ケダモノ特集第4回 イェーガーのお宅拝見〜サシバさんの住宅事情〜

 第3回では水辺のお宅を拝見しましたが、今回から数回に分けて樹林地・低山地のお宅を拝見し
ようと思います。
 ↓の文は前回も書いたことですが、非常に大事なことなのでもう1度書かせていただきます。

 調査の仕事で野山を歩いていると、たまに生き物の巣に出くわします。そういった場合は影響を

与えない様即座に退散するのですが、その際にせっかくだからと写真も撮っておきます。今回はそ
ういった写真を紹介しますが、故意に営巣中の巣を撮影するのは、その生き物に対して非常に悪い
影響を与えます。決して生き物の巣には故意に近づかないようにしてください。


サシバさん親子

 低山地や谷戸地形に営巣しているのはサシバさんのご家族。相変わらずヒットアンドアウェイで
撮り逃げしているため写りが悪いですが、えらく緊張している様子がわかると思います。固まった
ままこちらを凝視しているお母さんと、その右側にポカーンと口を開けたお子さんがいます。
 サシバは渡りの季節になると伊良湖岬等で何千羽と見ることができるのですが、首都圏近辺では
営巣を確認することは稀です。オオタカの巣の方がまだ見かけます。爬虫類や小動物をエサとする
サシバは、エサ生物の豊富な里山、得に谷戸地形を好みますが、このように良好な環境は極めて少
なくなっています。
 もし、ご近所でサシバの「ピックイー」という鳴声を聞きましたら、その場所はとても良好な里
地だと誇りに思ってください。



※ 谷戸 : 里山に囲われ、谷のような形状になった農地など。爬虫類や小動物をエサとするサシ
      バにとって、営巣木や監視木のある樹林から見渡せるエサ場(農地)は必要不可欠。