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584 :海原SS No.65535 :02/08/17 19:13 ID:rRAkFSbq
魔法の在日少女・海原タン
第九話「海原ヒカルの事件簿〜半坂高校の謎〜-前編-」(海底版(藁))

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 ! i i( ⌒))〉     。・ ゚ 。 ・ 。 ゚。★。
 iリ-@(フ@ノ  ◎     ・・。゚・
  ⊂ 海⊃/        ・。★゚ ・
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    し'ノ             ★      ☆
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日本国、某県日安市に半坂(なかばさか)と言う場所がある。
坂の上には社があって不動明王が祭ってあり、梵字で「カーン」と書いてある。
半坂の守り神だ。その坂の中腹に一つの高校が建てられていた。名前を半坂高校。
「秋刀魚、むかつきませんこと?日本人として恥ずかしい。」大和が海原に話しかける。
体育が終わって帰ってきたところだ。ブルマから伸びるふとももが白く映えて美しい。

「あれ?檀君がいない.」「あのぬいぐるみですか?」
教室をきょろきょろ見渡しても見つからない。「どこいったんだ?」
「ぬいぐるみが歩いていくわけないじゃん」「いや、、、ま、そうだけど」頭をぽりぽり掻いてみる。
「どこかに置いてきたんじゃないの?」「うーん...捜してくるっ!!」
「次、キャデラックの授業ですわよ?」

<プール>
半坂高校ではプールの横に小さな釣り堀があった。
「タテヨミってまだ釣れる?」「時々。でも魚は大体飽きてるからナナメヨミの方がいいよ」
「電波ってどう?」「かなりいけるけど、流しすぎると男が女になっちゃうって。」「こわー」
...ここにはいない

<部室前>
「海原じゃん。ひさしぶりー」「あ、ヨロブン、檀君見なかった?」
「いつも持ってる奴?」「そう。」
サッカーボールを片づけながらヨロブンは少し目を細めた。
「見なかったよ。それから今度から私のことはマリーシアって呼んでね」
それどころではない。海原は走っていった。

<中庭>
梨子と梨美が話している。
「ねえ、檀君見なかった?」息を切らして質問する海原。
「お姉さまごらんになりました?」「いえ。梨美は?」
「いえ。見ませんでしたわ。お姉さま、本当に見なかったのですか?」
「いえ。見なかったわ。梨実は本当に見なかったの?」
「お姉さま!!嘘は--」
きりがないのでほっておく。

どこにいるんだろう?海原はいったん立ち止まると汗をぬぐった。日が高く昇る。
→続いちゃうゾ♪

第九話「海原ヒカルの事件簿〜半坂高校の謎〜-後編-」(海底版(藁))
太陽はじりじりじりじりと照り続け、その温度は限りなく。
「参ったなあ」
檀君は見た目はぬいぐるみだが、魔法によって心を持っているのである。
それが見つかったらどうなるか。事大主義の檀君のことだ。「校長様〜」と
なんでもかんでも話してしまうかも知れない。
あれやこれやの恥ずかしい...こと、や工作のことだとか、うち明けた悩みだとか。
そんなことを喋られてはたまらない。
そう、それは海原ヒカルにとって致命的なことである。
温情や愛情など、檀君には、感じて、、、感じてなんかいない。
決して感じてなんか、いないよ。
汗がしとどに流れる。校庭に広がる風景は夏休みを直前にして騒然としていた。
どこかから厨学生も紛れ込んでいるようである。ガヤガヤと騒ぎ立てうるさいことこの上ない。
校舎に戻るか。 一つ、頷いてみる。

<図書室>
ガラリ、と戸を開けてみると沢山の資料やら何やらがあふれんばかりだ。
「うわぁ」突然に落ちてくる、写真集。100年前の韓国の写真がばらり、と落ちた。
「きもっ」「へぼっ」「なにこれ〜もうヤダぁ」などなど言いながら逃げ出すヒカルだった。

<美術室>
「もう、なんですか〜お絵かきは美大に逝ってやりなさい!!」
風紀委員の嵯峨(17)の声が響き渡る
「だって、ここ、美術室…」
「うるさいうるさいうるさーい!!キーッ」とカンバスに落書きをする。「あーもーUzeeeee」
ヒカルはこっそりとのぞき込むとそこにも檀君は見つけられなかった。
「どこだぁ?」

つーんと匂う独特の匂いにヒカルは思わず振り返った。

<家庭科室>
ガラッ!!
「ニダァッッッッッ」びくうっと飛び上がる、ピンク色の粋な熊。
「スミマセンスミマセン、盗み食いなんてしてませんニダ、日帝が銃を突きつけ強制してこれを盗めと
言ったニダ。平に平にご容赦を〜」
「檀君...」
「ニダッ」頭を上げるとヒカルの顔。「なんだ、ヒカル!驚かせるとは何事ニダ!!お前も早くこのキムチを
運ぶのを手伝え!シッパル!!」

無言で
ヒカルは
檀君を
抱きしめた

「馬鹿.勝手にどこかへいっちゃ駄目だよ」
「ニダ?…アア、オナカスイタカラ」
「檀君,ずっとそばにいてよね」
鳴り響くチャイムの音。やがて誰にも相手をされなくなっていることを感じながら。
檀君を抱きしめる。泣いてなんか、いない。
「当たり前ニダ。ケンチャナヨ」
「約束,約束だよ.もし,約束やぶったら逆立ちなだからね」

あー!!大きな声が響き渡る。
「あたしのキムチー!!」さんが手をぶんぶんさせて怒っていた。
「逃げるよ,檀君.やったぁボク達の勝利!!WINWINWINWINWIN!」
「くそっ覚えてろー!!」
廊下を全力で駆け抜けながら、一学期の終わりを告げるチャイムはただ虚しく響く。