〜 ポイント&Chips 〜



1.初期重要ポイント

水槽セッティングや飼育方法に関して、他のサイトで詳しく説明されているのでそれらを見て下さい。ここでは、「他の水槽など持っていない初心者」が「小型水槽」で「ミドリフグ」を飼い始める場合に重要と思われるポイントのみ書いてみます。


■事前

  • 事前に水槽をセッティングし水を廻しておく。珊瑚砂はよく洗ったつもりでも結構水がにごりますので、少なくとも1日は廻しておきたい。

  • 比重は薄目の汽水(比重1.008程度)で水槽が立ち上がりやすくしておく(個体購入予定店で海水の場合は海水濃度か?)

  • バクテリアの元(液体)をおまじない的にもいれておく。が、アンモニアもない状態で長期間廻しておくと死滅します。期間がある場合は、餌や肉片を入れておく。

  • エアレーションは強め

■購入時

  • 状態の良い個体を選ぶのは難しいかもしれませんが、以下のような状態の悪い個体を避けましょう。
    *底の方でじっとして動かない。背中のほうまで白い(ピンク?)のは残りわずかの命
    *体にカビみたいのが付着していたり、鰭に白点があるもの
    *他と比べて著しく痩せている個体は体力が無いため、初期水槽には厳しすぎる

  • 個体の購入は1〜2匹でがまん。複数飼育を考えているのならば、他の魚をガンガン追い回し続けている個体は避けておいたほうが無難。

  • 店員に店舗水槽内での「比重」および「エサ」を聞いておく。同じエサを飼っておくと無駄にならない。

■投入初期

  • 水質の急激な変化をさけるため「水合わせ」(Chipsで詳細)を必ず行う。水温や海水濃度に差があることが解っている場合はより入念に。

  • 1週間程度はエサを少な目に。ミドリフグのおなかがちょっとプックリする程度で良い。衰弱死より、水質悪化を恐れましょう。なおエサは残り餌が発生しないよう、少量づつ入れて食べきったら次を入れてというように与えます。数匹いると均一に食べさせるのは難しく、残り餌が発生するほど余計に入れるか、いつも食べられない個体が発生してしまいます。そういう意味でも最初は1匹が楽です。

  • 初期はできるだけ毎日、糞などをスポイト等で取り除く。

  • 水質(Chipsで詳細)を計り、危険値になる前に少量換水。


ずぶの素人の私でも、初めてのミドリフグが生存している最大の理由は、「1匹でスタート」したからだと思います。なので本当は単独飼育を勧めたいのですが、後から生体を追加する場合の難しさもあるし、ミドリフグ1匹だと人間の方が寂しくて我慢できないと思うので無理強いはしません。ただし複数飼育の場合、苛められてボロボロになって死んでいくことになったり、水質悪化でバタバタ死んでいってしまう危険性が多少なりともあることを認識しておいてください。

なんか素人のくせに偉そうだなぁ、単に個体の体力があったからじゃないの?・・そうかもしれません。^^;


■日頃の注意点

教えてもらいたいくらいっす!




2.Chips

■水合わせ

販売店で詰めてもたっら水(販売店水槽の水)と家の水槽の中の水は、水温や水質が違うはずです。この差が激しいと生体は追従できず、弱ってしまうか最悪の場合死んでしまうかもしれません。このため家の水槽に入れる時は徐々に水を合わせる「水合わせ」を行います。

  1. 生体が入ったビニール袋を水槽内に静かに浮かべて、水温が合うまで放置。(30分程度)

  2. ビニール袋内の水を1/4程捨て、代わりに水槽内の水を入れて再び水槽内に浮かべる
    異様に暴れていないか注意。尋常でない暴れ方だと水質が急変しすぎた(水質の差が大きいのに、入れ替え量が多すぎた)ということだが、もうどうしようもない。次の入れ替えまでの時間を延ばし、量は少なくする。

  3. 20分程したら1/3程交換する

  4. 20分程したら1/2程交換する

  5. 20分ほどしたら生体を水槽内に放す。私の場合、このときビニール内の水はできるだけ水槽内に入れません、あんまり変わりないと思うけど。

生体が弱っていそうな場合、水温や比重がえらく違っていることが事前に判っている場合には、交換する量を少なくし、かつ放置時間を長くして入念に水を合わせていきましょう。逆に差が少ない場合は、こんなに時間かけることないです。

ちなみに「水合わせ」という意味だけではありませんが、本式(?)の個体導入は、トリートメントタンクといって別の水槽を用意して徐々に水合わせしつつ1週間程度かけて病気が発病しないかを見てから本水槽に入れるそうです。大変なんですねぇ。


■水質測定

・比重

水温計みたいのを浮かすタイプ、針で値をさすタイプの比重計があります。1.000〜計れるものにしましょう。
汽水魚なので塩分濃度をそんなに気にする必要はありませんが、換水や塩ダレでずいぶん変わっている場合がありますので時々は測定しましょう。
「目安値」:初期=薄い汽水(1.000〜1.010程度)、その後=薄い汽水〜海水(1.004〜1.023程度)


・PH

PHの試験紙を持っていますが、試験紙ならいらないかも。
水が汚れてくると酸性に傾いていくらしいのですが、先日NO3が50mg/lとなったときのPHは、私の目では通常時と区別できませんでした。デジタルとかの測定器であれば差がでたのかもしれません。なお人工海水使って、かつ底砂等に珊瑚砂を使っていればPHの変動は少ないです。
「目安値」:塩分濃度でも違うし、だいたい一定ならばOKなのでは・・(おおざっぱに言って8.0前後程度)


・アンモニア

試験紙等、私は持っていません。
一番毒性が強いのであった方が良いのでしょうが、使うとしても初期のみでしょう。しかも危険値状態が続いて精神衛生上良くないらしい(笑)
ちなみに試験紙等は、毒性の高いアンモニアと毒性の低いアンモイオンの総量を計るみたいです。PHが高ければアンモニアの割合が増えることに留意。
「目安値」:0 (1.5mg/l程度だと致命的)


・NO(亜硝酸)

試験紙をもっています。
これまた初期にしか検出できないもので、通常時はほぼ0のはずです。ただしその後もバクテリアのバランスが崩れた等がわかりますので継続して持っていた方が良いかも。その場合、値を計るためではなく検出されるかどうかでいいので、試薬タイプで試薬を半量程度にして利用すると経済的だそうです。
「目安値」:ほぼ0 0〜0.5mg/l(許容値) 0.8mg/l〜(危険値)


・NO(硝酸)

試験紙をもっています。初心者の私には非常に有効です。
NOは"0"継続で、NOの値が計る毎に増加していればバクテリア濾過はうまく働いているといことになります。(硝酸化濾過だけの場合)
またこの値が25mg/l以下等となるよう換水のタイミングがはかれます。とりあえずNOの試薬を買えという話もありますが、私はNOも強くお勧めします。
「目安値」:0〜25mg/l(安全圏) 26〜40程度mg/l(許容値?) 50mg/l以上(危険値)


**「目安値」はあくまで参考値として下さい。また正常値という意味でもありません。**


■熱対策

我が家では熱対策が急務でして、以下の対策をとりました。
  • 直射日光の当たる場所は避ける。また照明を利用する場合は、昼消灯/夜点灯、照明と水槽の間に空間を作る等工夫が必要。うちでは照明を取り外してます。

  • 照明があったエリアはカバー等をはずし、植木鉢用のプラスチック製メッシュをかぶせています。なおカバーを外した状態で1℃下がりましたが、外にダイブする可能性がありますのでメッシュ等が必要と思います。

  • 冷却用ファンを設置する。これで2℃位は下がります。ファンはPC用等を利用した方が安いそうですが、専門店にて「海水可」と書いてあるものを買った方が安心だと思います。
    なお気化熱で温度を下げるので、蒸発に伴う水位低下が激しい。1日中つけっぱなしで、600cc程度を毎日補給しています。

  • エアレーションを強めにする。

以上の対策で、30℃以下(未対策から比較すると3〜4℃低下)を保っています。しかしなんか部屋中が海くさくなったような、湿度が高くなったような(これは当たり前)気がします。蒸発では塩分が含まれていないはずですが、他の電化製品等に影響がでないかちょっと心配です。


■エサ

同じ物を与えていると飽きて食いつきが悪くなる、栄養が偏るそうなので、数種類を用意した方が良いかもしれません。というか、たぶん買っちゃうと思います。

なおどこでも評判な冷凍赤虫(クリーン赤虫)の冷凍庫保管には、薄気味悪いor家族の苦情を考えた場合、スーパーのビニール袋でくるんだ後「魚用」とか書いたジップロック等にいれとけば匂いも漏れないだろうし安心です。

個体によりだいぶ好みが違うのですが、いろいろなエサを与えてみた結果がLAS'S ROOMさんの「ミドリフグ」->「ミドリフグのあれこれ」->「ミドリフグは何を食べるか」に載っています。読むだけでもおもしろいのでぜひご覧になってください。