| 犬の専門家(獣医師32名、動物衛生看護士84名、グルーマー(トリマー)並びにペットショップ
従業員65名、訓練士10名)191名に対して、日本で多く飼育されている31品種
について、その行動特性について5点評価法で評定依頼し、その平均得点から品種差を調べた。
調査したのは12の行動特性である。 新しい飼主へのなつきさ・家族以外の人へのなつきやすさ・犬の要求に応えた時の喜ぶ程度・家族と一緒に居たがる程度および 服従性に関しては、ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバーは高い値であったが日本犬6品種(紀州犬・四国犬・北海道犬・甲斐犬・秋田犬・柴犬)は低い値であった。 シーズー・パグ・キャバリアキングチャールズスパニエル・アメリカンコッカスパニエルは比較的高い値であったが、シベリアンハスキー・ミニチュアシュナウザー・チワワ・ パピヨン・ボクサーは比較的低い値であった。 ジャーマンシェパードドッグも低いが服従性は高かった。 飼主や家族への攻撃性・反抗性・犬の要求に応えた時、優位になったと考える性質・テリトリー防衛・他犬への攻撃性では逆にラブラドールレトリバー、・ゴールデンレトリバーは低く、日本犬6種は高かった。 パグ・キャバリアンキングチャールズ スパニエル・グレートピレニーズ・アメリカンコッカスパニエルは比較的低い値で、 シベリアンハスキー・パピヨン・チワワ・ウエストハイランドホワイトテリア・ジャーマン シェパードドッグは比較的高い値であった。 これらのことから家庭犬により適するのはラブラドールレトリバーとゴールデンレトリバーで、次いでシーズー・パグ・キャバアン キングチャールズスパニエルも適すると考えられた。 一方、日本犬種は番犬には適するが家庭犬への適性は、より低いと考えられた。 田名部
雄一(麻布大学獣医学部) |