部屋 僕のいる場所は部屋の中 辺りはひどく散らかっている 何処に何があるのか僕にも解らない とりあえず足元を見ると 何か見覚えのあるもの それは昔好きだったおもちゃだ 手にとるとその横には 寝る前に読んでもらった本 よく見ると散らかっている物は全て 僕に関係あるものばかり 上を見ても天井がない 横を見ても壁がない 部屋の中にいると言ったけど それは直感的に思っただけで どのくらい広いのか また何処から入ったのか 僕は知らない だから少しずつこの部屋を片していこう そうすればここが一体何処なのか 僕はなぜここにいるのか 解るかもしれない 少しずつ少しずつ片していくと 少しずつ少しずつ僕の気持ちが晴れていく だんだんと何処に何があるのか解ってくると だんだんと僕の気持ちが落ち着いてくる すっかり部屋の中を片付けて 辺りを見回してみると 今まで気付かなかった扉があった あの扉の向こうには何があるのか あの扉を開ければここが何処か解るかもしれない 僕は取っ手に手をかけて 扉を開けた 外を目指して