イチロウ闘病日誌
〜よくがんばったね〜
7月5日
2日間全く自力でお乳を飲んでないので心配する。
スポイドでミルクをやるが、吐いてしまった。
元気がないし、呼吸が大きく速い。
他の子と比べてなんだか体が平べったい気がする。

夜間の病院に電話して聞いてみるが
誤飲性の肺炎ではないかと言われた。
早く治療したほうがいいととの事。
7月6日
朝、病院に連れて行く。
レントゲンと血液検査の結果、誤飲性の肺炎だった。
そういえば2日前マジックのお乳を差し止めした時
哺乳瓶でミルクを大量に飲んだ。その時肺に入ったのか・・・
肺の炎症はかなりひどくて、チアノーゼも起こしていたので
もう助からないかもしれないとの事。
けどまだ39.5℃熱が出ているという事(体は戦っている)と
仔犬は計り知れない回復力があるという事で
先生と共にあきらめずに治療していく事に。
抗生剤と輸液を打ってもらう。
酸素ボンベを借りて家に帰る。
午後ずっと酸素注入をして夕方病院に行く。
チアノーゼがだいぶ回復してるし、呼吸も少しマシになった。
ミルクをカテーテルで10ml入れてもらう。
まだ予断を許さない
7月7日
朝、晩、病院に行き抗生剤を注射する。
ミルクはカテーテルを胃まで入れて注入する。
一日10mlずつ6回。

だいぶ元気になった。少し安心

7月8日
だいぶ良くなって来たので抗生剤注射は1日1回にして
飲み薬を出してもらう。イチゴ味だけどオレンジ色の粉。
看護婦さんと院長が舐めてみた。やっぱりイチゴ味だそうだ。
だけど犬って基本的にイチゴ食べないよねぇ。


7月9、10日
夕方イチロウを注射に連れて行く。
病院で処置してもらう時すごく嫌がるようになった。
元気が出た証拠!だけど踏ん張ってウンチをもらす。
下痢なので、薬を変えてもらった。
胃にやさしいシロップタイプだ。今度はバニラの匂い。
イチロウは美味しそうにぺちゃぺちゃ舐める。
ミルクはカテーテルで一日15mlずつ6回。
7月13日
血液検査の結果、肺炎はよくなってるがまだ腹式呼吸をしてる。
いつもカテーテルで飲んだあと少しだけ吐くので輸液もしてもらった。
イチロウの歯が生えてきた。目も見えてるようだ。
7月14、15日
ひきつづきカテーテルでミルクを注入一日6回20mlずつ。
飲んだあと少し吐く時がある。だけど
よく寝るし、元気な時はジャイアンや姫とじゃれている。
よーし、絶対元気にさせてやるぞ!
7月16日
久しぶりの病院。
レントゲンを撮ると肺炎はほぼ治っていた。
しかし胸骨がかなり平べったく、肺や心臓を圧迫している状態。
最初に肺炎で病院来たときより平べったくなっている。
漏斗胸という胸骨の奇形かもしれないとの事。
このせいで呼吸が治らないし食欲が出ないのだ。
食道も圧迫されているので自力で飲むのはまず無理。
そういえば体重も増えていない。
7月17日
順調にミルクを飲ませるが、自力ではやっぱり飲めない。
たまにカクッと痙攣をする。急に元気が無くなった。
夜、心配になって熱を計ると37.4度まで下がってた。
皮膚がぶよぶよで、目に力がない。
カテーテルも嫌がらない・・・もう限界なのかな・・・
残り少ない酸素ボンベに入れてやり
死を覚悟して眠りについた。
7月18日
朝、イチロウの鳴き声で目が覚める。
えっ!元気に鳴いている。
皮膚も目も体温も2日前のイチロウに戻っていた。
ミルクをやると思いっきりカテーテルを嫌がった。
びーびー鳴く。元気元気。安心した。
なぜかは分からないけど???
7月19日
ひきつづきカテーテルでミルクを与える。
元気があってものすごくカテーテルを嫌がる。
歯でカテーテルを噛んで入れさせないのだ。
成長してる証なのか、でも毎日何回もカテーテル入れて
胃に負担かけてないか心配。
普段は元気に姫やジャイアンと遊んでいる。
7月20日
朝6時。それは起こった。
お腹がすいたとイチロウが一丁前にワンワン鳴いて起こす。
不思議とワンワンと鳴けるのは病気のイチロウだけ。
いつものようにミルクを温めてカテーテルでイチロウに与える。
やっぱりカテーテル嫌がる。「すぐ終わるからね〜」と
20ml全部注入し、ゆっくりカテーテルを抜いた。
その後、いつもより多い量のミルクを吐いた。
逆さまにして肺に逆流しないようにした。
顔をみると鼻からミルクが出ていた。
の色が混ざってた。あせった!
その直後、大量の
の色のミルクを吐き、
急いでマッサージしたけど、もう遅かった。
私の手の中でどんどん力が抜けていった。
全く反応しない。息もしてない。心臓も動いていない。
一瞬の事で訳が分からなかった・・・
嫌がるカテーテルを無理やり入れてたのが原因か。
それとももう肺の限界が来てたのか・・・
もうどっちでもいい。イチロウは死んでしまった。
かわいいかいわいいイチロウは死んでしまった。
元気に回復するのを信じていたのに・・・
力不足だった。もっと生きてほしかった。
庭にイチロウの墓を作った。
安らかにね。天国で元気に跳ね回ってね。