| 誰でも犬を飼い始めて、しばらくの間は服従訓練や芸を覚えさせる事に熱心なものです。
しかし、犬が大きくなってくるにつれて熱も冷め、唯、漫然と世話をしたり、きままに可愛がったりするようになりがちです。
問題を抱える飼主には特に、この傾向が強く見られ犬との関係が、こじれてしまっていることが少なくありません。
さまざまな問題行動を治療する際に、まず飼主と犬の関係を改善する目的で「基礎プログラム」と呼ばれる基本的なトレーニングを行います。
このトレーニングは、簡単な号令と犬が大好きなおやつ(報酬)を利用して、飼主と犬の関係を再構築しょうとするものです。
問題行動の治療のみではなく、問題行動を予防する上でも有効な方法であるので、困っている人は活用してみてはいかがでしょう。 ≪基礎プログラムの目的≫ ≪このプログラムで使う御褒美≫ ≪このプログラムで使う号令≫ ≪このプログラムを実施する時間≫ ≪具体的な練習方法≫ 練習をする際は、あなたは犬のすぐ前に立たねばなりなせん。 最初の内はあなたの方が犬と対面するように移動して下さい。 また、練習の際に犬を撫でたり余計な言葉をかけない様にして下さい。 犬が御褒美や、あなたの号令に集中できなくなってしまいます。 又、練習は必ず床の上で実施して下さい。 ソフャーやベッドといった犬の、お気に入りの場所での練習は好ましくありません。 あなたは犬に命令すると思ってはいけません。 命令口調で、きつく号令を出すと犬は緊張してしまうでしょう。 この練習の目的は犬を落ち着かせる事にあるのですから、あなたは犬に話し掛けるようにゆっくりと優しい声で号令を出してあげて下さい。 くれぐれも号令よりも先に御褒美をあげてはいけません。 犬はおやつをもらわなければ、動かなくなってしまいます。 「お座り」ができたら次に「伏せ」をさせてみて下さい。 うまくできたらまた御褒美をあげます。 犬が「お座り」と「伏せ」の区別ができないのならば、それでも構いません。 その場合は、場所を変えて「お座り」をさせてみて下さい。 続いて「待て」と号令をかけて一歩だけ後ろに下がってみて下さい。 犬が落ち着いて待っていられれば戻ってまた御褒美をあげます。 犬がついてきてしまったら、又「お座り」を命じます。 こうして何か命じて犬がそれに従った場合は、常に御褒美をあげて下さい。 最初の内の練習では、ここまでのことを何度か繰り返して練習を終えて下さい。 必ず上手くできる号令をかけて、犬もあなたも楽しい気分でおわらせて下さい。 最後には「終わり」と言いながら手を軽く叩いて犬を開放し、思う存分撫でて可愛がってあげて下さい。 ここまでのことが簡単にできるようになったならば、与える指令を徐々に難しくしていって下さい。
「待て」をさせて、あなたが隣の部屋にいっても落ち着いて5分ほど くれぐれもあなたが焦ってはいけません。 練習する際は必ず途中に簡単な号令を織り交ぜて、犬を励ましてあげて下さい。 きっと犬は、この練習時間を楽しみにするようになるはずです。 最初のうちは、うまくいったら必ず御褒美をあげなければなりませんが犬が学習して簡単に、できるようになってきたら御褒美を、あげる回数を減らしていきましょう。 いつ御褒美をもらえるか、わからない状態の方が学んだことを忘れないものなのです。 くれぐれも犬がうまく、できないからといって練習中に叱ってはいけません。 楽しいはずの時間が、犬にとって憂鬱な時間となってしまいます。 大切なのは、犬が喜んであなたの号令に従うことなのです。 この練習を通じて犬が落ち着いて、あなたの号令に従うことができるようになれば、練習の回数を減らして構いませんが、時々は練習を繰り返してみて下さい。 犬は、あなたと楽しく過すこの時間を楽しみにしているはずですから。 この練習が実を結ぶか否かは、あなたにかかっているのです。 犬と、より良い関係を築き直すために是非頑張って続けて下さい。 |