チロ日記37

最近わたしにとってこんな出来事がありました。わたしの妹(主人の孫)が里帰りした時の事です。前回は昨年暮が二回目の里帰りでしたから今回は三度目に当たるわけです。前回は六ヶ月振りという事で妹としっかり御対面が出来ました。そして今回です。その前に今わたしは事情があって家の二階のベランダに置かれています。散歩の時だけしっかりとひもに繋がれて近くを歩いています。先日妹がきた時は大変びっくりしました。夕方三時頃だったと記憶しています。おかあさんに抱っこされた妹と両親と主人の奥さんの四人が大声で二階のわたしのいるベランダの窓越しに現れたのです。そしていい気持ちでまどろんでいたわたしは突然眠りから起こされてしまったのです。しかもいつもあんなにやさしそうに見つめてくれる奥さんの視線はわたしの妹の方をみながら、いかにも義理を果たさんばかりにわたしには手を振っているだけではありませんか。わたしは一瞬取り残されたような疎外感に包まれたのです。直ぐお尻を後ろに向けてからだを思い切り伸ばして不て寝をする仕草をしてやりました。奥さんが何度を窓のガラスを叩いてわたしに気を向けさそうとしても一切振り返ってあげませんでした。しばらくしてから家族のみんなはあきらめたらしくその場を離れていったのです。わたしは気になって振り向いた時にはもう大分ガラス窓から離れ始めていました。然し妹だけはずっとにこにこしながらわたしをじっと見つめていました。そしてその何ともいえない愛らしい笑顔が今でも忘れられません。次にあった時にはもう意地悪はしない事に決めました。でも妹とわたしが一緒の時は家族のみんなはもっと気を配ってほしいのです。

今回はわたしが意地悪をしたそのベランダの上でのんびりくつろいでいるわたしをみて下さい。