チロ日記 3


今日は私のライバル登場のお話です。ついに私の妹が誕生したのです。
といっても、主人の息子の最初の子供で女の子です。名前を由菜と書いてゆいなと言います。6月23日の午前0時に生まれました。体重3424g 身長49cmです。主人は奥さんに単身赴任先の清水から電話で呼び戻されたようで、その日の昼過ぎ千葉の稲毛に在る病院にかけつけたようです。

その日の朝いつものように私を散歩に連れて行ってくれたのですがいつもと違って何かうきうきした様子でしたが後でその理由がわかった次第です。主人にとっては本当は初孫ですが私をいつも『孫のチロ』と言ってくれていますので、わたしにとっては妹に当たるわけです。妹は27日に、わたしのいる主人の実家に妹のお母さんと一緒に帰って着ました。1ヶ月ほどいるようです。
先日の土曜日に主人は早速実家に帰ってきていつも見られないような表情をしておっかなびっくり妹を抱っこしていました。
それを見ているうちに私にははっきりと強力なライバル登場をこの目ではっきりと意識したのです。その日の散歩のときは主人をいっぱいてこずらせてやりました。
散歩の途中で何度も何度も立ち止まり一歩も動かないそぶりに主人はその都度私の頭とお腹をなでてくれました。私はほっとしました。でも暫らく安心できません。あんなに私をかわいがってくれたのに妹が出来たらすぐに私から気持ちが離れてしまうなんてとても許せません。暫らく主人の様子をしっかりと観察するつもりです。

その日の午後にはこんなことがありました。わたしと妹を一緒にデジカメにおさめようとするのです。主人の気持ちはよくわかるのですがさすがに主役が妹で私が二の次あることがみえみえなのです。
よってたかって妹をあやしながら私のほうをあまり見てくれません。
それならわたしもと覚悟を決めました。後ずさりをしてずっと離れたところから一歩も近づこうとはしませんでした。なんども何度も主人は手招きをしてくれくれるのですが私は頑として近づこうとはしませんでした。主人はさすがにしびれを切らしてそんな光景をパチリとカメラに収めたのです。それが今回の写真です。
主人は今回何か急用があったらしく月曜の朝まで実家にいましたが毎朝3回連続で散歩に連れて行ってくれました。それもいつもより長い時間一緒に歩いてくれました。
いつものにぶい主人でもさすがに、ゆれる私の乙女心を察知したらしく事の外かわいがってくれてほっとして一息ついているところです。いつもの川柳ぐせで主人が奥さんにこんな句を読んでいるのが聞こえました。

「初孫を見るなりチロはあとずさり」

でも主人の初孫でもやはり私にとってはかわいいい妹なのです。つぎからはあまりいじわるをしないで妹のすぐそばでカメラにおさめてもらおうと思っています。