ComeComeみるみる
| NextHOME
2002年01月21日(月) 宇○救命丸が・・・

♪赤ちゃん夜泣きで困ったな
 ♪癇虫乳吐き弱ったな
欲しい。イヤ、買って来たとしてもウチのお嬢さんに飲ませるワケにもいくまいが・・・。
「頼む。寝てくれ」
初日、夜。
お嬢さんの隣でボクはうめいた。
彼女は幼い。家族全員でどこに出しても恥ずかしくないレディに育てようと誓った。
が、既にくじけつつあった。
「抱っこしたっていいじゃんか」
だってそりゃあもう可愛い切ない声で鳴くのだ。
「心を鬼にすんだ!!」
姉に気合を入れられた。
「オマエがそこで抱っこしたら、鳴けば抱っこして貰えると思っちゃうんだぞ!?」
それはそうかもしれないが・・・。

30分はもった。
さらば、ボクの理性。
「よし、よし」
何がよしなんだか。
30分後、暖かい温もりがポクの腕の中で眠りを貪っていた。静かにその寝顔を眺めつつ、朝死ぬ程姉にド突かれてる自分の姿が脳裏に浮かんで、消えた。
楽天主義、万歳だ!
なるようにしかなるまい。なったらなったでやり直しがきかないワケでもあるまい。ただ、より一層修正が難しくなるダケで。
その夜最後に頭に浮かんだのはボクのしつけ係はもしかしたら姉になるのだろうかという、うすら寒い事この上ない考えだった。


2002年01月20日(日) 彼女は静かに・・・

ケロケロ吐いていた。無言で。
信号で止まった時の姉の顔は泣きそうに歪んでいた。
「何にもしてやれない」
そう言って。
同時にそれは運転してるボクにも言えるコトだった。してやれるコトといえば出来るだけ速やかに家路につくことぐらいで。

1時間くらい過ぎた頃、やっと家に到着。
「さぁ、新しいウチだよ」
記念すべき瞬間だったがボクは彼女らの荷物を運ぶ為、車に詰めていた。
なんてことだ・・・。

マニュアルによるとその日は遊ばずに大人しく寝かせてあげるようにというコトだったので、ソレに従う。急ごしらえの寝床に彼女を案内し、水だけを提供した。
吐いて疲れたのか間もなく彼女は眠りについた。
遅くになってしまったが仲人さんに無事到着の連絡を入れ、初歩的な質問をさせて頂く。適切なアドバイスを頂き一安心。しかし、この後眠れない夜がやってくるのであった・・・。


2002年01月19日(土) お嬢さんをボ、ボクに・・・

緊張しまくりだった。
口数は減るし、助手席の姉にも少し当たってしまった。
こんなことではいけないと少々反省。

その電話が掛かって来たのはボクが昼休みに一旦家に戻った時のことだった。
パソコンでネットサーフィンをしていた本日休日の姉が、一番近くにいるという理由でその電話に出た。
「はい、はい。ええ、それで・・・」
いつになく丁寧な余所行きの声で、いやむしろ緊張してるのだろうか?
姉はパソコンチェアの上で正座して電話に向かっていた。
「今日、夕方にお伺いしてもいいでしょうか?」
姉がチラリとボクの方を伺う。
今日のボクは先日ウィークデーに連休をとった代わりに出勤していた為夕方にならないと身体も車も空かないのだ。
「・・・通りを右折して・・・その先を・・・」
尚も電話の相手との会話は続く。ボクは耳をそばだてつつ、もしやという期待に胸を膨らませていた。
カチャリ。
姉が受話器を置いた。
「夕方先方の親御さんのトコに行くよ」

それからだ。
午後に仕事に戻ってからも考えるのは例の電話のコトだけで・・・。
仕事が終った途端速攻で会社を飛び出し、途中で姉を拾う。
道中普段通りの自分を演出してはみるものの、テンパっていっぱいいっぱいになってるコトは姉にはモロバレだった。何しろ本日の車内カラオケはつっかえたり間違えたりと散々なモノだったから。

途中まで来て先方に道を確認する為電話をするコトになった。
運転はボクだったからアンタが電話した方がわかるだろうという、姉の言葉によりボクがお電話するコトに。
「先程お電話しました・・・」
初っ端から躓いた。先程お電話してない。頂いたんだった。
上品で丁寧な通話先の御婦人はそんなミステイクも軽く流してはくれたけれど、自分的にはかなりOUCH!ってな感じだった。
それでも何とか先方のおうちまでの道のりも判明し、ボクらは出会うコトが出来た。

「みるみる♪」
それが彼女の名前だ。
新しく迎えたボクらの家族。

お嬢さんをボクらに委ねてくださった可愛らしい先方の親御さん、紹介して下さった仲人のNさん、本当にありがとうございました。
この先色々あるだろうけどボクら必ず幸せになります。
高らかに宣言したい。そんな気持ちなのだった。


| NextHOME