チビの犬小屋移動事件

チビという雑種犬が家に来て2、3ヶ月経った頃の出来事です。
犬小屋を縁側にぴったりつけて置いていたのですが、庭を広く使わせてやるには塀の方に置いてやった方が
良いだろうとの父の考えで、少しづつ移動しようという事になりました。
まず10センチほど犬の散歩中に父が位置を変えておいたのですが・・・。
夕方、チビの「ワンワン!!」という鳴き声とともにガタガタと変な音が聞こえてきました。
「何事?」と思って縁側に面したサッシを開けると目を疑う光景が。
チビが後ろ足で立って、前足で犬小屋を押して動かしているのです。
押しても大して動かないとわかると、今度は縁側に飛び乗り首に繋いだ鎖を犬小屋の下の部分に引っ掛け、
引き寄せはじめました。
犬小屋を動かしたのが気に入らなかったようです。
犬がそんなことをするなんて思ってもいなかったので、しばし茫然。
「自分でやったんだから放っておけ」と父が言うので、そのままにしておきましたが、地面が平らではない所に
動かしたため、犬小屋に出入りするたびにガタガタ動いて居心地が悪そうです。
それでも我慢しているのか、意地を張っているのかずっと入っています。
何日もそうしているので、さすがにかわいそうになり、結局元通りの縁側にぴったりの位置に戻してやる事に
なりました。
それ以来、二度と犬小屋の場所が変わることはありませんでした。
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