’04.2.21〜22
山梨材割り採集

車内泊がこんなに楽しかったとは...
以前から約束していた”ねぎ屋さん”と初同行です!


《21日》

忙しい、あまりにも忙しすぎる...
今日も仕事であったが、すでに心は採集中であった。

ねぎ屋さんがHPの”ひとり言”で書いていたので、
今週末採集に行くのは知っていた。
昼休みに電話する。

『タケルです。採集に行ってますか?
 自分も仕事が早く終わりそうなので、なるべく早く韮崎入りします。』と...

この時は知らなかったが、Ryuuさんも韮崎入りをしていた。

仕事を終え、家に急ぐ。
急ごうとすればするほど時間がかかっているような気がするのは、
本当に気のせいだろうか?
子供達を急かして車中泊の準備をし、給油を終え
出発したのは3時少し前になってしまった。

中央道を飛ばし、韮崎インターまで残りわずかというトコロで
電話が鳴る。Ryuuさんからだ。

『今、ドコ?
 オレ、仕事で帰らなきゃいけなくなっちゃったよ。』

残念...
自分が到着するまで待っていてくれると言ってくれたので、
さらにアクセルを踏み込んだ。
気が付けば、家を出てから2時間しか経っていない。。
韮崎ってこんな近いんだ...福島の6時間に比べたら、全然近いじゃ〜ん!
再会を喜ぶのもつかの間、Ryuuさんは帰って行きました。

到着したのが5時だったコトもあり、今日の採集は諦めました。
となれば...温泉に入り、ホカ弁とコンビニで買出しをして、早速宴会です。
クルリと運転席と助手席を後向きにし、2列目をテーブルにして
レストランモード完成です。
ビールで乾杯をした後は、子供達が居たので控えめながら暴露話の連発。

ピカチュウ様、ライチュウ様、ピチュウ様、他...総登場!
あ〜...みんなこんなに楽しいコトしてたんだぁ...
でも、ちゃんと採集話や明日の打合せもしてましたよ...少しだけど...^^

そうこうしているうちに、上の小僧が眠くなってきたと言うので、
シートをフルフラットにしておやすみモードにチェンジ。
オトナ達は、ねぎ屋さんの車に乗換え、
いよいよ大人の時間に突入!と思ったら、甘かった...
彼らが、そんなにすんなり寝るワケはなく、
『お兄ちゃんが蹴った』
『弟が毛布を引っ張った』
『.......』
もーダメだ。大人の時間はアっという間に終わってしまった...
ねぎ屋さん、あまりお付き合い出来なくてすいませんでした。

日頃の疲れが溜まっていたのか、自分の車に戻り子供達の間に横になると、
すぐに夢の中へ...もしかしたら子供達より先に寝てしまったかも^^;
日付が変わる前に寝たのなんて何ヶ月ぶりだろう...


《22日》
昨夜ビックリするほど早く寝たおかげで、スッキリ目覚めるコトが出来た。
コンビニで朝食を買い、食べながら今日の打合せをした。
自分の車を残し、ねぎ屋さんの車で出発!

で、マズは2週間前に自分が初令を1頭出したポイントに行くコトに。
そこなら子供達でも叩ける材が少しあるから。
ちなみにRyuuさんが初令を2頭出したポイントでもあります。
まず、前回とは反対側の林に入った。
ここは外からも何本も台木が見えたが、まだ朽ちている材は少なく、
奥へ進んでもあっという間に林を抜けてしまった。
前回の材の割り残しを見ながら周囲も探索したが、コクワの初令が出ただけだった。

一旦、宿泊場所まで戻り作戦会議。
前回から入ろうと思っていたポイントに行きたい。

...そこは一昨年、子供達と見つけたが、途中で諦めたポイント。
   地名も分からないが、道路や入り口の感じはハッキリと憶えている...

相談のうえ、そのポイントを探しに行くコトに決定!
ねぎ屋さんに大体の場所(というか、この道路というくらいまで^^;)を告げて再出発!

ココを曲がって...

『多分、この通り沿いだったと...あっ!ココだぁ!』

すんなり見つかってしまった。
道端の邪魔にならない所に車を停め、坂を登って行く。
道沿いに何本も切株があるが、どれも叩いた跡がある。
が...1本の台木の切株が目に留まった。
これも叩いた跡はあるが、上部に産卵坑(だと思う?)があり、
何故かその周辺は、あまり叩かれていなかった。

斧を取り出し叩いてみる。狭い部分ではあるが、いい感じで朽ちている。
食痕も出てきた。居食いしているっぽい。もしかしてオオクワ???
期待が高まるが、”ガ〜ン...”出てきたのはエイリアンのようなヤツだった。
その下にまだ食痕が続いていたのでもう少し削ってみるが、
食痕の主はコクワの3令だった...

この材を諦め、さらに奥へと進んで行く。
台木が点在し、その洞には煙幕を使用した跡もあった。
実はココは樹液ポイントなのかもしれないなぁ...と思っていると、
上から採集者らしき方が降りてきた。
登山者同士ならばここで声をかけ合うんだろうが、採集者だとそうはいかない。
気になるが言葉を交わすコトなくすれ違った。

よく見ると道端の径が10センチもない様な切株まで叩かれている。
昨シーズンの自分がダブって見えた...
そう考えると自分もゆっくりとであるが、確実に進歩しているようだ。

一昨年入ったのは、この辺りまで。
しかし、この先もポツポツと台木が見えるので、さらに奥を探索するコトに。
しばらく進むと、こんなになった材が...

昨日今日叩かれたモノではないが、食痕も無いのに
バラバラにするくらいの勢いで叩かれている。
しかもよく見ると、

切倒されたんじゃ〜ん...
こんなコトするから材割り反対派に叩かれるんだよぉ。
オオクワが産んでそうなトコだけ見て、後はそのまま残しておけば
来年は産むかもしれないのに...
”とある採集グループは、チェーンソーで材を切倒してから叩いている”
という噂を思い出した。
余計な詮索はすまい。この材が元に戻るワケではないから...
ただ...少なくとも自分の友人達には、
こんなコトする人間はいないと断言出来る。

気を取り直して奥へと進む。
台木が途切れたトコロで、

『この辺で引き返しますか?』

と自分が聞くと、
ねぎ屋さんから帰ってきた言葉は、

『引き返そうと思ったトコロからもう少し行ってみるかどうか。
 この辺が採れる人と採れない人の差なんじゃないかな?』

オ〜〜〜!( パクリの更にパクリ^^ )

でも、この言葉が今日の明暗を分けたかな...

しかし、下の小僧は結構ヘコタレていたようで、
『お父さん、鼻血...』
恥ずかしくて鼻栓隠してます。
自分と下の小僧は少し休憩するコトにして、
上の小僧とねぎ屋さんで先を見に行ってもらうコトに。
しばらくすると材を叩く音が聞こえてくる。
固そうな音だ...
しかし叩く材があると分かると見に行きたくなるのが採集者の悲しい性。
小僧も元気を取り戻し歩き始める。
すると先行していた2人が引き返してきた。
自分達を呼びに戻って来たらしい。

ふと見上げると南斜面に台木がいっぱい!
休憩していた場所から僅か100mチョイ。
う〜〜ん、ねぎ屋さんの言ったとおり^^

自分は斜面の下の方の材から叩き始める。
良い感じの白枯れだが、食痕が出ない。
早々に見切りをつけ斜面を登り始める。
ねぎ屋さんは、中腹に巨大な台木の倒木を見つけ格闘を始めていた。
自分と上の小僧は、更に上を目指す。
頂上付近の立ち枯れを叩いている時に、

『ねぎ屋さんがオオクワの初令潰した〜』
下の小僧の声だ。

頂上付近の材は手応えが無かったので、ねぎ屋さんを見に降りてきた。
ねぎ屋さん頑張ってます!
着いたときには、更に2令を割り出していた。
2令(下)と潰した初令(上)
ねぎ屋さん、今季初ゲットおめでとうございます。

格闘中のねぎ屋さん
見た目と違い???繊細な採集をし見せてくれました。^^
初令幼虫の1本釣り!

ここでなんと
『自分は2頭出したから、次タケルさんやりなよ』
なんというありがたいお言葉。
お言葉に甘えさせて頂いちゃいました^^;
初令幼虫@ピンボケ
幸せ!
だんだん太くなっている食痕が...

2令ゲットの予感???
しかし、非常に固かったため、ねぎ屋さんの小道具を借りて削っていく。
ポコっと穴が開き、幼虫のお尻が見えた。
あと一息というところで、先端を幼虫に引っ掛けてしまった。

あ゛〜〜〜、やっちまった...
(都合の悪い画像は残してません^^;)

慎重に取り出して幼虫をマジマジと見る。
???コクワの2令じゃ〜ん^^

セーフ

気を取り直して
初令幼虫@ピンボケ2
やった!

これ以上の追加は無かったが、もう大満足。
気が付けば1時半。
どーりで腹が減ってるワケだ。
ここで採集を今回の終え、このポイントを後にした。

車に戻る途中ねぎ屋さんが、

『ココはタケルさんに案内してもらったポイントだから、一緒の時しか入らんから。』

紳士だぁ。感動した!!
ポイントに関しては過去にイロイロあっただけに、この一言が心に沁みた。
この人とは、ずっと付き合っていかれると確信した。

『ココまで入ってきたのはねぎ屋さんのお蔭だから、”ねぎタケポイント”ですよ!』

お世辞ではなく、本心だ。
そして、足取りも軽く山を下りた。

バー○ヤンで、かなり遅い昼食に。
しかしココでも会話が弾む。
ねぎ屋さん@共食い(ねぎラーメン)

その後、ちょっと早いが温泉に入り帰り支度をしていると、
kazuさん、大西さんが寄ってくれた。
スゴいペアで廻ってたんだなぁ。

そーいえば、大西さんと会うのは、約10ヶ月ぶりだ。
大西さんは強烈な”オヤジギャグ”で子供達をからかっている。
そして、お二人に幼虫を見せ、”お墨付き”を頂いた。^^
記念撮影をさせてもらい、帰路についた。



ねぎ屋さんとは初めて一緒に廻ったが、
思っていた通りの素晴らしい方だった。
また一緒に廻りましょう。
kazuさん、大西さん、ありがとうございました。

今回の採集も、タケル親子にとって忘れられないモノとなりました。


採集成果

ねぎ屋さん  初令1&★1 2令1
タケル     初令2