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フィラリア症は確実に予防できます

 
 フィラリア症は、簡単な予防で、確実に防げる病気です。にもかかわらず、フィラリア予防をしてもらっていない犬がたくさんいることには驚かされます。
 予防しないで2夏を過ごすと、90%の犬がフィラリアに感染するといわれています。私達は、フィラリア症の末期で保護され、治療の甲斐なく死亡した犬の、非常に苦しむ姿を目の当たりにし、予防の大切さを痛感しました。
 フィラリア症は、フィラリアに感染した犬の血を吸った蚊が、別の犬の血を吸うことによって、その犬にも感染させる病気です。
 フィラリアの成虫は、長さ20〜30cmの糸のような虫で、成虫が産んだ子虫(ミクロフィラリア)は、ミクロフィラリアのいる犬を吸血した蚊の体内で2週間過ごすと、感染能力のある感染幼虫になります。感染幼虫のいる蚊が別の犬を吸血するとき、幼虫は犬の皮膚から体内に入って、皮下や筋肉で2〜3ヶ月後には2cmくらいの長さになります。フィラリアの予防とは、この段階までに幼虫を駆除することです。
 駆除されずにいた場合、幼虫はその後血管に入って心臓や肺動脈に寄生し、3〜4ヶ月で成虫となって子虫を産みます。フィラリア成虫の数が多くなると、血流が悪くなり、肝臓、腎臓の働きにも支障をきたします。
 フィラリア症の初期症状は貧血、咳、息切れなどですが、進行すると失神、血尿、腹水などの症状が現れます。
 こうなってからでは、治療も大変難しくなってきます。
 フィラリアの予防には、毎年蚊が発生し始めて1ヵ月後から、蚊がいなくなって1〜2ヵ月後まで、即ち6月初めから12月初めまで、月一回、体重に応じた量の錠剤を飲ませます。確実に飲ませるには、食事に混ぜるよりも、犬の好きなチーズやパンで薬を包んで与える方が良いでしょう。
 最近では、生後6ヶ月を過ぎた犬であれば、フィラリアの寄生を6ヶ月間予防できる注射も使えるようです。
 薬を与える季節になれば、動物病院で、フィラリアに感染していないことを確認した上で処方してもらってください。
 感染していた場合、フィラリア成虫の寿命は5年くらいなので、初期であれば、病院で相談の上、予防薬をきちっと与え続けることによって治療できるようです。
 症状が悪化して苦しむ犬の姿を見るのは本当に辛く、悲しいものです。わずかな手間と費用で予防できるこの病気から、どうかあなたの愛犬を守ってあげてください。
 
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