犬と本
 動物を飼えば、その飼育方法など勉強しなければなりません。犬を飼っていれば、少しは知識をもって自慢したい欲求に駆られます。柴犬とはどんな犬であるのか、ミニチュア・ピンシャーの産出国は、その特徴はなど、いろいろ知りたいことが出てきます。それらの情報はネット時代といえども、本が最適です。
 
 最低限の躾に何が必要であるのか、どのような餌がいいのか、病気の対処法はなど、いろいろ勉強しなければなりません。もちろん我が家の犬にショウをさせる気は毛頭ありません。犬と飼い主とのコミュニケーションを如何にとるかが最大の問題になるのではないでしょうか。

 その為には犬の行動様式を知らねばなりません。これがわかれば、ある程度のコミュニケーションが取れるようになります。特に室内で飼う場合は、彼らの欲求を如何に早く掴むかによってある程度躾ができるようになります。「おしっこしたいよう〜」、「うんちしたいよぉう〜」、「遊ぼうよう」「水ちょうだい」「お腹すいた」「外へ行よ」など、彼らはしぐさですべて表現します。

 かれらのこのサイレント・コミュニケーションを的確に把握するのが飼い主の役目でしょう。これらの表現を把握してこそ信頼関係が生まれてきます。訓練していろいろな芸が出来る胃にも立派ですが、少々できが悪くても楽しく暮らせる環境を作ることが一番大切だと思います。

 「犬の行動と心理」は随分古典的な本です。しかし、必ず、参考図書として出てきます。長いこと絶版になっていましたが、復刻版として発行されています。これ一冊で随分役立つ書物です。主な内容は、犬の社会、犬と人の言葉、犬と数学、犬と音楽、犬は嘘をつくかなど多岐にわたっています。同著の本で「私の犬」「犬の生態」も役立つことでしょう。

 受験マニアの飼い主の方は「デキのいい犬、わるい犬」を一読ください。ただし、ミニピン愛犬家の方は読まないほうがいいかも? 偏差値上、「服従・作業知能における犬の順位」には番外で出てきておりません。例え、ミニピンのデキが悪くても「最高に素晴らしい犬」であると声を大にして張り上げたい。偏差値教育はもう時代遅れですよ。

 犬を飼うことは確かに大変です。でも、犬に関する本を読んで「犬を理解」できる喜びも、また最高の幸せではないでしょうか。犬に関する本はすでに50冊は超えています。やはり、これも犬馬鹿なのでしょうか。

 犬を飼うことにより、心が豊になり、その読書によって知識が豊になります。やっぱり犬はいいですね。

「デキのいい犬、わるい犬」スタンレー・コレン著 木村博江訳 文芸春秋 
 1900円


「犬の行動と心理」平岩米吉著 築地書房 2060円
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