Birdy Diary

「美鳥」
「クマゼミ」

2003, 7, 17

「美鳥」

キーちゃんの羽がつやつやで、思わず見とれるほどの美鳥です。何とか撮ってみようと思いましたが、難しい。
そばでは、ベジーが目が点になって止まりに言い寄っています。挑発しようと試みているらしいのですが、成功した試しがありません。

2003, 7, 11

「クマゼミ」

 夕方、5時頃、外にでると、斜め向かいにあるお宅の壁をセミの終齢幼虫が登っているのに気が付いた。地面から30センチくらいの高さの辺りにいたが、壁は1メートルあるかないかの低いものだった。あたりには猫がたくさんいてとても助からないだろうと思った。そこで、脱皮をして飛び立てるようになるまで、観察を兼ねて家にもって帰った。  幼虫を壁に立てかけてあった、直径1.5センチの棒に止まらせて、用を足して30分くらいして帰ってくると、もう居間の天井をそろりそろりと足場を確かめるようにゆっくり歩いた。  大きな幼虫で、帰宅した主人がクマゼミではないかといった。私は都会育ちであぶらゼミやニイニイゼミはよく見かけたが、精々、ミンミンゼミを見たことがあるかないかで、クマゼミは話には聞いたことはあるが、見た記憶はなかったのでワクワクした。いつ脱皮するのかな、といっていたら、気がついたときには、始まっていた。蝶々の脱皮は、始まるとすぐに出てきてあれよあれよという間に羽が伸びてくる。途中で驚かせたりすると、脱皮に失敗して、羽が伸びなかったり、蛹から出られずそのまま死んでしまったりすることがある。じわじわとしか出てこないので、脱皮に失敗したかと思い、拾ってきて可哀想なことをしたかと心配になった。ご飯の用意をしているうちに完全に殻から抜け出て、翅が伸び、一安心した。はじめは、白い体に蛍光色の緑色をした翅だったが、しばらくするとお腹は透明なピンク、背中は薄茶色、翅は伸びてうすく緑がかった大きな透明なものになった。一時間もすると、すっかりセミらしくなった。家の居間は長方形で天井に蛍光灯が窓側と廊下側と二箇所付いているのだが、セミのとまっている側の蛍光灯は、夕食のときもつけずにいた。キーちゃんもベジーも人間が食事をしていると餌を食べるのだが、薄暗い中、食事をしていた。もう多少驚かしても大丈夫だろうと思い、電気をつけて写真を撮った。本当に大きな立派なセミである。今晩は放っておいて明朝逃がしてやることにした。  幼虫のいたあたりは2〜3メートル以内には、地面の出ているところは全くない。全てアスファルトかコンクリートで覆われている。どこか隙間を縫って地面から這い出てきたのだろう。よく出てこられたね、といいたくなるほどである。幼虫のいたところは、神戸市東灘区で、阪神大震災のとき被害が大きく出た地域である。クマゼミは確か幼虫の間、9年間地下生活を送るはずである。震災前は、大きな一戸建ての家が多かったが、震災後、マンションが立ち並ぶ地域となった。お前の兄弟、いとこは、うまく地面に出てこられたのかい、と聞いてみたくなった。9年前、地下にもぐったときは、クマゼミが世代を重ねていくのに十分な木が生えていたはずだが、頼りにしていた木が切られたり、地面がコンクリートで覆われてしまったせいで死んでしまったセミの幼虫は数知れないだろう。人間て身勝手だと思う。

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