BABYCLOWNがやってきた
(ココにお婿を・・・)

ココとの出会いからおよそ1年がたった頃、彼女は既に2回の産卵を済ませ、
立派な大人の小桜いんこになっていました。鳥との暮らしにも大分慣れて来た
私とBOBOちゃんは、冗談交じりに”ココの雛が見れたらいいよね”などと、
彼女にお婿を迎える話をしていたんです。そんな或日、BABYCLOWNとの偶然
の出会いがやってきました。BOBOちゃんの休みの日、私たち2人がいつもの
ように映画を見に行った、その帰り道のことでした。道路方に見覚えのある
古いバンが止まっています。”ヒッピーの鳥おじさん達だ!”前に何度か
ここで見た、小桜のブリーダー2人の車でした。彼らは、島の反対側から
数ヶ月に1度、小鳥を売りにやって来るヒッピーのおじさんなんです。むさく
るしい、怪しげな2人なんですが、話してみると実に親切で、その髭に覆われ
た顔を微笑みで、クシャクシャにしながらヒナの話をする様子からも、鳥へ
の愛情があふれ出ていました。私たちは、せっかくだから雛を見ていくことに
しました。彼らは、一人餌にならない雛も連れてはいますが、売ってはくれ
ません。素人の差し餌により死亡する雛が多いからだそうです。

その日、おじさん達は一人餌になったばかりの雛を10羽ほど連れていました。
籠の中、みんなで固まっているフワフワの雛達。”じゃあ、どの子にする?”
見るだけのつもりだった私は、BOBOちゃんがそう言ったのにビックリ!
ココ1羽でも、”ウルサイウルサイ”と文句を言っていたBOBOちゃんが本気で
ココのお婿の話をしていたなんて・・・・。当然、私が”NO”というはずは
なく(笑)、1羽お持ち帰りが決定しました。連れて帰る雛を、選らんだの
は、BOBOちゃんです。当然雛達の性別は不明で、出来ればオスが欲しかった
私たちですが、ここは感で決めるしかありません。私個人的には、薄い色の
パイドの子が可愛いな・・と思っていました。BOBOちゃんは、”1羽怪しい
動きをしていたから”という妙な理由で、ノーマルの子を選びました。

その日、大慌てで籠を買い、嘴の黒いその子に名前を付けました。BOBOちゃん
の選んだ子だから、彼に命名の栄誉を与えたら、”BABYCLOWN=赤ちゃんピエロ”
なんて変な名前を付けられてしまったんです(笑)Babyの顔に小さい赤の
斑点があること、動きがヒョコヒョコしていて可笑しいことが由来のようです。
差し餌で育った子にしては、手を怖がり、部屋中をヨロヨロ飛び回ってハラハラ
させられました。2羽目の小鳥、ココとの性格の違いはとても、興味深いもの
で、小さな小桜1羽、1羽の持つ、個性というものがある事、改めて感じました。

臆病で、ちょっと情けないけど・・本当に噛まない、優しい子です