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不妊去勢の大切さ


 犬や猫に対して不妊去勢手術をするのは、かわいそう、不自然だ、という考えが今でもかなりあるようです。
 確かにある意味では不自然でかわいそうなことなのですが、犬や猫は人間社会の中で人間とともに暮らす動物で、野生動物とは生き方に大きな違いがあります。
 
 妊娠、出産を自然のままに繰り返すと、平均で年2回、1回で4〜5匹出産します。生まれた子がまた、子を出産し、単純計算では1対の犬猫から3年で150匹以上、6年で1万匹以上の子が増えることになります。 
 
 生まれ育って行く子、全てに家庭を与えられる余裕は今の日本にはありません。現実に年間50万匹を超える犬や猫がガス室で殺処分されています。 猫については殺処分の80%が子猫です。
 
 オスは出産しないから、という理由で、去勢手術を受けさせない事も多く見られますが、発情のストレスによる苦痛は空腹時に食事を与えられないと同程度に過酷なものです。かといってその都度、交配を繰り返せば、メスと同じであっという間に子孫が増えてしまいます。発情のストレスは、もちろんメスも同様にあります。
 
 手術は体への負担も少なく決して危険なものではありません。事故率は0.1%以下で、手術しないでおくリスクの方が遥かに高いのです。一度、手術をしておけば、本人にとっても一緒に暮らす人間にとっても、その後の生活が随分、快適になります。
 
 経験上、不妊手術をしていないメスの場合、かなり高い確率で子宮蓄膿症乳腺腫瘍が起こり、非常に苦しむことになります。また、その時の経済的負担も相当大きくなります。
 
 不妊去勢をすると太る、といわれますが、手術が直接、肥満を引き起こすということはありません。術後、体が要求するカロリーが少なくなる傾向があるようですが、食事は人間が配慮してやるべきことであり、食べ過ぎなければ太ることはありません
 
 不妊去勢を施した犬や猫は、人間にとって不都合な行動が大幅に減ります。
従って周りの人々に迷惑をかけることも少なくなり、しつけやすくなります。
 
 ホームレスの猫はやむをえず出産を繰り返し、自分が生きてゆくため、また子どもを育てるために非常に厳しい生活を強いられます。生まれた子も飢えや寒さにさらされて、短い命を終えてしまうこともしばしばです。不幸な命を増やさず、一代限りの生をまっとう出来るよう、ホームレスの猫に対しても不妊去勢手術をすることが望まれます。ホームレスの猫をめぐる人間のトラブルもなくなります。
不妊去勢手術の主な効果
 
メス オス
 ・ 望まない妊娠を防止
 ・ 出血がなくなる
 ・ オスが近寄ってこない
☆  病気の予防
   子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、アレルギー性疾患の緩和
 ・ 攻撃性の低下
 ・ 尿のマーキングが減る
 ・ 無駄吠えが減る
 ・ 家出の予防
☆  病気の予防
   睾丸・ 前立腺.・肛門の腫瘍、会陰ヘルニア
 ・  望まない妊娠を防止
 ・  発情時の異常な鳴き声の解消
 ☆ 病気の予防
   メス犬とほぼ同様
   ウイルス性疾患の感染リスクの減少
 ・  攻撃性の低下
 ・  ケンカが減る。
 ・  90%のオスについて尿のマーキング防止
 ・  家出の予防
☆  病気の予防
    睾丸腫瘍、前立腺肥大、ウイルス性疾患の感染リスクの減少


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