≪優位性攻撃行動≫
犬が認識している自らの社会的順位が脅かされる事によって生じる、もしくはその順位を誇示する為にみせる(飼主の家族を群れ”パック”とみなし、その中での順位を上げようと
する)攻撃行動。
この種の攻撃行動は飼主や、その家族に対してみられる事が多く、特に人間が犬の行動をコントロールしょうとする状況において生じます。
原因としては
@犬種による遺伝的傾向(テリア・シベリアンハスキー・チワワ等)
A雄(テストステロンの影響)
B生得的気質
C飼主のリーダー性の欠如≪縄張り性あるいは恐怖性攻撃行動≫
庭・家の中・車等・犬が自らの縄張りと認識している場所や、自らが防護すべきと認識
している対象に近ついてくる、脅威や危害を与える意志の無い個体に対してみせる攻撃行動
(縄張り性)や恐れや不安の行動学的、生理学的徴候が伴って生じる攻撃行動(恐怖性)で、多くは飼主の家族以外の人間や動物が対象となります。
原因としては
@過度の縄張り防衛本能(犬種による遺伝的傾向…ドーベルマン・秋田・ジャーマンシェパード)
A先天的気質
B過度の恐怖や不安(社会化不足や過去の嫌悪経験を含む)
C強化学習(負の強化による)
≪分離不安症≫
飼主不在時にのみ認められる無駄吠え/遠吠え・破壊的活動・不適切な排便といった行動学的、不安徴候や嘔吐・下痢・震え・舐性皮膚炎といった生理学的症状を示します。
原因としては
@飼主の外出に対する馴化不足
A飼主のライフスタイルの突然の変化
B出発時や帰宅時に飼主がみせる過度の愛情表現
C早すぎる離乳
D飼主との過度の愛着関係
≪常同症≫
尾追い・尾かじり・影追い・光追い・実際には存在しない蝿追い・空気噛み・過度の舐め行動等、異常な頻度や持続時間で繰り返し生じる強迫的もしくは幻覚的な行動。
肢端や関節部を舐め続けると舐性皮膚炎(肉芽腫)が生じる場合もあります。
原因としては
@退屈・飼主との相互関係不足
Aストレス・葛藤・持続的不安
B神経伝達物質(セロトニンやドパミン)の異常
C学習(エンドルフィンによる強化)
≪恐怖症≫
雷や大きな音といった特別な対象に対して生じる逃避、不安行動や震えなどの生理学的症状です。
原因としては
@社会化(馴化)不足
A過去の嫌悪経験
B飼主による不適切な強化
≪老齢化認知障害≫
夜中に起きてしまう・宙を見つめる・家や庭で迷う・トイレのしつけを忘れる等、老齢によって生じる認知障害・関節炎・視覚障害・聴覚障害・体力低下・反応遅延などといった生理学的変化を
伴う場合も有ります。
原因としては
@犬の老齢化、猫
≪不適切な排泄≫
不適切な場所における排泄問題の事を指します。
原因としては
@医学的疾患(膀胱炎・尿道障害・尿結石症・多尿症・頻尿症・肛門嚢炎・腸炎・便秘等)
Aトイレに対する不満(トイレの設置場所・形状・砂の種類・洗浄回数等)
B不安を感じる状況
≪スプレー行動≫
不適切な場所におけるマーキング(尿による匂い付け)行動です。
原因としては
@縄張りに関する不安や社会的な不安
A情緒的不安
B他の猫による挑発的刺激
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