チロ日記11

わたしは最近とても落ち込んでいます。忘れもしない9月11日の同時テロ事件です。

わたしが特に気がめいっているのはわけがあるのです。それは前日のチロ日記8の発行に関係があるからです。第8号でわたしは新世紀に入ってからの幾多の事件を思い起こし

日本が沈没してしまうほど心配してわたしの気持ちを書いたのです。ところが翌日にとんでもない事件が起きてしまったのです。日本どころか世界が沈没する危機にさらされているのです。何か予感めいたものがあったのでしょうか。主人も同じように悩んでいるらしく、早くわたしにチロ日記を発行するようせかしていましたがやっと今回の日記をつづる事が出来たのです。実のところあの8号は本当は出さなければよかったのではないかと毎日のように悔やまれ食事も喉に通りませんでした。主人は先日久々に家に帰ってきてわたしのやつれた姿にびっくり仰天、次の日の早朝わたしを例の21世紀記念塔の場所につれていきました。何やらひとしきり考えたあげく、わたしを抱きかかえて記念碑の裏手に回ってひょっこりわたしをそこに乗せてパチリとやりました。何やら口の中でこうつぶやきました。

  「テロ事件 ひっくり返した 新世紀」

家に帰ると主人は奥さんにこんな一句を聞かせました。

今回の写真は21世紀記念塔を裏返してわたしを写したものです。