チロ日記76

わたしは久しぶりに妹(主人の息子の子供)に再会しました。妹はあと一ヶ月で満一才になるそうで、前回より子供らしいしっかりした顔立ちになっていました。もうすぐ一緒に遊んでくれる事でしょう。でも今回も友好関係を結ぶ事は出来ませんでした。初めにちょっと視線を合わせたとたん、もうわたしは大人げなく顔を背けてしまいました。矢張り周りの大人達が妹にまつわり付いていたので、うんざりしてしまったのです。それからは妹が、ガラス窓の向こうでにっこり笑いながら、独り立ちして見てくれているのに、わたしは後ずさりして近寄ろうとしませんでした。多分大人達がその場を離れてくれて妹独りになれば、わたしはガラス窓に近づいていったかも知れません。それにしても遠くで見つめるわたしの目をぎらつかせて写真に収めるなんて、主人のカメラの腕前も相変わらずたいしたことは有りません。久しぶりに主人の川柳が聞こえてきました。

   「孫のチロ妹にっこり後ずさり」