チューニングのやり方

これは、あくまでも、私のやり方で、もっと いい方法があるかもしれないが、とりあえず、かきます。
左の図は、これから出てくる、滑走面、ソール、エッヂを、わかりやすく著したものです。



まず、下地処理で、滑走面の汚れを、プラスッチックのスクレーパーで、汚れを削りとります。

次に、リムーバーをスプレーして、汚れが浮き出てきたら ペーパータオル等で 拭き取ります。
(あまりにも、ひどい汚れや、酸化してしまった滑走面は、フラッター等で薄く削り取ります。 この場合、ソールの光の反射が、鈍い反射から鋭い光になるくらい) 下地処理が終わったら、滑走面処理を行います。


次に、エッヂに傷が付いていると「焼き」が入っていると考えます。
焼きの部分は他より、固くなっているので、いろいろ不都合が出てきますので、 表面的な焼きはオイルストーンなどで、削ります。内部まで焼きが入っている場合は、 他よりも少し低くします。

滑走面の仕上げをします。
エッヂからエッヂまでのソールが平行かを、フラットゲージなどを使って調べます。
エッヂと滑走面の差が、±0.03mm以内に、おさえた方がいいが、±0.05mm以内位ならば、いいと思います。

ファイル等で滑走面をフラットにしますが、ファイル(鉄やすり)で 荒ら仕上げ から 中仕上げまで(ファイルの目の細かさ)を やります。
フラットの場合滑走面の仕上げは、パスします。(私の場合いつも 、このファイルの作業は、パスしている)
次に サイドエッヂの調節を行います。


エッヂシャープナー等をしっかり滑走面にあてて、調節します。
自分は、サイドエッヂの調節は、結構 大切だと おもいます。ターンの後半は結構エッヂに頼る事が多いので エッヂが甘いとターンの後半がずれます。

左の図でサイド角がありますが、ここを何度に設定するかが結構、問題になります。
一般的に、DH系は、89°〜88°
GSL系は、88°〜87°
SL系は、86°位です。
ワールドカップのSLレーサーなどは、84°らしいです。
しかし この角度を鋭くするほどスキーに正確に、乗らないとターンが失敗しやすくなります。

ソールが傷ついていたりした場合、 リペアをします。
スキー内部まで傷が、入っていると スキー内部まで水が、染み込んでしまい、板がだめになるので しっかりリペアーします。
場合によってだが、彫刻刀などで、多少ひろげて リムーバーで下地処理を行い、リペアー剤で穴を埋めます。
完全に、冷えてから フラッター等で余計な部分を削るが、フラッターが無い場合は 大きいサイズのカッターでも、構わないと思います。
また、完全にまっ平に、なるまでに、しなくても 次の滑走面の仕上げで、やるのでいいです。

滑走面の仕上げは、細かい目のファイルで、面を整えます。


ストラクチャー仕上げ

滑走面に、サンドペーパー や ストラクチャーブラシ などで、細かい縦溝を作ることにより、水はけをよくしたり ワックスをなじみ込みやすくします。
はっきり言って DH以外は、あまり気にしなくても いいと思います。 (私は それより いかにスキーに ワックスを染み込ませるかが 重要だと思います)

DH系は10とすると、SG系は、7。GS系は、4。 SL系は、2位の重要性です。

DH系ほど、長く SL系ほど短くストラクチャーの長さを 設定します。
また、図のように、DH系はストラクチャーを付けない部分を、急角度に、SL系はほぼ平行にします。

サンドペーパーは、140番〜200番位で行いますが、湿り気が多い雪質には、もっと荒い(番号が小さい)のを、つかいます。



ここまできましたら、またリムーバーをスプレーして、細かいホコリなどを、 取り去ります。 

ワックス塗り

まず 、ベースワックスを塗り、自然に冷えるまで冷やします。
本来、ベースワックスは、滑走性がありません。ただ ワックスの耐久性を向上させます。 しかし ここ最近の私の場合は 堅いワックス(極寒用)や ガリウムなどを ベースワックスに、使用しています。
私の場合、アイロンを120度前後に設定し、ワックスを溶かし、アイロンを板に触れずにワックスを垂らして、 100度前後で、スキーのトップ方向からテール方向へ一方通行でワックスを伸ばします。

ベースワックスが冷えたら、プラスチックのスクレーパーで完全に取り除きます。

そして ここからが、一番悩むワックス選択です。
ワックスの選択を誤ると、まったく板が滑らなくなります。 特に低温時(ー10度以下の時 )に比較的暖かい温度用のワックスを塗った時などは 滑走性が悪くなります。
日本の場合は、湿っぽい雪なので、決して、乾燥している雪用のワックスは、合わないと思います。
 

滑走用のワックスも 私の場合、アイロンを120度前後に設定し、ワックスを溶かし、アイロンを板に触れずにワックスを垂らして、 90度前後で、スキーのトップ方向からテール方向へ一方通行でワックスを伸ばします。
そして 滑る直前に、プラスチックのスクレーパーで完全に取り除き 馬の毛などのブラシで、余計なワックスを取り除きます。
しかし、私の場合 前日に 滑走用のワックスを削ってしまう。(本当は ワックスを塗った後は 暗いところで1日以上置いた方が 良いそうです)


おまけ・WAXについて

スキーは、なぜ滑るか?
はっきりとは 言い切れませんが、
1:滑走面と雪面との摩擦係数が小さいため
2:スキーが 滑走することにより 摩擦熱などで雪が解けて水滴が発生し、水滴がコロの役割をして、摩擦抵抗が減少し滑る。
などが 考えられます。故に ワックスは温度、雪質、使用目的(競技)などで選定します。

ここで ワックスには 主に、パラフィン系 と フッ素系に 分かれます。
パラフィン系は、滑走面に深く浸透するため持続性に優れています。しかし フッ素系に比べて、滑走性は、劣ります。
フッ素系は、パラフィン系に比べ 撥水性が 高いです。しかし滑走面に浸透しないために持続性は低いです。又 価格が高いです。
参考程度にフッ素が 含まれているとどれだけ撥水性が 高いか 見て下さい。(この写真はTOKOのWAXING MANUALより)
ワックスを全く塗らない場合 フッ素を含んだワックスを使用した場合 100%フッ素のワックスを使用した場合




左の写真を見て下さい。(この写真はTOKOのWAXING MANUALより)
これは、ワックシングを行った後のスキーの滑走面の断面図です。
ワックスが滑走面に浸透しているかが、わかるでしょう。ワックシングは滑走面に いかに染み込ませるかが問題になります。この染み込み量によって ワックッスが効いている 距離が変わります。
ホットワックスを続けていけば、ワックスは滑走面に浸透して、長持ちするのです。 私は よっぽど滑走面が汚れない限りは、リムーバーを使いません。では どの様にして汚れを取るかというと ブラッシングで こすって とります。


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