mintoと逢ったのは、偶然だった。
買い物に出かけたついでに立ち寄ったペットショップに、パピがいた。
時々見かける白茶のパピとは違い、白黒のパピ。myuuと別れてから初めて見た。
一目でわかった。myuuの兄弟だって。
まだまだ小さい、生後40日のパピの女の子が2匹。
寝ていたパピの顔を見せてもらい、思わず聞いてしまう。どこのパピ!?
やっぱりsさんのパピだった。sさんはmyuuのお母さん。
女の子だけ!?男の子は!?いる!まだsさんのところに雄は1匹だけ。
それを聞いてsさんの家に向かう。わけのわからない涙が止まらない。
sさんの家を久しぶりに訪れる。もう二度と来ることはないと思っていたのに。
sさんは留守だった。
myuuと同じ時に生まれたお姉さんのさっちゃんが死んでしまったので
その合同慰霊祭に出かけているということだった。
残念。あきらめかけたときおばあちゃんが初めておめにかかったのにもかかわらず
家にあげてくれ、赤ちゃんパピを見せてくれる。
myuuのママのななちゃんと、いた。小さいパピが3匹。
どれ!?どの子が男の子!?おばあちゃんに聞いてもわからない。
1匹ずつ抱き上げて夫が確かめる。
一番小さい、一番元気のいい、一番myuuに似ている白黒のパピ、それが男の子だった。
私は夫を見上げた。うん。うん。って夫がうなづいている。
そのふわふわの白黒の毛はmyuuそのものだった。
おばあちゃんに御礼を言って、sさんの家を出た。
何も話さないまま、そのままもう一度ペットショップに帰って私は雄の予約を入れた。

夜電話をかけようと思っていたところにsさんから電話がある。
今回の出産で赤ちゃんは6匹生まれて、それがみんな逆子で大変だったこと、
産後ななちゃんが病気して死にかけたことなど、話してくれる。
とっても優しい言葉で。
しばらくsさんの話を聞いた後、私はついに言った。
もしsさんさえよかったら、あのmyuuによく似た男の子を
もう一度私たち家族にゆずってもらえませんかって。
ことわられたらどうしようかと思っていたのに
sさんはこんなうれしいことはないって泣いて喜んでくれた。
よかった。ほんとによかった。

私はそれから実は急に不安になった。家の中にパピが2匹!?どうなるの!?
子どもたちには夫が話をした。もう1匹飼うことにしたから。
それを聞いた子どもたちの第一声は、えーっ!
ranがいるのにどぉすんのぉー!?
myuuが帰ってきたらどぉなるのぉ!?
うん。うん。私もそう思うんだよ。でもどうしようもないじゃん。
myuuの兄弟なんだから。
myuuによく似てるんだから。
myuuが逢わせてくれたんだから。


1年前、myuuがいなくなった日の4日前。
私の○○才の誕生日の前日。
2001年4月22日。mintoと初めて逢った日。