カントウタンポポ

子供の頃、「カントウタンポポが絶滅するかもしれない」という何かの記事を読んで、一生懸命探したことがあった。
子供の足なので、そんなに遠くまで捜して歩くことはできなかったけど、それでも小学校の通学区のほとんどを捜した。その結果、「カントウタンポポ」が自生していたのはわずか3箇所ほどで、ほとんど「セイヨウタンポポ」の制圧されていた。
子供心に、悲しい気持ちになったのを覚えている。
タンポポは、誰かが故意に持ちこんだものではなかったが、在来種をことごとく制圧して、その勢力を拡大していったその繁殖力には驚いてしまう。
タンポポは、そのほとんどが「雑草」という位置付けであり、誰も注意をはらっていなかったので、気づかないうちにどんどん在来種が消えていったのだろう。
そして、これからも消えつづけるのかもしれない。
近くの湿原では、ヒメジョオン等の植物によって、生態系が変わりつつあるらしい。
ほんの少しの油断が、環境に及ぼす影響というのが計り知れないものなのだと思うと、このままでいいのだろうかと考えてしまう。
気づかなければ、静かに、そして確実に壊れていくもののなんと多いことか・・・
大人になると、なかなかほんの小さなことに気づく機会がどんどん失われていくものだが、少し立ち止まってまわりの小さな変化に目を向ける「余裕」がほしいものだと思う。
・・・これは、自分が年を取ったということだろうか・・・・

*「カントウタンポポ」と、「セイヨウタンポポ」の見分け方。
 花のガクの部分で見分けることができます。
 簡単なので、近くのタンポポを見てみてください(^^)0

 「カントウタンポポ」
  全体がくっついて、花の部分を支えています。
 「セイヨウタンポポ」
  ガクの一部(下の部分)がくるりと、反り返っています。
  普通に生えている多くのタンポポは、こちらだと思います。 

ちなみに、これは関東以北のことで、南のほうに行くと「カントウタンポポ」自体がもともと自生していませんので「セイヨウタンポポ」以外のタンポポの見分け方には、当てはまらないかもしれません。(私は長野県在住ですので・・・)
でも、カントウタンポポ同様、在来種が少ないことは想像できますので、セイヨウタンポポ以外のタンポポを探してみるのも良いかもしれません。
↑シロバナタンポポという、白い花の咲くタンポポがあるそうです。

そんなことで、お子様の一研究のテーマとして活用してはいかがですか?
近所などを地図にして、そこにタンポポの生育地を記入していくと言うのもいいかもしれませんよ。