10月4日 PM8:00頃
おしっこのような黄色の液体がサークルの中に・・。あわてて獣医さんや友達に連絡し、破水なのか確認を取っている最中にこむぎがいきみ始めました。

30分ほどして、陣痛も強くなり、しきりにおしりを舐めるようになりました。少し時間がかかっているようなので、もう一度獣医さんに連絡を取ろうとしていると、こむぎのお尻に、何かぶらさがっているのを発見!イヤ〜な予感が・・・。
PM8:30頃
    〜
PM9:30頃

こむぎをつかまえて、お尻の様子を見てみると、子犬の体が半分でていました。逆子!!獣医さんに連絡し、タオルで仔犬の体を包み、何とか引っ張りだしたのですが、子犬はぐったりとして少しも動きませんでした。

胎盤ごと羊膜に包まれた仔犬を取り上げ、羊膜を破り、蘇生を開始しました。鼻や口に詰まっているものを吸い出し、熱めのお湯につけ、タオルでマッサージ・・。何度繰り返しても、仔犬は少しも動かずどんどん体が冷たくなり、最後までこの仔が鳴くことはありませんでした。気がつくと、生まれて1時間がたっていました。

こむぎの初めての出産で1番最初の仔・・・何とかして助けたかったです。こむぎはじっとその様子を見ていて、最後にこの子を見せてやると少し残っていたへその緒を噛み切ろうとします。1頭目はお顔にラインの入った、フルカラーのとてもかわいい女の子でした。もしかしたら、3匹ともダメなのかも・・・と不安でいっぱいになりました。
PM9:40頃
こむぎに2度目の陣痛がおき、5分ほどするとツルッと胎盤ごと仔犬が出てきました。今度はこむぎがへその緒の処理をし、胎盤も食べました。

仔犬を取り上げるとこの仔も動かない・・。この仔もダメなの?と一瞬思いましたが、すぐに動き始め、1匹目(1こむ)とはタオル越しに伝わってくる感触が明らかに違いました。

この仔は大丈夫!タオルでマッサージをしたのですが、動いているのになかなか鳴いてくれません。羊水を吸いだし、マッサージをしようとすると、タオルが血で真っ赤になっていました。こむぎがへその緒を根元から噛み切っていたため、出血が止まらなかったようです。
獣医さんに再び連絡し、圧迫止血をして、お湯にはつけないように、と教えて頂きました。もう一度マッサージをすると、すぐにキューッと鳴いてくれました(T_T)

2匹目(2こむ)もフルカラーでお顔にラインの入った、1こむによく似た子でした。止血のため、この仔を別の明るい部屋へ連れて行こうとした時、こむぎが激しく吼えだしました。仔犬の声を聞き、母性本能が目覚めたようです。

へその緒にはまだ少し血がにじんでいましたが、あまりにこむぎが吼えるため2こむを返してあげると、すぐに舐め始めました。急いで返したため、男の子か女の子か確認し忘れてしまいました。こむぎが最初はこの仔(2こむ)をくわえて運ぼうとしたのですが、2こむがキューキュー鳴くと困ってしまい、鼻で転がしながらサークルの隅っこに連れて行き、必死に世話をしていました。

この様子を見て、次の子はこむぎに任せてみようと思い、しばらく別の部屋で次の子が生まれるのを待つことにしました。
PM10:30頃 こむぎがゴソゴソし始め覗きに行くと、ちょうど3匹目(3こむ)が出てくるところでした。

仔犬がこむぎのお尻にぶら下がっていて、胎盤が引っかかっている状態でした。すぐにこむぎがへその緒を切り、自分で胎盤を引っ張り出して食べ、3こむの世話をし始めました。

あとは初乳を飲んでくれれば一安心(^v^)30分ほどするとこむぎのお腹に仔犬たちが近寄っていき、やっとお乳を飲み始めました。

1こむを助けられなかった事が残念で、この仔のことを考える度にジワ〜ッと涙が出てくるのですが、ほかの仔が元気にお乳を飲んでいる音を聞いたり、こむぎがお母さんの顔になったのを見ると、本当に良かったと思えました。