先日、パパちとママちは中国へ旅行した。
その間、モモちはパパちの実家へお泊り生活である。
実はパパちの母は『お茶とお華の先生』。
このお泊り生活で、モモちが少しはおしとやかになれば・・と目論むママちであった。
とにかく、モモちはお行儀が悪い。
モモちの食事作法は、例えるならば『アフリカ式』。
食器に飛びかかり、華麗なフットワークで架空の敵からの攻撃をかわしつつご飯をGET。
しかし、そのご飯も生きているので、架空の首根っこを押さえつつ、捕食。
だから食事の間中、跳んだり前足で攻撃したりと忙しい。
パパちの実家である。
パパち母『うちも犬を飼ってたから大丈夫よ。心配しないで行ってらっしゃい!』
パパち父とパパち母、パパち弟。皆犬好きのいい人達だ。
しかし、ママちは違った意味で心配な事があった。
ママち『モモちはお行儀悪いんです。・・宜しくお願いします。あと、人間の食べ物とか欲しがってもあげないで下さい。』
なにせ、預けていくのは、食いしん坊のモモちである。
食べ物に卑しい所をパパちの実家で披露されては、ママちの嫁としての評価が。・・・
そんなママちの心配を知ってか知らずか、モモちはよそ見して頭を掻いていた。
パパちとママち無事帰国。そしてモモちを迎えに行く。
ママち『いい子にしてたかなぁ?モモち。・・寂しがって拗ねてなかったかしら?』
パパち『大丈夫だよ。モモちゃんは強い子!パパの子だからね〜。』
・・・はいはい。・・相変わらずのバカぶりである。
そうこうしてる間に、車はパパちの実家へ。
パパち『モモちゃん!元気でしたか!いい子でしたか?』
玄関を開けると、待ってたかのように飛び出して来て、パパちに飛び付くモモち。
ママち『モモち!元気だった?いい子にしてた?あ!お義母さん、ありがとうございました!』
2人はモモちと一緒に出てきたパパち母にお礼を言い、促されて居間に入った。
パパち母『旅行はどうだった〜?モモちゃんはね、お利口だったわよ〜。』
ママち『・・・本当ですか?良かったぁ。』
居間でお茶を頂きつつ、旅行の話をしたりモモちのお留守番話を聞く2人。
モモちがいい子で過ごしたと聞き、一安心のママちである。しかも・・
パパち母『モモちゃんはお口のキレイな子ね。全然、私達の食べ物を欲しがったりしなかったわよ。』
このパパち母の一言に、ママち、胸が熱くなる。
モモち、良く頑張ったわ!それでこそ、ママの子よっ!(←結局、似た物夫婦である)
パパちの実家でさんざん誉められて、おバカ夫婦はご機嫌で帰路につく。
パパち『さすがモモちです!パパの子だ!』
ママち『違うもん。お利口なとこはママに似たんだよ!』
車の中でも、はしゃぎまくりのバカ夫婦。
しかし、当のモモちはお疲れムードで、ママちの膝で丸くなって寝てしまった。
ママち『1週間、お利口にしてたから疲れたのかしら?』
パパち『この反動で、うちに帰ったら今までの倍くらい行儀悪くなってたりして。(笑)』
ママち『まさかぁ〜(笑)』
パパちの言葉を笑って否定するママち。
モモち家の楽しい夕飯時。
今日は久々の和食にしよう!という事で、テーブルには焼き魚や納豆、味噌汁・ご飯・煮物etc・・。
パパち『いただきま〜す!』
ママち『いただきます。』
お箸を持った瞬間、パパち、右腕に違和感を覚える。・・・
パパち『・・・?モモちゃん?どうした?・・・』
モモち『キュゥゥゥゥゥン。クゥゥゥゥン。』
モモち、パパちの右手にしがみ付き、ご飯をチラチラ見ながら甘えた声を出す。
・・・・・・・・・・・・・多分、続く。