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平成になって初めての4月、お兄さんは高校に、お姉さんは大学に入り |
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家の外にも、内にも、春が来ました。 |
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かねてから,犬を飼いたい、というのが、お姉さんの 願いでした。 |
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しかし、お父さんが反対しました。
”犬に食べさす、ご飯なんか無い”と言って。
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でも、お父さんは負けました。多勢に無勢 3対1 でしたから。 |
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お父さんは、中国生まれ。戦後4歳で引き揚げて来ました。 |
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お父さんは、今、食べる物 なんかに全く困っていませんが、
その時の苦労が身に沁みているのでしょう。
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ところが、ボクは、クリス マリオになって以来、食事の時、
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お父さんと並んで座り、お父さんが食べたら、次はボク、ボクが食べたら |
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今度はお父さん、という状態で、晩酌の相手を勤めています。 |
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ボクは、右側でいっぱい貰ったら、そっと、左側へ回ります。すると、お姉さんが |
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叫びました。 わあっ、マリちゃん、違う犬のふりしてる! |
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ボクは、お姉さんの洞察力に、脱帽です。お姉さんは、小学生の時から独特の
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眼力を持っていました。何しろ、 |
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郷ひろみと 岩崎ひろみ が結婚したら、2人共、郷ひろみ になるねんで。 |
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と、見抜いていたのですから。 |
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ある日、ボクの家族 5人で 挙手による人気投票をしました。 |
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お父さん 0票 お母さん 0票 お姉さん 0票 お兄さん 0票
ボク 4票
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ボクの 単独トップ でした。 |
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ボクの目次

1 ボクはクリスマリオ
2 ボクの家は
3 ボクはあっという間に
4 ボクのしっぽ
5 ボクはお昼寝
6 ボクは庭で
7 ボクはハーイ
8 ボクは春になると
9 ボクってクリスマリオ
10 ボクは大人に
11 ボクのお母さんは
12 ボクねクリスマリオ
13 ボクがクリスマリオ
14 ボクもクリスマリオ
15 ボクはずっと
私の目次
1 こんにちわ 2 またまた 3 改めて
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