この間、パパちはお友達と夜釣りに行った。
お友達は愛犬の1歳になるラブラドール「さくら」ちゃん連れ。
犬好きのパパち。釣りそっちのけで、さくらちゃんと遊んでたらしい。
この さくらちゃん、元気で活発だったらしいが。・・・
パパち『さくらさぁ、すっげーバカちんなの!』
うちに帰ってきたパパち、開口一番そう言う。
パパち『うちのモモちゃんのほうが小さいけど、頭はず〜っといいよねぇ!』
出迎えのモモち。褒められた事を察してか、ピョンピョン飛び跳ねる。
パパち『そうですか!モモちはおりこうちんですか!さすがパパの子です!!!』
バカ2匹(?)である。
ママち『でもさぁ、ラブラドールって盲導犬とかになれる犬だよ。お利口なはずだよー。』
ママち、見たこと無いさくらちゃんを弁護しておく。
大体、モモちだって「お利口」・・・とは言い難いしねぇ。
パパち『ブッブ〜〜〜!!!モモちの方が絶対お利口です〜!!!』
パパち、うれしそうに胸を張った。
パパち『だって、モモちゃんは自分の名前が分かるもんねぇ!!!』
ママち『・・・・・?』
パパちの説明によると。・・・
『さくらは人懐っこい可愛い子だが、どんな名前で呼んでも尻尾を振って応える。
だから、さくらは自分の名前も覚えてないおバカな子に違いない』
・・・と言う事らしい。・・・
でも・・・それだけで知能を推測していいのか???
そこでママちとパパち、モモちの知能検査(?)を行うことにした。
判定委員はもちろんママち。
パパちだと判定基準が激甘になるのは目に見えてるからね。
そんで、検査開始です。
ママち、すごくさりげなく(?)知ってるワンコの名前をつぶやき始める。・・・
ママち『ポチ・・コロ・・ジロー・・マル・・ラッシー・・マック・・ダンボ・・ルパン・・』
モモち、きょとんとした顔でママちを見つめてる。
もちろん、耳は後ろにねかせたままである。
ママち『・・サクラ・・ヒナ・・ルナ・・マロン・・ミック・・・・・・モモち』
ぴくん!
それまで寝たままだったモモちの耳は、名まえを呼ばれた途端にピン!と立った。
尻尾もプリプリ振って「なに?なに?」と言わんばかりである。
それまで息を殺して成り行きを見守っていたパパちも飛び上がる。
パパち『!!!さすがモモちゃんです!!!パパの子です!!!』
モモちとパパち、踊りながら冷蔵庫に向かう。
しかし・・・
いきなりママちの怒声がおバカ2人組に投げつけられた。
冷蔵庫からご褒美のチーズを出そうとしてたパパちと貰う体制だったモモち、凍りつく。
ママち『一回だけで褒めちゃ駄目!まぐれかもしれないでしょ?』
パパち『・・・・・・ふぁ〜い。』
パパち、渋々チーズを戻して
パパち『モモちゃん、鬼のママちがもう一回だって。モモちゃん頑張るんだよ』
だって。・・・一言余計なパパちである。
さて、気を取り直してもう一回です。
今度は何にしようかな?ママち、部屋を見回して・・・
ママち『テレビ・・ビデオ・・パソコン・・ライト・・電話・・』
パパち、ぷぷっと笑い出す。
パパち『今度は家電シリーズなの?そんなの無駄でしょうが?』
モモちを見ると、さっきよりキョトンとしてお座りしたままである。
ママち『家電じゃ名まえだと思わないかなぁ〜。ん〜と・・プリンター・・ケータイ・・ラジオ!』
パパち『今・・・返事した?』
パパち、呆然。・・・
当のモモちはお座りして、耳をピンと立て尻尾をプリプリ振っている。
ママち『も・・もう一回やってみる?』
パパち『う・・うん。』
ママち『ミカン・・リンゴ・・イチゴ・・』
今度は果物シリーズ。
モモちは・・・お座りしてキョトンとしている。尻尾は動かない。
ママち『・・・・・・・ラジオ?』
モモち『キュン!』