リング



●リング


                                                 By おぎ

。ここまで
日本のホラーも来たんだなあ、というのが第一の感想です。

まさにジェットコースタームービー。話題になったスクリームなどと同じ種類の映画でしょう。

とにかく人をおどかす。本当に怖いです。本当に、本当に。

映画館で思わず下を向いてしまう女の子、いったい何人いただろう?


でも、血とか内蔵とかは、一切でてこない。監督の中田秀夫さんの映像の攻めがえぐい!!

白い服に長い髪。写真やテレビ、ビデオなんかの小道具。まさに中田ワールドって感じだ。

中田監督は数年前に女優霊という、すごくえぐい映画をつくってるんだけど、これも今回のリングにつながるところがある

。ずばり、今後の日本ホラーを支えるのはこの監督だと思う。人の恐怖はどういう身の回りのものによって喚起される

のかをこの人はよく知ってるの。例えば、連続幼女殺人事件の宮崎勤が現場検証で、公園を白い布を頭に被りながらブランコ

やら滑り台を指指しているっていう図って頭に浮かぶよね。そのイメージをこの映画でも取り込んでる!すごい感性だと思った。

残念なのは原作をやはり越えられなかったこと。鈴木光司のリングだと、呪いのビデオをつくってしまう女の人は、両性具有と

いう特異な体で(男と女の生殖器を両方持って生まれてしまう病気)、最高の美貌と才能を持ちながら人を愛せないという不幸な

運命だった、だから世の中を恨んでも呪っても説得力があったし、怖いというよりその人は可哀想だった。でも映画リングでは

そういった生きる悲しさ、つらさは表現できなかったみたいだ。

鈴木光司の本でそのほかのお勧めは、楽園光射す海。興味があったら読んで見てね。

主人公の高山竜司は真田広之が演じている。謎めいた人物像、ダークな一面を本当に刺激的に演じている。

家族の危機を必死に避けようと自らの存在を賭けるもう一人の主人公は松嶋奈々子。でもこっちは今一つかもしれない。

テレビ版リングも出ていると思うので是非見てみるといいと思う。もっとじめっとしてるよ!

ではこの映画のおぎの評価はB+!!!

夏の眠れぬ夜にお勧め!見てね!


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