ポスト・カプセル
今年の正月、奇妙な手紙が我が家に届きました。それは鉛筆で書かれた息子宛の手紙です。切手も現行の80円ではないのです。親子といえども私信である以上開けるわけにはいきません。他の郵便物と一緒に勤務地へ郵送しました。
10日ほど経ってからであろうか。息子から電話がありました。問題の手紙は「20世紀から21世紀の君に」というポスト・カプセルであると。そして「オレ、これに書いたことを仕事にしてるぜ」とも。書いた内容は『ぜったい、○○になる』とのこと。
高校3年の時、「○○科に進学する」と言い出しました。親父として一言「3Kだ。大変だぞ」と。好意的な返事は決してしませんでした。その理由は、なぜその科に行きたいか判らなかったからであす。その後、目指す科に進学しました。進学後も決して自分の心を吐露することはありませんでした。パートナーと「どうしてだろうか?憧れの人でもあるのだろうか」と勝手に推測したものです。
筑波での科学万博。それは、息子が小学5年生の時でした。8月末にボーイスカウトの団行事で出かけたのです。この年の8月、初代ジョンの急死、そしてジョン2世の登場。大人には気づけない、子供にとってめまぐるしい変化であったのでしょう。 このポストカプセルで、幼心に初代ジョンの急死が将来を決めたのであろうと判ったしだいです。
結局、子供の進路は、自分で考え決めてしまいました。親の出る幕なしだったのです。これも犬のおかげなのです。
大型動物は某動物園診療所勤務の時の写真をメールで送ってくれたもの。上段は海獣の勉強のため他で世話していたイルカ。