第一話:パピー誕生


※この物語にはいろいろな矛盾(例えば言語の違いなど)が出てきますが、物語としての内容を壊さないようにする為、その辺りは深く考えずに読んでください。


ここは犬の王国「ボルゾー」。ボルゾー3世とその民達が住む国。
ここではみなとても平和で、また平凡な生活を送っていた。
それでは、そんな平和な暮らしの中にある、ひとつの家族について見ていくことにしよう。


ここは、王国のはずれにある、小さな町の病院。
今ここに、赤ん坊をお腹に持つ、一匹のメスパピヨンがいた。
看護婦:「もう少しですよ。がんばってください!」
一分程たったその時、
犬の赤ん坊達:「おぎゃー、おぎゃー。」(←一応犬です)
看護婦:「産まれましたよ!元気な男の子が三匹と、女の子が二匹です。」
赤ん坊の産声を聞いた父親が入ってくる。
ジャンボ:「よくがんばったな、モカ!」
モカ:「赤ちゃん達はどう?」
ジャンボ:「みんなとてもかわいいよ、ほらこの耳を見てよ・・・。」
モカ:「どれどれ?やっぱり赤ちゃんの耳はねているのね。それにまだ目も開いてないし。赤ちゃんはかわいいわね〜。」
ジャンボ:「うん、そうだね。これが僕達の子供なんだな〜。なんだかわくわくしてきた!」
看護婦:「かわいい子が産まれてよかったですねぇ。」
モカ:「ありがとうございます、看護婦さん。ジャンボ、その子達を見て何かいい名前は思い浮かんだ?前から悩んでたみたいだけど。」
ジャンボ:うん、ひらめいたよ!…こいつは太郎、…こっちは次郎、…そっちは三郎、…でそれは、四郎、…最後は、五郎。これでいい?」
モカ:なんで全員「男名」なの・・・?もうあなた真面目に決めてよ。決める気がないんなら全部私が決める。」
こうして、オスのパピヨンをそれぞれ、ジュニア、ラッシー、パピーとし、メスをチョコ、ミルクとした。
モコ:「どう?こんなのは?」
ジャンボ:「うん。みんないい名前だよ、ホントに。早く大きくなってくれるといいね!」
モコ:「そうそう。早く大きくさせるためにも、お肉をいっぱいあげなくちゃ!」