとすると、鼻にしわ寄せて唸る。私を試しているのか、怖がっているのか判断しかねる。噛み付いてどうしようもないと言うほどでもないので、とにかく預かってこちらのナワバリ(職場)で生活させようということになった。翌日も私に唸るので、後輩にも「気をつけるように、無理しないように」と言っておいた。ところが、私を横目にその犬は、後輩に尻尾フリフリでスリスリして甘えるのだ。まあ、私も嫌われたものね〜!と内心むかついたけど(笑)、なんとなく犬の心理を垣間見たような気がした。
数日間、気を使いながらも媚びることなく世話をしたら、なんとか犬も自分の立場を分かってきたようだったので、シャンプーにチャレンジした。しかし、まだ、無理だった…シャワーを出したら「ガウー!」と飛び掛ってきた。・・・こっちもキレた。
私は、ついに、その犬を本気で叱りつけ、力づくで首根っこをつかんで床に押し付けた。キレながらも、「今、優位にたった。体罰をくわえたら、喧嘩になるな…。この数日の努力も無駄になる。」と考え、リードをつけたままゲージに放り込んだ。ゲージの柵の外から、リードをギュッと引っ張り、犬を柵に押し付けた状態で「私に喧嘩売ってきたら、どうなるか覚えときなさい!」と捨て台詞を吐いてその場を離れた。ああ、怖い。犬的にも人的にも相当怖かったと思う。その日の午後も翌朝も、まるで犬が変わったように、私に対し尻尾振ってスリスリしてきた…(;^^; 後輩と二人で「大成功〜♪」と喜んだ。
が、それもつかの間。その翌日から私は用事で2日間仕事を休み、3日目に出勤してきたら、元に戻ってた(泣)。

いずれにしても、これは全面解決できた例ではなかったと思います。犬たちが人間を最初の印象だけで振り分けるのではなく、「この場合、信用してもいいのかも」と観察しながら判断できるようにもっていかないとね。どうやったら治せるのか、まだわかりませんけど、育つ過程でおおらかに育てるのが一番いいと思います。
2002年05月30日 16時04分48秒


よそのお宅で・・・
愛犬を友人に預けたり、友人の犬を預かったりしたことありますか?

私は、トリミング専門なのでペットホテルなどの預かりは一切行わない。でも、ウチの犬の母犬&兄弟犬を預かることがある。それも遠方の親戚などに用事で出かけるなど、やむをえない場合のみ。だって、犬達にとっては、飼い主と一緒か我が家が一番いいものね。
ジェイの母&兄弟を預かる時は、ジェイもケイも大喜び。「今日来るよ。」というと、朝から玄関で待ってる。飼い主さんの車が止まるとオモチャ持って走り出す。兄弟達も“ウレしょん”しそうな喜びよう。だけど、それも30分くらい(笑)。あとは、あっさりしたもので、ジェイは怖い妹犬に気を使って控えめになるし、ケイは眠ってしまう。当の客犬たちは、「お母さん、早く迎えに来ないかな〜。」って感じで玄関に3匹並んでいる。ちなみに、なぜかいつも同じ順番で横並び(笑)。冷蔵庫のドアの音には反応する。猫の鈴にも反応する。でも、3匹一緒でないと反応しない。3匹で一人前らしい。
家庭でのあり方が、いろいろと伺えるのは面白い――(^ー^)

その飼い主さんは、「いつもお宅に甘えてばかりだけど、何かの時はうちも預かるから言ってね。」と言われます。しかし、ウチのジェイ君は情けないほどよそのお宅が苦手で…お恥ずかしい限りです。練習がてら、預かってもらおうかしら、と考える今日この頃です。
2002年05月25日 09時23分59秒


拍手に弱いジェイ君
ボール遊び中の話です。

うちのジェイ君は、『持って来い』が好き。お気に入りの壊れた笛付きボールを投げると100%取りに行く。(自分のナワバリ内ならね(^^;)
ボールを取りに行くと、呼ばなくても持ってきてくれるのだが、遊び相手が2、3人いる時は誰に渡そうか迷うこともある。普通は投げた人のところに反射的に戻ってくるけど、これを邪魔する技がある。それが「拍手」。
「わぁ!ジェイジェイ、おりこうさーん♪<パチパチパチ」と褒めちぎって拍手喝采されると、向きを変えて、いそいそとそちらに持って行く。姪っ子のみっちゃんとおじいちゃんと私が遊び相手をしている時など、みっちゃんに「ジェイ上手だね〜って拍手してごらん。持ってきてくれるよ。」とこっそり教える。普通ならおじいちゃんのところに行くことが多いけど、この技ならみっちゃんのところに献上する。子供にはウケる(笑)。
見てると、まるでジェイが「え?ボク、上手?なんなら、もう一度ご覧に入れましょうか?」ってホクホク顔でオダテに乗ってるみたい。実は、ただの“招呼”なんだけどね。ジェイは、赤ちゃんの頃から、呼び寄せの練習で手を叩いて名前を呼んでいた。だから、名前に拍手を添えると、より強力な“招呼”の合図になる。

――と私は考えているのですが、真相はわかりません。もしかしたら、ジェイ君は、本当に拍手が嬉しくて、ボールを献上しているのかもしれないです(^-^)。
2002年05月15日 21時38分43秒


フン公害
私の住む市では「飼い犬の糞の放置」に関する条約が厳しくなったそうです。苦情が多いということでしょうか。

鑑札と一緒に新条約について書かれたプリントをもらった。狂犬病の登録注射とともに「法によって取り締まる」という認識を持ってもらうためだろうか。「市民は、違反者(放置する飼い主)に注意や助言をすることができる」なんて事まで書かれてる。これって、わざわざ条約に記すことじゃないと思うけど、「注意する側を法的に守ります」ってことなのかな。
「外国ではマナーが守られてるのに…」という話を聞くことがある。が、何年か前に雑誌で「オシャレな某国の人々は、犬連れの時もオシャレ。愛犬のウンチをかがんで拾うなどということは考えない。踏まないように気をつけてオシャレに歩くのが上手。」という皮肉っぽいことが書いてあった。数年後、その町の自治体は、犬のフンを回収するシステムを導入した。おかげで、観光客にも歩きやすい【オシャレでキレイな街】になったらしい。
変な話だよね。税金使って新システムで犬のウンチを片付けるってことは、住んでる人たちも街に放置したくないってことだよね。だったら、自分で片付ければ済むのに。一瞬のことだし。それがイヤなら、自宅トイレでさせてから散歩に連れ出せばいい。その国には、散歩中に愛犬のウンチを片付ける飼い主を見て「まあ、嫌だわ、あの人!犬のウンチなんか片付けてる。」と言う人間でもいるのだろうか。
幸い、日本では「あの人はちゃんと片付けてるわね♪」と安心されるほうが多いと思う。そして、放置する人を見れば「まー!あの人、置いていったわ!ムカツク!!」と思う。飼い犬の排泄物を片付けるのが普通で、片付けないのは普通じゃないということだ。飼い主が普通に後始末していれば、新システムなどに税金をつぎ込む心配もしなくて済む――。

日本人が「街角に犬のウンチが放置されてるのは普通じゃない」と思える国民でよかった、と私は思います。家庭犬が急激に増えて「フン公害」が取り沙汰されるけど、きっと、時代を追うごとになくなっていくでしょう。そうであって欲しい…
2002年05月08日 14時32分31秒


ふれあい活動
“アニマルセラピー”というとたいそうな響きだし、“セラピードッグ”というのもまた敷居の高いイメージがありませんか?でも、「ふれあい活動」というのは、案外身近で行われるようになっていますね。

「セラピー=療法」とするなら、犬も指導主(飼い主)もそれなりの訓練が必要で、データ上の成果も求められると思う。ところが、「ふれあい」というのは、そのまま「ふれあい」。散歩で出会って「あら、可愛いワンちゃんね。触っても怒らない?」「大丈夫ですよ〜。」「ああ、ホント。おとなしい子ねぇ。ヨシヨシ♪」というのとノリは同じだと思う。それが出来るなら、「ふれあい活動」も出来そうな気がする。
散歩と大きく違う点は、慣れない場所(屋内の場合もある)に連れて行くこと、限られたスペースに他人と犬が集まっていること、老人や障害者の方は散歩で会う人たちのようにスムーズにコミュニケーションが取れないこと。これをクリアする方法は、ズバリ「慣れること」。人見知りしないペア(人&犬)なら、たぶん可能。
また、活動に参加する犬は落ち着いた子が多いが、「おとなしい犬だけが人を癒すのか?」と私は疑問を感じることがある。事故の心配が少ないと言うのもあるだろうけど、「他人に触ってもらえる」という点にこだわり過ぎてるんじゃないかと思う。だけど、私たちの暮らしを考えてもみて。愛犬たちのとぼけっぷりを見てるだけでも癒されることってあるでしょ?「触ってもらうこと」にこだわらなくてもいいんじゃないのかな。「触りたくない」といわれるお年寄りだっているわけだし。
こういった活動に興味のあるペアは、一度見学でもされてはどうだろう。自分と犬が本当に社会に馴染めるかどうかを確認することも出来る。しつけに自信があっても、ふれあいには向かないペアもあるし、「うちなんて無理ですよ〜。」と言ってるペアがお年寄りに喜ばれることもある。

なんといっても「ふれあい活動」の目的は、楽しく過ごすことだと思います。気持ちや体が思わず動いてしまう楽しさを実感することだと思うんです。落ち着きがなくて触ってもらえない犬にも人を楽しませる力はあるのです。小さい犬の走り回る格好がウケたり、可愛らしい容姿を眺めてもらうだけでも意味があるんじゃないでしょうか。

衛生面や怪我など管理の難しい点はもちろんありますが、今回は内容に限定して書きましたので、ご了承ください。
2002年05月01日 15時38分42秒


哀悼の意…
お客様から電話がありました。

次の予約日も決まっていた常連さんから、突然の電話。ゴールデンウィークも近いし、都合が悪くなったのかな〜と考えたけど、声の感じで、ちょっといやな予感。
「ウチの子、亡くなったんです。・・・急に悪くなって。それから10日くらいで…。」と静かに言われる。「え!?・・・」何と答えていいのか判らない。いたって元気な子だった。でも、生きてるものはいつどうやって「死」が訪れても不思議じゃない。信じられない、信じたくないと思うけど、受け入れるしかない。
しかし、こういう時、飼い主さんに何と言えばいいのかは、やっぱり判らない。ほんの1分くらい、気を紛らすように話をつないだあと、先方は「そういうことですから、トリミングはキャンセルということで。短い間でしたけど、お世話になりました。」と丁寧に言ってくださった。こちらは、「こちらこそ、いつもありがとうございました。あの、あまり、お気を落とされませんように。」と返すのが精一杯。
気を落とさないわけがないのに、こんなことしか言えなかった――。

可愛い愛犬を突然亡くして、数日しか経ってないのに他人にそれを告げることは、とても辛いと思います。どんな言葉も慰めにはならないでしょう。「余計な言葉で、かえって傷つけては…」と考え込んでしまい、言葉が出ません。「哀悼の意を表する」とは、難しいことですね。
2002年04月27日 20時31分00秒


お知らせ
お友達サイトのご紹介です。
いつも遊びに来てくださるおねままさんがHPを開設されました。画像もあって、ほのぼのしますよ。
こちらから寄ってみて下さいね。トップの「お気に入りサイト」にもリンク貼りました。
2002年04月23日 21時05分50秒


スージー
シーズーって言いたいのです。

ウチの父は、犬好きではあるが、犬種などは知らない。父に限らず、世間で犬種に興味がある人は少ないと思う。普通のおじさんは、覚えようなんて思わない。
シーズーというありふれた犬種がいるけど、見たことはあっても犬種名は知らない人も多い。我が家のケイ&ジェイはそのありふれたシーズー。
ケイを迎えた当初、父は「どういう種類だ?」と訊くので「シーズー」と教えた。以来、TVなどでシーズーを見ると「今のって・・・スージーだったか?」と尋ねる。「シーズーだよ〜。」と教えた。その後も「・・・どっちだったっけ。スージー?シーズー?」「シーズー。」という会話が数回。
何かを覚えようとしてる人をむげにあしらっても悪いので、「あのネ、中国原産の犬でね、漢字で“獅子”(しし)と書くんだよ。ししの「シ」で“シーズー”」と説明した。「ほー、そういえば祭りの獅子みたいな顔だな。」と納得してた。次からは、父は散歩でシーズー連れの人に会うと「お宅もシーズーかね?」と飼い主さんに話し掛けることが可能になった。
最近、私は公園にケイを連れて行った。ラブラドールを連れたおじさんが通りすがりにケイを見て「お、スージーだぞ。」と自分の犬に話し掛けながら、ご機嫌で通り過ぎていった・・・。

いっそ、私に話し掛けてくれれば、訂正のしようもあったんですけどね…(^^;
2002年04月22日 18時02分26秒


女性に向いてる面 (後)
つづき〜

ところが、この気性は、日常的なしつけの段階では、たびたび苦労する。
前述の女性訓練士は、競技として見事な兵隊(のような犬)を作り上げていた。けれど、ある日の練習中、未完成の犬がどうも集中していなかった。勝ち気な彼女は、犬を従わせたかったが、その彼女も冷静さを欠いているように見えた。彼女の元を離れた犬は、手元に戻ってこない。呼びが効かないので、彼女は頭に血が上りそう。表面上は押さえてるけど…。傍から見ていて、犬が指導主をやや怖がっているのが分かったが、捕まらないと分かると調子に乗ってくるのが犬。この段階で両者の立場は逆転しつつある。指導主が優しく声色を変えても犬の気持ちは変わらない。しかし、ここでパッとしない男性訓練士登場。一声名前を呼んだら、犬は彼のもとに直行した。しっぽ振り振り寄っていった。
おそらく、犬の気持ちとしてはいつまでもおちょくってる気はなかったと思う。けど、女性訓練士の殺気(?)が伝わってくる以上、「ごめんなさい。冗談だったんです〜。」といって戻る勇気はない。彼女が気持ちを切り換えて「もういいよ。今日はやめにしようね。」という安心オーラを送ってあげれば良かったけど、この気性の女性には難しい。その前に救世主のような男性訓練士が現われてしまった。自分を呼んでくれたもんだから、犬はホッとして半ばすがるような気持ちだったと思う(笑)。
短気でも勝ち気でもない女性や寛大で温厚な男性には、訓練をキリキリこなして他と競うことはあまり向いていないのかもしれない。しかし、日常生活で使われる科目を日常的に完成させていく(=しつけ)には、その気の長さが向いていると思うが――。

競技会訓練としつけをこなせる完成された訓練士さんもいるでしょうが、そこまでいくには相当な情熱とキャリアが必要になるでしょう。それに「自分が学んだ訓練の定義」を固定しない、柔軟な考え方も必要だろうと思います。
2002年04月16日 13時52分12秒


女性に向いてる面 (前)
犬に関わる仕事について、女性のほうが向いてるんじゃないかと思ったことが何度かあります。

訓練競技会でいくつか賞をもらってる女性訓練士と、キャリアは同じくらいなのに入賞したことが無い男性訓練士がいた。私が見たところ、環境が公平でなくて、男性訓練士のほうは雑務を多くさせられていたので、訓練時間が取れないのも気の毒ではあった。でも、女性のほうがその分多くの犬を担当していた。それに訓練時間は、長ければいいってものでもない。
二人の訓練風景を見ていても、女性のほうがきびきびしていて犬たちが集中しているように感じた。この違いは、性格の違いかなと思った。男性訓練士は、温厚で気が長く、犬に寛容で、犬たちはとても懐いているけどイマイチしまらない。対する女性訓練士のほうは、短気で勝ち気で集中力がある。訓練中、聞きたいことがあっても他を寄せ付けない空気があったので、話し掛けられないことが何度もあった。「ちゃんと聞きなさいよ〜。」ってあとから、よく怒られた(笑)。
個人の性格というのが一番大きいけど、どっちかというと女性には短気で勝ち気な性格が多い気がする。そういう性格だと表情が豊かになるから、犬にも気持ちが伝わりやすい。ボスの喜怒哀楽が分かるからこそ、犬たちは必死であれこれ試す気になる。また、多くの女性には“カッとなったら何が何でも我を通す頑固さ”が備わっている。たいていの犬は、我を通せば折れてくれる(笑)。これが短期間に犬に科目を教えるコツのような気がする。ただし、「カッとなって我を通す(意地を張る)」段階を通り越して、「カッとなって叱りつける」段階までいくと犬の訓練には逆効果。その境界線を自分でコントロール出来る女性は、競技訓練に向いてる気がする。

〜つづく〜
2002年04月09日 20時41分39秒


お詫び&お知らせ
いつもこのサイトに寄ってくださる皆さん、ありがとうございます!

毎日更新の犬コラムを昨年11月から続けてきましたが、そろそろネタが切れてきました(笑)。同じ話の繰り返しも多々あり、恐縮です。
年度が変わって、ちょうどキリ(?)でもありますので、“毎日1つ”はあきらめて、週一くらいの間隔でぼちぼち更新していくことにします。
読んでくださる皆さん、時々感想を書いてくださる皆さん、時間があったら、これからものぞきに来てやって下さいね。
更新できない時もBBSは、まめにチェックしていきます。話題提供も歓迎いたします。
それでは、皆さん、マイペースで頑張りましょう〜♪
2002年04月02日 15時02分05秒


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