我流 ヤビー&レッドクロウ 飼育術

― @ 水槽設備:濾過器 ―

1. 濾過器は複数を平行稼動!

 濾過器は必ず複数を平行稼動しよう!!
     ザリガニは水を汚す生き物です。
     熱帯魚よりはるかに汚します。
     エサを食べるとき、ザリガニの口の構造上、
     どうしても、エサのカスを撒き散らしてしまうのです。
     また、糞の量も多いです。
     ですから、必ず1つの水槽に複数の濾過器を平行稼動してください。
 他にも複数平行稼動にはメリットが!!
     複数平行稼動を行うと、濾過能力が高くなるのはもちろん、
     万が一、1つの濾過器が壊れてしまっても、
     ザリガニが死んでしまうなどの致命的な事態に陥ることなく、
     対処をすることができます。
     また、濾過器の掃除を順番に時期をずらして行ってゆけば、
     掃除による濾過能力の低減をある程度抑制することが出来ます。
 ちょっと用語を解説。
     水槽の中心となる濾過器のことをメイン・フィルターと呼びます。
     それに対して、補助的な濾過器をサブ・フィルターといいます。


2. ヤビー、レッドクロウ飼育にオススメのメイン・フィルター

 まずは、メイン・フィルターを選ぶ。
     メイン・フィルターは、濾過能力が高く、物理的濾過も効くものが理想的です。
     上記の通り、ザリガニは水を汚します。
     また、糞も大きいので、物理濾過も十分効かせたいところです。
     さらに、水流もある程度強いものがいいです。
     水底を歩いて生活するザリガニにとって、底砂の汚れは大問題です。
     そこで、強い水流によって汚れを舞い上げ、
     底砂に汚れが蓄積しないようにするというわけです。
     それに、ヤビーやレッドクロウは少々の水流なんかでは、
     ビクともしない、力強い種類です。
 では、どんな濾過器がよいか?
     オススメは『外掛け式フィルター』です。
     でなければ、『上部式フィルター』をオススメします。
 『外部式フィルター』も素晴らしいのですが・・・、
     “水槽内をまんべんなくめぐる強い水流”という観点から、
     多少、不足を感じてしまいます。
     ウチでも以前使用していましたが・・・、
     水流が一部にしか生じず、汚れの蓄積が目立ちました。
     シャワーパイプをつけると、水流が弱くなりますし。
     それになんといっても高価すぎ(!?)


3. 外掛け式フィルター

 『外掛け式フィルター』の利点。
     大変メジャーな濾過器で、どのショップでも安価で入手できます。
     外掛け式フィルターは、水流を全開にすると、
     けっこう強い水流が、水槽全体をかけめぐります。
     これによって、水底の汚れを舞い上がらせ、底砂への汚れの蓄積を
     防ぐことができるわけです。
     物理濾過もよく効きます。
     吸水口に「プレフィルター」をくっつけておくと、掃除の頻度を低減できます。
     水槽のサイズよりも、1まわりか2まわり、濾過能力の高い、大きな濾過器を
     購入しましょう。
     外掛け式を2つ同時稼動するのがオススメです。
     幅広く水流が作られ、水槽全体の水がよく動きます。
 『外掛け式フィルター』の問題点は2つ。
     1つめは、フィルターが外にはみ出しているため、水槽のフタがしにくい!
     という点です。
     ザリガニは脱走の達人。(特にヤビーは脱走の達人で有名)
     水槽にフタがしにくいというのは致命的。
     フタができたとしても、隙間があいていると、
     ザリはこじあけてでも脱走します。
     では、この問題点、どうやって解消するか?
     それは、外掛け式フィルターにピッタリとハマルような水槽のフタを
     自分で作ること!につきる!!
     水槽の長さやフィルターの大きさを定規で測って、
     東急ハンズで薄いアクリル板を買ってきて、
     ハサミでチョキチョキと作る。
     大変そうに聞こえるかもしれませんが・・・、やってみると結構カンタン☆
     1時間もあれば完成できますよ☆

   ← 外掛け式フィルターやライトリフトに合わせて上手くカット!

 薄いアクリル板の場合、サイドを補強するとよい → 


     2つめの問題点。
     それは、濾過スペースが少ないこと。
     他のフィルターにくらべて、使用できる濾材が脆弱。
     パッと見だけでも、不安になる。
     これの解消法もある。
     まず、吸水口にプレフィルターをつけてください。
     次に、文房具店にいって、透明な下敷きを1枚買ってきます。
     それを外掛け式フィルターの中仕切りの溝にちょうどあうような大きさに切ります。
     それを中仕切りの溝にはめて、両サイドのスペースに、
     普通に熱帯魚店で売っている、セラミック系濾材(パワーハウスとか)を詰めこみます。
     これで完成です。
     ウチでも使用していますが、調子いいですよ☆

専用の濾材を使用せず、セラミック系
濾材を入れて使用すると生物濾過能
力が大幅UP!
真中に自作の透明下敷き中仕切りを入れて、水を大きく
循環させている。(上写真の矢印部分)




4. 上部式フィルター

 『上部式フィルター』の利点。
     これまた、大変メジャーなフィルターで、
     よく水槽とセットになって、激安値で販売されています。
     単品で買っても安価です。
     メンテナンスがめんどくさいので、
     必ず濾材の入る箱部分のみを取り外せるタイプのものにしてください。
     外掛け式と比べて“水槽内にまんべんなく強い水流を作る”という点で、
     かなり見劣りしますが・・・、
     安いですし、
     外掛け式で大変だった水槽のフタの問題も、
     この上部式であれば、濾過器自身がしっかりとしたフタの役目をしてくれますし、
     残りの部分にも、ガラスフタなどをキッチリすることができます。
 『上部式フィルター』使用の注意点。
     ・よいフタになってくれますが、細かい隙間もふさいでおいてください。
     ・出水口からでた水流が、水底全体を走り抜けるように、
      水槽内のオブジェクトの配置をよく考えてください。
     ・吸水口に大きめの「プレフィルター」をくっつけられれば最高!
      プレフィルターがあれば、濾材を入れる箱部分にはマットなどを入れずに、
      セラミック濾材等を大量に詰め込むことができます。


5. サブ・フィルター

 サブ・フィルターはメイン・フィルターの不足部分を補う形で!
     メイン・フィルターが『外掛け式フィルター』の場合、
     水流の強さや物理濾過は十分だと思います。
     不足部分は、「きめ細かい生物濾過」です。
     これを補うなら、エア・レーションの意味も込めて、
     やはり、テトラ社の「スポンジフィルター(ブリラント・フィルター)」でしょう。
     酸素の供給とともに、
     きめ細かい十分な生物濾過を行ってくれます。
     注意点は、ザリがスポンジをちぎってしまうこと。
     フィルターをやや上部につけて、
     ザリがあまりイジれないようにしてください。
     それでも、多少ちぎってしまうと思いますが・・・、
     ま、それも御愛嬌ということで・・・・。
     メイン・フルターが『上部式フィルター』の場合、
     水流や物理濾過に不足を感じます。
     補強として、『内部式フィルター』の使用をオススメします。
     水槽内全体に強い水流を作り出してくれます。
     濾過能力はさほど高くはありませんが、
     物理濾過はよく効きます。
     メインを『外部式』にした場合もやはり、
     『内部式』をサブで使用するとよいでしょう。
     さらに、エア・レーションの点に不足を感じるので、
     スポンジフィルターなんかを平行稼動するといいでしょう。
     有名な『フィッシュレット』なんかを使ってみるのもいいかもしれませんね☆

スポンジフィルター
(テトラ社 ブリラントフィルター)
きめこまかい生物濾過が可能!
エアーポンプに接続して使用。
内部式フィルター (手前)
様々なメーカーから発売されている。
メンテナンスが用意なものがいい。
(奥はスポンジフィルター)




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