犬にまつわる雑学

犬を使った日本語

犬の雑誌や書籍には、「犬」を賛辞する言葉があふれています。
でも、「犬」に興味を示さない人には普段目に留まらない言葉たちです。

それで、ある日突然思い立ったんです。
「日常生活で私たちが使う『ことわざ』や『慣用句』の中に出てくる『犬』を探して見よう!」と。

「国語辞典」で探してみました。
私の探していたものが見つかったような気がしました。

犬:
  1. 〜。この説明は我が家にも居る犬そのものでした。
  2.    
  3. ひそかに人の隠し事を嗅ぎ付けて告げるもの、間者
  4.    
  5. ある語に冠して似て非なるもの、劣るものの意を表す(犬たで、犬桜、犬ワラビなど)

1.2でなんとなく嫌な予感がしてきました。
そういえば、水戸黄門のテレビなんか見てると「おのれ幕府の犬めが!」なんてのが出てきます。
 ここでくじけずに調査は更に続きます。
「犬死に」「犬侍」「犬公方」「犬も食わぬ」
「犬神
(人に害をなすという目に見えない小動物の霊)
「犬の遠吠え」 ・・・ろくなのが出てきません。

これらは、犬を悪く言っている言葉でした。
犬は古くから人間の友達だったはずです。
「花咲か爺さん」や「桃太郎」にも確か人間の友達としての犬が出てきたはずですので、日本語の中にも犬を良く言っている言葉があるはずです。

調査は続きます。
「忠犬」「名犬」・・・
そろそろ出てくるかな?確かに「忠猫」とか「名猫」ってあんまり言わないからな〜。
「煩悩の犬は追えども去らず(煩悩は人につきまとって、飼い犬がまといつくように離れない)
なんとなく、犬にとって悪い例えではない様に見えますが、煩悩が付きまとうという言葉なので全体としてはあまりいい意味じゃありません。
「犬馬の心(臣下が君主に忠節を尽くし、その恩に報いようと思う心。)
・・・ん〜、まあまあかな?
「犬が西向きゃ尾は東」なんとなく当たり前すぎて良くも悪くもない・・・。

・・・でも日本語で「犬」のつく言葉は圧倒的に悪い意味のほうが多かったんです。
テレビや新聞に出てくる言葉から差別的な用語はどんどん駆逐されていっています。
それなのに、「犬」に限って言うと「犬」を差別する用語が充満していたのです。
だんだん腹が立ってきました。

でも、まだまだ親父はあきらめません。
「犬と人の関わりあい」の証拠を求めて更に調査は進みます。