風船

僕の後ろで風船が膨らんでいる事を
僕は知らない

風船は少しずつ膨らんでいく
今振り向けば丁度良いくらい
でも僕は知らない

風船はどんどん膨らんでいく
そろそろ止めないと破裂するかも
でも僕は知らない

普通わかるだろ
実はもう知っているのかも
でも僕は後ろを振り向かない

こっちを向いてよ
早く止めてよ
でも僕は気付いてない様子

パーン
僕が驚いて振り向くと
風船が割れている

「いきなり風船が割れた」
そこにはゴムの切れ端があるだけ
僕はただ驚いているだけ

割れた風船は
単なるゴミ
僕が知ってるのは
結末だけ
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