差し餌奮闘記
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彼がココ&ベビーを寝室に連れて行ったあと、私は雛をプラスティックの水槽に 移し、強烈な匂いを発している(笑)巣を取り除き、ケージを何事もなかった かのように掃除しました。ココとベビーは、ケージに戻ると、"あれ?何か足りない" というような顔をしていましたが、直ぐに忘れてしまったようです。 この頃の雛はすでに、体重48g。羽がないので大分小さくみえるとはいえ、体重は 成鳥と変わらないほど、大きくなっていました。ヨロヨロしていて、か弱い感じの このひな2羽は、この日、ココままの手を離れ、KIWIマミーの出番となりました。 同じ日の昼、初めての差し餌を行いました。フォーミュラーを呼ばれる、インコの雛 に与えるスープ状の餌は、きな粉のような粉とお湯を混ぜて作るのですが、温度 と濃度の調節が、結構大変でした。熱すぎては火傷をさせてしまうし、ぬる過ぎると 今度は雛が食べてくれないんです。なんとか、フォーミュラーを作り、おそるおそる シリンジを使って雛に与えると、これが、ビックリするほどの勢いで食いついて きたんです。食べてくれるか・・という心配は、これでなくなりました。 それから毎日、日に4回程度、回数というよりも、ソノウが完全に空になったのを 見計らって、次の差し餌を与えました。食滞を防ぐために、一番大切だそうです このころ、私とBOBOが一番恐れていたのは・・・食後のひなのソノウです・・ 成鳥のソノウは、当然羽に覆われていて、見れませんが、雛はまだ丸裸のために フォーミュラーがちゃぷちゃぷと入った、張り詰めたソノウが見えるんです。 うすーく、パンパンに膨らんだ風船の中に、牛乳が一杯はいっている所を想像して みて下さい・・・食後の雛のソノウとは、そんな感じなんです。 ちょっと爪が触れただけで"パアアアアアン!!"と破裂してしまいそうなソノウ。 BOBOなんか、見るのも恐かったようです。ひながちょっと動く度に、中に入った フォーミュラーがたぷん、たぷんと・・・あ"ーーーうがあああ・・ソノウの話は もう辞めましょう・・・・。とにかく、これは恐かったです。 差し餌の準備も、慣れて来ると、手際良く出来るようになりました。最初の頃の "ドリフの大爆笑、最後のシーン"的な慌てふためく、ドタバタな差し餌は すぐにテキパキしたものになりましたが、その変わり、雛が力強く動き回る ようになって来ました。ちょっと目を放すと、コーヒーテーブルの端から飛び降り そうになったり、それまで2羽一緒に水槽から出して、差し餌をしていたのですが もう、1羽づつでないと、手におえない状態になったんです。それでも、元気な 雛が、とても嬉しかったのを思い出します。 こんな、大変だけど、とっても楽しい差し餌も、2週間ほど経つと、雛の食いつき が目にみえて悪くなり、終わりが近いことを感じました。元気に大きくなった雛は 嬉しい反面、寂しいきもちになったものです(笑)この頃の雛は、羽も大分生え揃い、 一口食べてはフラフラ、また食べてはフラフラと遊びまわることが増え、 水槽の床にまいていた、砕いたペレットや粟を突付いて遊ぶようになっていました。 そして、6月に入って、2羽はさらに差し餌を嫌がるようになり、サニーのヘリコプターのような妙な初飛行の翌日、2羽は一人餌へと切り替わりました。 あっけなく、大人の餌をボリボリ食べる雛たち。ほんの一月少し前、卵だったのに・・ 今ではすっかり大人になった、サニーとジャスパー。差し餌のおかげか、2羽とも 完全な手乗りです。両方とも女の子のようですが、血が出るほど噛むことは絶対に ないし、呼ぶとちょこちょこ走って来る姿を見ると、一応私をお母さんを思って いるのかな?と感じます。特にジャスパーは今も甘えん坊で、KIWIのことが 大好き!ストーカーのように追い掛け回される毎日です。2羽のことも、いずれ もっと詳しくお話したいと思います・・・それは、また違う章で・・・
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