航空 母艦 赤城  AIRCRAFT CARRIER AKAGI

赤城は当初巡洋戦艦として建造されましたが、大正10年ワシントンにおいて、
日・米・英・仏・伊 の間で開催された海軍軍縮会議で主力艦の建造が中止され、また空母・巡洋艦についても制限されたことから、
呉工廠で空母に改造されました。飛行甲板は最初三段式でしたが、加賀についで昭和6年と10年の2回にわたり大改装を行い、
性能を一変して第一線級の空母に生まれ変わりました。
昭和16年12月8日、赤城はハワイ作戦における機動部隊旗艦として真珠湾攻撃に参加、その63期の艦載機は大戦果を収めました。
ラバウル、蘭印攻略作戦に従事後、昭和17年4月5日には英空母ハーミスを蒼龍・飛龍と共同して撃沈しました。
しかし、同年6月5日ミッドウェー海戦において、米空母エンタープライズ機の命中弾2発により炎上し、
旗艦を長良に移して、6月6日午前2時、味方の駆逐艦2隻により発射された魚雷により自沈、その生涯を終えました。

航空母艦 赤城
全長260.67m、最大幅31.32m、喫水8.71m、基準排水量36500トン、最高出力125000馬力、最高速度31.2ノット

ハセガワ 1/700 インジェクションプラスチックキット
静岡模型協 1/700 日本航空母艦艦載機前期セット
主な使用エッチングパーツ エデュアルド 赤城用/ゴールドメダル 日本航空母艦用/ハセガワ 空母赤城ディテールアップパーツ/
ファインモールド 日本海軍艦載機パーツセット・日本海軍空母用パーツセット・96式25mm連装機銃セット他

今回は、私の艦船模型を気に入ってくださった方から、制作のご依頼をいただき、この赤城を製作しました。
今までエッチングパーツを多用した艦船模型は、戦艦や巡洋艦・駆逐艦しか作ったことがなく、
航空母艦を本格的にディテールアップしての製作は初めてでした。
しかし、赤城や加賀などの大戦前期から活躍した正規空母については以前から作製してみたかったので、今回製作の運びとなりました。
初めてで、何もわからない状態からのスタートだったので、とりあえず赤城に使えるエッチングパーツはいろいろと購入し、
その中から自分なりに良いものを選んで組み上げました。
キットについては、20年以上前のキットなので、全体のスタイルは良くまとまっているものの、カッターや測距儀などの細かいパーツは、
とても使用に耐えるものではなく、取り替えられるものは全てPT社製、リニューアルパーツからチョイスして使用しました。

<改造・自作箇所>

<船体部>
旗竿を真鍮線とステンレス線で自作、旗竿先の信号燈を自作、フェアリーダを自作、
ムアリングパイプの開口、錨見台投鉛台を自作、予備錨置き場の追加、
外舷電路の追加、舷燈の追加、格納庫前のキャットウオークを延長および追加、
キャットウォークから甲板横のポケットへの通路をプラ板で追加、甲板下支柱の補強を真鍮線で追加、
右舷前のブルワークに変な指揮所があったので削除し新たに射撃指揮所を自作、
4.5m測距儀の追加、各所射撃指揮装置を手持ちのパーツに交換、煙突上のジャッキステーの追加、救命浮き輪を自作、
ボートダビット・カッターをPT製に変更、スポンソン支柱を真鍮線に変更、繋船桁を竹ひごを削ったものに変更、
角材置き場の追加、指揮所窓枠とその横の張り出し部の追加、主砲キャンバス部の自作、起倒式マストの支持台の自作、
艦尾甲板支柱の補強を真鍮線で追加、十文字信号燈を自作、舵柄信号の追加、艦尾に鎖および錨の追加、格納庫シャッターの追加、
内火艇は全て手持ちのリニューアルパーツに変更、内火艇に旗竿を追加、

エッチングパーツ使用箇所:手すり、ラッタル、12cm高角砲のブルワーク、通気口、水密扉、煙突口、艦尾甲板支柱、クレーン、 

<甲板部>
着艦制動索を銅線に変更、探照燈をクリアパーツに変更、甲板横のポケット内に角材を追加、
 
エッチングパーツ使用箇所:起倒式マスト(一部真鍮線で補強)、甲板横のポケット、
人員救助網、着艦制動索基部、探照燈カバー、遮風柵、着艦指導燈、25mm連装機銃、
 
<艦橋部>
艦橋横の探照灯台の変更、測距儀の変更、艦橋上部に2キロ信号燈追加(アンテナは真鍮線に変更)、黒板を追加、
防弾ハンモックを銅線で自作、双眼鏡の追加、マストに信号燈を4箇所追加、マストに各種信号旗および吹流しの追加、 
エッチングパーツ使用箇所:窓枠、ループアンテナ、マスト(一部真鍮線で補強)、
 
<艦載機>
アンテナの追加、デカールによるディテールアップ、 
エッチングパーツ使用箇所:プロペラ、脚、
 
<その他>
空中線は0.074mm極細テグスを使用、碍子部を自作、空中線は直付けでなくポイントを作ってそこに接着、空中線支柱を真鍮線で自作、
 
<塗装について>
サフェーサー立ち上げで、アクリル塗料にて塗装。
飛行甲板は、デッキタンを塗装後数種類の色を上塗りして木甲板の感じを再現。
ウエザリングは、船体の錆、煙突後部のばい煙汚れ、甲板のタイヤ痕を行っています。