チロ日記17
わたしの家から歩いて20分程のところに運動公園があります。わたしは今この中にある野球場にきています。そして今なんとも複雑な気持ちで乙女心がゆれています。わたしはとても野球が好きなのです。特に「イチロー」の大ファンです。彼は今年新世紀初年の星です。なにしろアメリカ大リーグで新人ながらオールスター戦出場人気投票獲得票300万超票という前代未聞の記録を作りました。更に活躍を続け見事アメリカンリーグの首位打者、新人王、新人最多安打等など数々の記録を作りました。先日テレビで「イチロー物語」を見ましたがあのひたむきな努力と厳しい練習に裏打ちされた絶大なるみなぎる自信と実行力に感銘しました。わたしの名前は彼の分身なのです。だって「イチロー」の「イ」の字をとればわたしになるからです。なずけ親の主人の子にいつも感謝しています。今年のイチローは日本を世界にアッピールした最大の功労者の一人と言ってもも過言ではないでしょう。だから今わたしは悩んでいるのです。現在ワールドシリーズ出場をかけたアメリカンリーグ代表決定戦の真っ只中です。本当はヤンキースを破ってワールドシリーズも制してマリナースがチャンピオンになってほしいのです。でもそうは事は簡単ではありません。略1ヶ月前のあの忌まわしい同時テロ事件を今でもはっきり覚えています.どんなにニューヨークの人々の心の打撃は大きいか想像を絶するにあまりあります。
ヤンキースはそのニューヨークの代表チームなのです。今や市民にとってヤンキースは希望の
星なのです。敵地シアトルでヤンキースはニ連勝しました。神が後押ししているみたいな強さを見せています。もし万一イチローのマリナ−ズが逆転で勝利したらどうなるのでしょうか。普通ならわたしは勿論の事日本人はみんなで拍手喝さいするでしょう。しかしわたしはふとニューヨーク市民の皆さんの気持ちも考えてしまいます。ヤンキースがもしワールドシリーズを制したらどんなに失意のどん底にいる市民の皆さんに生きる希望を与える事でしょう。ここまで考えてくるとどうしても気持ちが晴れません。正直言ってわたしには今年はヤンキースにチャンピオンになって欲しい気持ちがちょっぴり芽生え始めたこの頃です。でも今の地区代表戦でマリナースが3勝4敗で惜敗することが絶対条件です。第七戦目で惜敗する事です.1番いいのは延長戦の末惜しくも敗れることがわたしの気持ちを納得させるただ一つの道です。ズルズル負けて恥じをさらすのだけはやめてほしいと思います。ヤンキースが接戦でマリナースに勝って決勝戦で勝利することを心から願っています。
今回はゆれる気持ちで野球場を背にしたわたしを見ていただきます。