第2章 周期関数・周期



まずは周期関数と周期の説明です.
フーリエ変換では波形に関する知識がとても重要です.

周期は
「波が1回上下するのにかかる時間」
とか
「同じ波が繰り返すまでの時間」

周期関数は
「一定時間ごとに繰り返すような関数」
と覚えていればまず問題ないです.

例えば↓の周期は0.5秒で,この関数(sin(2π* 2* t))は周期関数です.
もう少し正確に言うと
周期関数の一部を切り取ってきてグラフに表した図です.
”周期関数”そのものは永遠に続いています.
(もちろん制限があれば別です)
周期0.5s
ここでは,その数学的な定義を説明していきます.

数学的定義
周期関数は全ての時間tに対し次式の関係を持つ関数
f(t) = f(t + T)
上式を満足する最小のTが周期

また,上の式は
f(t) = f(t + nT) n=0,±1,±2,…
とも表されます.

この2つの式が何を言っているかというと
このページで最初に書いたことそのままです.

f(t)とf(t + T)が同じ,ということは
T秒毎に同じ形の波が繰り返しているということです.
「繰り返している」というのは
時間が違っているのに,グラフの縦軸(関数の値)が同じ値を取るということです.

例えばこのsin波の場合
sin波の繰り返し

周期T = 0.2秒毎に繰り返しているというのが
グラフの見た目でも分かるし
sin波自体が円の中をぐるぐる回ることでできている波形なので
(高校数学でやりました…よね?)
360°(ラジアンだと2π)毎に繰り返しているのは
明らかです.

ちなみに,1章で出てきた周波数と周期は 逆数の関係があります.

f = 1 / T
f:周波数  T:周期

周波数f = 2[Hz]のときの周期Tは0.5[s]となります.
このページの一番上のグラフを見ると
一目瞭然!だと思います.

sin波とcos波が波形の全ての基本なので
ちょっとでも自信がない場合は,今のうちに
高校の数学の教科書を見なおしておくと良いと思います.

そうそう,余談ですが高校の数学の教科書と中学の英語の教科書は
一生持ってても損はしないと思います.私は.


次回からはフーリエ変換最大の仮定に触れたいと思います♪(意味深?)


2002/10/09 ver.1.1
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