いのち

mintoがうちの子になってまだ3週間あまり。
その間にもう3度も死にそうになっている。
その生命力の強さとはかなさを同時に感じながら
なんとか元気に大きくなってほしいと祈らずにいられない。

初めは下痢と嘔吐だった。
脱水状態で血糖値が急に下がったmintoは立ち上がることができなかった。
身動きできずに横になったままで、医師にはどうなるかわかりませんよと言われた。
パルボという死亡率の高い伝染病の疑いと言われた時は
もうこのままmintoが死んでしまうことしか考えられなかった。
まだ1ヶ月あまりしか生きていないいのち。
それを救ってくれたのはあの小さい細い手に点滴をしてくれた医師だった。
ゴールデンウィーク中にもかかわらず、休まず診療していた動物病院のスタッフたち。
いのちを助けてもらってありがとう。
私は医師に心からそう伝えた。

それからまだ1週間しかたっていないというのに
2度目はアナフィラキシーショック!?
できるだけ早くにパルポを含めた予防接種を受けようとしたのが悪かったのか。
退院してからの調子もよく、うんちの検査も合格したmintoは
予防接種を受けた。
その2時間後mintoは私の手の中でひきつけを起こした。
あの小さい体が痙攣し、あわをふいている間、私と夫はただmintoの名前を呼び続けることしか
できなかった。
だめだ。もうだめだ。そう思った。
でもmintoはがんばった。ひきつけがおさまっても、mintoは目を開けていた。
生きていてくれた。
mintoのいのちを救ってくれたのは、その後血圧を上げる注射をしてくれた医師と
mintoの生きようとする力。ありがとう。生きていてくれてありがとう。

そして3回目はまた1週間後の金曜日。
ずっと元気だったのにもかかわらず、私が帰ったとき迎えに出てきたmintoの
後ろ足がおかしかった。
もつれている感じでふらふらしていた。
息子が寝起きだからだよと言ったけど、おかしいから気をつけて見ていてと
娘に言って買い物に出た。
そしてその30分後、娘の目の前でひきつけた。
私から前回の話を聞いてはいたが、娘はびっくりしたと思う。
私の携帯に連絡が入り、すぐに飛んで帰った。
もらっていたブドウ糖を飲ませて様子をみるが、電話で指示を受けた医師は
もしかしたら脳に異常があるのかもしれない。と気になることを言う。

これから先にもmintoにはそのいのちを脅かす何かがあるかもしれない。
注意深く見ていてください。と医師は言う。
せっかく授かったいのち。
myuuが逢わせてくれたいのち。だから生きていてほしい。
myuuの分も私たち家族と一緒にずっと生きていてほしい。
そう願っている。

                      2001.5.24  minto 800gのいのち