↑逆立ちな  ←GET BACK    Yeah! Yeah! Come on!→


817 :川瀬@会員番号212 :02/07/06 04:07 ID:BuRjFdPU
暗闇の向こう側、(あるいはもう一つの事実)

『馬鹿か俺はもう,寝るからなしっかりソ−スでも見つけてろ.』
その一文を残し沈黙する、俗に言う勝利宣言と言うものである、そのレスに罵倒のレスが次々とつく

「釣れるねぇ」口元に笑みが浮かぶ、微笑ではなく残虐な笑みが、モニタ−の光が眼鏡に反射しその表情は読めない
暗い部屋の中モニタ−の光だけがかろうじて辺りの様子を映し出している、窓の無い地下室を
傍らにおいていたビンを手に取りグラスに注ぐ、ブランデ−を口に含む

トゥルルルル 静寂を破ったのは電話のベルだった

「Allo?」「あんたか、何の用だい?」いらだたしげに答える

「あの様はどう言う事ニダ?あんな連中相手に醜態を晒すとはな」

「あぁ?あんた馬鹿か?その目ん玉開いてよく見てみな」
「しっかりあんた達の都合の悪い物から目をそらすことは出来てるだろ」

「なっ?!!女の分際で生意気ニダ!!だいたい・・」しかし最後まで口にすることは出来ない

「うるせぇ!あんた等が手におえないからあたしに頼んでんだろうが?!」
「大体何か?あたしがあいつ等を完全にぶっ潰せば満足か?そんな事をしてみろすぐに他スレに移動しちまうだろーが!」
「そうなってみろ、あんた等に都合の悪いスレにも流れていくんじゃねぇのか?!どうなんだ?!」
「北も南もどうなろうが今のあたしにとってはどうだって良いんだ!文句があるなら降りたって良いんだぜ!!」

その剣幕に受話器の向こう側の人物も言葉を失う。

「わ、わかった・・やり方は任せるニダ、ただし金の分の仕事は・・」全てを言わせぬ内に通話を切る

「馬鹿が・・だから南の連中にも出し抜かれるんだ」

煙草を手に取り火をつける、紫煙が薄暗い部屋にゆっくり立ち昇る
再びモニタ−に目をやる、眼鏡の向こう側、翡翠の瞳は光に反射して冷たく輝いている

時計に目をやる、午前三時を指している

「今日はお終いだね」PCを終了させる

「一杯飲んでくるか・・」銀髪の髪を掻き上げ席を立つ、オリ−ブグリ−ンのジャケットを羽織りドアに向かう
「Dante,Venez ici」その呼びかけに一匹の白い仔猫が現れる、彼女が伸ばした左手に飛び乗り肩に向かう


「『PakuriNider』ならまだ開いてるね」

そう言って一人と一匹は夜の町に消えていった。