戦艦 長門 (昭和19年時)

大正5年度計画によって建造された戦艦で、世界で初めて41センチ砲を搭載しました。
設計を纏めている段階で第一次世界大戦最大の海戦であるジュットランド沖海戦が勃発したため、急遽その戦訓を取り入れることが出来ました。
ジュットランド沖海戦の結果、将来の海戦は遠距離砲戦による大落角命中弾に対する防御と、
水雷防御の強化が求められ、さらに戦艦にも高速が求められるようになりました。
長門は、大正9年11月15日に呉海軍工廠にて竣工しました。
就役後小改装が加えられましたが、その特徴的な誘導煙突は長く大戦艦のイメージとして国民に親しまれました。
昭和9年より大改装に入り、同11年1月に完成。太平洋戦争開戦時は連合艦隊旗艦として、山本五十六大将が座乗していました。
その後、活躍の場が得られず、太平洋戦争末期に捷一号作戦に参加、建造以来はじめて敵艦に向けて主砲を発射しました。
比島沖海戦から生還した長門は、以後横須賀から出撃することも無く、空襲により爆弾3発命中の被害を受けつつも、海上に浮かび続けて終戦を迎えました。
終戦の翌年、昭和21年に米軍の原爆実験の標的に使用されるためビキニ環礁に回航されました。
2度の原爆の爆発に耐えた後、7月29日の夜の間に誰にも見守られることなく、海面下に姿を消しました。

戦艦 長門
全長224.5m、最大幅34.6m、喫水9.46m、基準排水量39130トン、公試排水量43450トン、最高出力80000馬力、最高速度25ノット


アオシマ1/700 インジェクションプラスチックキット
使用エッチングパーツTOM'S MODELWORKS/GOLD MEDAL MODELS/ハセガワ

前作までの大和、武蔵は、洋上を疾走する姿を作成しましたが、この長門は、洋上に停泊する姿にしました。
また、「人間がそこで働いている」を表現するために、艦首、艦尾部に天幕を張ったり、補修用の角材、係船桁、乗船用タラップ、
航空機の予備フロート、燃料補給のホース、搭乗用ラッタルなどを艦上に配し、重油運搬船、水運搬船、特型運貨船などを海上に配しました。

艦首、艦尾の旗竿は、真ちゅう線で自作しました。
菊花紋章は、そのままだと少し分厚いので、薄くして取り付けています。
艦首、艦尾のフェアリーダーを自作しました。
今回は、大戦末期の姿を再現しましたので、ウエザリングは少し強い目に
入れました。(特に錆び)。
舷外電路をプラ材で追加しました。
艦首に錨見台、投鉛台(4箇所とも手摺付)を自作しました。
錨鎖は、モールドを削りとりフラグシップ製の極小チェーンに交換しました。
各部ホースリールは、ピットロード製に交換しています。
主砲の砲身は、全てフラグシップの真ちゅう製に交換。
窓は全てピンバイスでさらいなおしています。
天幕支柱を真ちゅう線にて自作し、せっかく天幕支柱を再現したので、
艦首部と艦尾部に天幕を張ってみました。天幕は今のところ固定していませんので、取り外せます。
甲板は、甲板色をエアブラシで塗装後、数種類の色を筆で上塗し木の質感を再現してみました。
左右の係船桁を竹ひごを角材状に削って自作し、左舷については係船桁
を展開し、縄梯子を再現しました。
係船桁には2隻の内火艇を繋留しました。
内火艇には船尾旗竿を真ちゅう線で自作。
左右V字ダビットを真ちゅう線とプラ材で自作しました。
カッター上には、竹ひごを細く削り、オールに見立てています。
艦橋と煙突の間に、補修用の角材置き場を再現しました。
艦に搭載されている水雷艇にも手摺をつけ、艦首艦尾に旗竿取り付けました。
煙突上部はくりぬき、エッチングの雨よけグリルを取り付け。
煙突後部に蒸気捨て管を真ちゅう線にて追加。
探照灯は、クリアパーツを使用しガラスの透明感を再現しています。(艦橋4箇所、煙突前6箇所)
舷灯をプラ材で追加。
艦橋頂部のループアンテナはエッチングに交換、21号アンテナもエッチングに交換し、取り付け部は真ちゅう線に交換。
22号電探も追加し、取り付け基部はプラ材で自作しました。
艦橋窓枠はくりぬき後、エッチングパーツにて再現しました。
マストは、相当簡略化されていたので、真ちゅう線で忠実に再現しました。
またマスト後部に、13号電探を追加しました。
艦橋後ろに、自作救命浮き輪を追加しました。
艦載機甲板上には、零式水観をエッチングの運搬台車・滑走車を取り付けた状態で、甲板に固定しています。
また、搭乗用ラッタルもそれぞれに付属しました。
さらに艦載機甲板上には航空機の予備フロート、燃料補給のホースを配しています。
カタパルト、クレーンはエッチングに交換。
左舷には、弾薬箱を積み防水布をかけた特型運貨船を接舷させました。
また、この写真には写っていませんが、角材を積載した、特型運貨船を洋上に配し、長門に向かわせています。(後の写真にあり)
搭乗用タラップを両舷に取り付けました。左舷には、零式水偵(艦長が零式水偵で来艦といったところでしょうか)、右舷には士官用内火艇を接舷。
タラップには、上部の屋根と側壁を真ちゅう線とプラ材で自作し、吊り下げのダビッドも取り付けています。
艦尾部にも天幕を張りました。
艦尾に自作応急舵を追加。
艦尾にも見張り台(手摺付)を自作しました。
写真ではわかりにくいですが、後部艦橋の後ろに十文字信号灯を真ちゅう線とプラ材で追加。
左舷に重油運搬船と水運搬船を接舷させました。
重油運搬船(大きい方)と水運搬船>エッチングの手摺、ラッタルを取り付け、艦首艦尾の旗竿、マストは真ちゅう線で自作、 煙突上部を開口、ホースリールを追加し、 真ちゅう線でホースを自作しました。
空中線はテグスを使用。
窓は、シールで再現。
天幕をはずしてみました。機銃の防盾はプラ材で自作追加。
連装、3連装機銃は全てピットロードの2ピース構造の物を使用。
6箇所に補修用角材を配置しています。
空中線は0.3号(0.09mm)のテグスを使用し、各部に碍子部分を再現しました。
主なエッチングパーツ使用箇所・・・艦橋窓枠・各部手摺・梯子・水密扉、
カタパルト、クレーン、21号電探、13号電探、航空機のプロペラ・滑走車・運搬台車。
ウエーブのケースのベースに海面を再現しています。
ケースの透明カバーも付属いたします。