チロ日記30
わたしの家から歩いて10分ぐらいのところを有名な道路が走っています。その名を「東金御成街道(とうがねおなりかいどう)」といいますが、いわゆる歴史街道なのです。千葉の船橋市から東金市まで総距離は略36キロです。江戸幕府を築いた徳川家康は鷹狩を唯一の道楽としていました。鷹狩の目的は健康保持のためばかりでなく街道や宿場の整備、旧勢力や外様大名への監視や威圧など多要素わたっていたそうです。江戸付近(川越、越谷、岩槻、葛西など)が多かったのですが、ある時家康が「東金辺りで鷹狩をする」と言い出して、土井利勝が急遽お成りの道の検分をしました。この道の造成にあたっては昼は白旗を夜は提灯を掲げて突貫工事をしたとか、一夜にして完成したとか言われており別名を「提灯街道」「一夜街道」とも呼ばれています。1610年から20年間で13回の千葉・東金お成りをしました。家康2回、秀忠10回、家光1回です。
十年程前に、主人はこの街道を一ヶ月程かけて踏破しました。一回10キロ程度を休日四回に分けて歩いたのです。真夏の七月から八月にかけて大汗をかきながら歩いたというのですから物好きもいいところです。街道の沿道には昔の将軍の休憩・宿泊施設である御茶屋御殿や他にも色々旧跡が残っていて歴史に興味のある人が結構この街道を歩いています。でも街道が出来てから四百年も過ぎているので、街道は数箇所で消滅、分断されていて次の街道の始まる場所を探すのが一苦労だったそうです。
わたしの住んでいるところは若松町といって、丁度街道の中間地点のあたりにありますが、先日主人がこの街道にわたしを連れていってくれましたので、街道の風景も一緒にお見せしたいと思います。