ヒーリング2


ピンシャーの活躍
ピンシャーが我が家に来てから、父母には排尿・食事の世話や躾など日々の仕事が増えてきました。いくら小さいミニピンとは言え、庭に出したりすることは老人に結構な労働です。世話が出来るか心配でしたが、二人で結構楽しんで躾もしていたので、手を出さず見守っていました。
12月末頃にはピンシャーは内線で「ごはんですよ」との妻の声に反応するようになりました。父と母を従えて先頭で台所まで来るようになりました。日中は父の膝で、夜は自分の寝室を抜け出し、ちゃっかりと父のベットにもぐり込んで寝るようになったようです。
家族全員が健康でピンシャーとともに新年を迎えることができました。しかし、母が1月4日に体調を崩して入院しました。父一人でピンシャーの世話をすることになりました。1月10日「座れるようになったからやぐらコタツ出してくれ」と。疑念を持ちつつもやぐらコタツ出し、部屋に設置しました。本当に座れるようになりました。これには驚きでした。ピンシャーの世話が足腰のリハビリになっていたのです。再びコタツに入っての読書生活が始まりました。きっと一番喜んだのは、暖かいコタツの中で過ごせるピンシャーだった思われます。
1月31日昼近くに、ピンシャーが異様な声を出しています。慌てて父の部屋に入ると、ピンシャーがベットで横になっている父の枕もとでないていました。ピンシャーがどうかなったのかと体を調べても異常がありません。おかしいと思い、父の額に触れると熱いのです。すぐ体温計で計ると38度強ありました。この時間にベットに横になっていることがおかしいかったのです。
早速、車で病院まで父を連れて行きました。診察の結果は肺炎でした。いつも一緒に寝ているピンシャーは、父の異常に気づき知らせてくれたかも知れません。それともコタツの中が温かくないので不満だったんかもしれません。でも、ピンシャーはベットに入って暖は取れたはずです。
我が家の一員になって50日ほど。小さな体で、父のリハビリの相手となり、異常の発見と大活躍してくれました。高齢者にとって、犬との生活は効果が認められました。
室内で犬を飼うことにある種の嫌悪を持っていた家族です。だが、いつの間にか嫌悪感はなくなり、ミニピンのとりこになってしまいました。
参考図書
左上:「新ペット家族論」ブルース・フォーグル著 小暮則夫監修 ペットライフ社刊
1800円
左下:「犬は生活を豊にする」佐野豪・秋山潔編著 不昧堂出版 1200円