ウチのおやぢのクリスマス史
黒澤五郎中國 編
兼尾家クリスマス史調査会 監修
西暦
1964 おやぢ誕生
1965 7カ月のとき、おやぢのおやぢが心中をはかり、養父母にもらわれる。
1967 おやぢ、クリスマスを認識する。
クリスマス前夜、おやぢはサンタクロースの入口となるはずの煙突が、とても「人」が入られない直径であることに気付く。
おやぢ、養母に対し、煙突直径の改善を申し出る。
養母の答弁趣旨。「イマドキ、サンタクロースの存在を信じるなんて、なんと非科学的な......」。
その後、養母から、「サンタクロースのように空を飛ぶには反重力装置を開発するしかない」旨を言い渡される。
養父、そのやりとりを知らず、おやぢにサンタクロースの話をする。おやぢ、「なんと非科学的な.......」と養父に養母の口調でお説教を敢行。
以来19年間クリスマス行事は行われず。
1986 おやぢ結婚
長州出身の妻が攘夷思想のためクリスマス行事は行われず。
1989 長男豚太郎誕生
1990〜91 長男、クリスマスを認識せず
1992 長男、クリスマスを認識
おやぢ、長男に対し「おとうさんは仏教徒なのでキリスト教の行事をしたら地獄に行く」旨を言い渡し、クリスマス会挙行を回避。
1993 長男、仏教系幼稚園に入園
「おとうさん、仏教の幼稚園でもクリスマス会はあるよ」と長男がおやぢに質問。
おやぢの答弁趣旨、「すまぬ、おとうさんは今年からイスラム教に改宗した」。
イブないし当日にメッカの方向を夫婦で礼拝し、長男納得。
〜1996 イスラム教改宗?によりクリスマス行事は行われず。
1997 小3になった長男の懇談会におやぢ出席。
教師から「おとうさんはイスラム教なんですか?」との質問を受け、おやぢ、真っ青になる。
この年、兼尾家初のクリスマス会が挙行される。
おやぢが鳥アレルギーのため、鳥類は食卓にのぼらず。ケーキも当該年には採用されなかった。
就寝している長男が枕元においていたくつしたに、おやぢ、「小学校3年にもなってサンタクロースを信じているとは....おとうさんは悲しい」と書いた手紙を入れる。
翌朝、長男「そんなモノをボクが信じるわけがない」と豪語。プレゼント授受行われず。
1998 長男、クリスマスケーキを自作し、自前のクリスマス会を挙行するも、おやぢ、関与せず。
1999 長男、ケーキ自作によるクリスマス会挙行。
おやぢ、仕事を理由に帰って来ず。
2000 ボクが兼尾家に来る。
同 年 クリスマスイブ。
長男、就寝中のおやぢの枕元にボクがくわえていった使用済みくつしたを発見、貸付金請求書を入れる。 翌朝、長男は年初のお年玉から借りっぱなしにされていた3千円をおやぢから回収する。
2001 長男、ケーキを自作しクリスマス会を挙行。
赤子初参加。
おやぢ、「プレゼントは何かいらないか」との発言を家族に対して行う。しかし、妻「お金持ってないでしょ」、 長男「おとうさんにそんなお金があるはずない」との現実的コメント。
直後、ケーキに犬がオテをぶち込むテロ事件発生。
さらに、赤子がケーキを両手でこね、多重テロ発生を確認。
とどめに、犬がしっぽフリフリしながらケーキの表面をなでる......
ケーキについて、「廃棄処分にしのびない」との意見が出、ボクが食べることに決定、完食。
2002 長男、ケーキ自作予定。おやぢ、東京に出稼ぎに行ったまま帰る予定無し。
「新宿回教同好会のスタッフ会議があってクリスマスは帰られない」という趣旨のおやぢの手紙の送達を受けた長男、「くどいなあ、まだやってるよ」とコメント。
兼尾家クリスマス史 完
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