その10 モモち、バイキングをする?
最近、ママちはモモちに「甘い」らしい。(今までが厳しすぎたという説もあるが)
最近モモちも「おりこう」?になってきて、イタズラが減っているのも1つの理由であろう。
帰ってくる。『出掛けた時のままのリビング』
おかえり〜、と顔に寝癖をつけたまま走ってくるモモち。
・・・・・平和だ。これぞ、『あるべき家庭の姿』!
と言うわけで、ママち大変ご機嫌だった。
そう、その日までは・・・・・・・・・。
その日、ママちは会議でいつもより遅い帰宅となった。
パパちは仕事が『繁忙期』に入り、遅い日が続いている。
「モモち、寂しがってるかしら?」と心配しながらドアを開けたママちが見たものは・・・
玄関マットの上に、腹を出して転がってるモモち。(♀・2さい)
ママち「な、なにやってるの?モモち?」
ママちビックリして言葉が続かない。
モモちは横目でママちを見ながら、玄関マットの上で腹を出し続けている。
・・・・・・・すごくアヤシイ。
ママちも横目でモモちの顔をチェックすると・・・寝癖がない!
ママち「・・・モモち、なんかしたんでしょ。」
その言葉に、モモち、目をすーっと逸らす。ママちの疑惑は、今、確信に変わった。
ママちが靴を脱ぎ、リビングに行こうとすると、ママちの前にスライディングして腹を出すモモち。
なんとかしてリビングに行かせない様にしたい、というモモちの作戦だ。
そこまでして隠したい物はなに?
ママち、モモちをまたいでリビングに入り・・・見てしまった。
♪焼肉がバイキングで食〜べ放題、食〜べ放題ヨロレイヒ〜♪
である。いや、正確には
♪モモちがオ〜ヤツを食〜べ放題、食〜べ放題ヨロレイヒ〜♪
と言うべきか・・・(大して違いはない)
リビングのテーブルの周りに
「ささみジャーキー」「チーズインチップ」「カムカムボーン」「アキレス」etc・・・転がってる。
でもよく見ると、ほとんど手を付けた形跡がない。
じゃあ、何を食べたんですか?
ママちの目に入った物は・・・・・・・・・・・・。
「フグのみりん干し」(一袋1500円)の空袋・・・。
モモち・・・それは、パパちのおつまみなんですよ。
4枚入りで1500円だから、一枚あたり375円するんですよ。
パパちも高いからって、一枚ずつ大事に食べてるのに、
アンタは4枚全部、ためらいも無しに食べたんですか・・・?
食いちぎられた袋を手に、座り込んでしまうママち。
なんで、これがモモちの手の届くところにあったんだろう・・・?
考えてみるが、心当たりは全く無い。
とりあえず片づけをして、それからお説教をしましょう。
ママち、気をとりなおしてキッチンへ。そして・・・・更に見てしまった。
この「紫色の水溜り」はなんですか?(ママち半泣き)
お見せできないのが残念であるが、キッチンの真ん中に紫色の池が出来ている。
そして池が見つかった途端、モモち起き上がり、頭を低くして脱走を試みた。
が、それを見逃すママちではない。
モモち『キャン!』(ママちにお尻の毛をつかまれた)
ママち『モモちゃん、ママにちゃんと説明してごらんなさい。』(怒りで、プルプルと震えている。)
モモち『・・・・・キュウン』(怖くてその場にへたり込む。腰が抜けてるのかもしれない。)
パパち『じゃあ、ジュースも飲んじゃったの?』
帰ってきたパパち、モモちのご乱行に驚きを隠せない。
そう、紫色の水は『グレープジュース』だったのだ。
(パパちが朝飲んで、そのままにしちゃってたらしい・・・)
ママち『もう、モモちの手の届くところには、食べ物は置いちゃダメ!』(まだ怒ってる)
パパち『は〜い。怖いママちですねぇ〜。モモちゃん!・・・あ!』
モモの前足を握ったまま、パパち固まる。
ママち『なに?なんなの?これ以上、何があるっていうのっ?』
(ママち、もうヤケクソである)
パパち『モモち、もう虫歯みたいなのがあるよ・・・』
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ママち『・・・モモちゃん、カモ〜ン。』(地の底に響くような声)
モモち、ビクッとする。もう一歩も動けない。
モモちはその晩、歯磨きを3セットされた。
結局、モモちのバイキングは
♪歯磨きは され放題〜♪で 終わったのである。
めでたしめでたし・・・・・。
でも、ママちの受けた心の傷はまだ癒されない・・・。
平和なママちの家庭をかえしてッ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・多分続く。