チロ日記26
2002年の新しい年を迎えました。今年こそ輝かしい歳にしたいものです。主人は家族の皆に自分が年男で或る事を正月早々から自慢していました。本当に嬉しいのか、それともついに来てしまったと言う観念の気持ちなのか、定かでは有りません。人間は若い頃は年をとることに生きがいを感ずるが、老年になればできる事なら年をとりたくないものらしいのです。私はまだまだ若いので正月がくるのが待ち遠しい新年でした。
ところで昨年末わたしにとって大変嬉しい出来事がありました。ついに再会したのです.昨年6月に主人の孫の由菜ちゃんが誕生しましたが、わたしの競争相手登場とばかり、私は少し神経質になってしまったのです。最初のご対面の様子は第3話で紹介したとおりです。わたしにとってもかわいい妹なのですがあまりにも皆でかわいがってわたしを無私したので意地悪をして近づこうとしませんでした。そんな別れからあっと言う間の六ヶ月が過ぎました。この間主人は千葉に帰ったときは必ずわたしを散歩に連れて行ってくれたのです。主人は孫がかわいいと同じようにわたしもかわいいとおもっていてくれることがはっきりわかりました。いつか再会したときは、妹をしっかり見据えてあの時の意地悪を詫びようとずっと思っていました。そして運命の時が来ました。年末の大晦日の晩に由菜ちゃんが両親に連れられて里帰りしたのです。わたしはもう嬉しくて嬉しくて尾っぽを何度もなんども振りながら出迎えました。由菜ちゃんも生後六ヶ月を過ぎて体重も六キログラムを超えたくましく成長していました。目鼻だちはどちらかと言うとお父さん似です。顔の表情も豊かで前とは全然違います。わたしに向かって愛想笑いさえするのです。こうして赤ちゃんは一歳を過ぎる頃には一人歩きを始めわたしを追い越していくと思うと羨ましい気持ちにもなりました。でもわたしは家族の皆にかわいがられる事が生きがいなので由菜ちゃんの一人歩きを心待ちにしています。お母さんがガラス窓を開けてわたしを近くにひきつけてくれたときには、もう感激一杯で小さい声でワンとなきました。これからもすくすく育って早くわたしと一緒に散歩してくれる事を心から願っています。
今回は感激の再会の場面をお届します。