チロ日記86
わたしはまたまた妹に再会しました。事故に遭った後の事です。妹はもう一歳になります。これまで何回か逢っていますが、人間のおとなどもの冷たい仕打ちに嫌気がさして、いまだに妹と友好関係を結んでいません。でも今回は少し様子が違いました。みんなわたしの事故のことを気遣って、妹よりもわたしの方に関心を向けてくれていたのがはっきりとわかったのです。わたしも気持ちよく妹に頭を撫でてもらいました。でもその光景を眺めているうちに、又みんなの気持ちが妹に集中して行くのがわかりました。わたしはまたもや意地悪をしてやろうとその場所を離れてしまったのです。妹が盛んに手を振っていましたが、わたしはその手には乗りませんでした。本当の友好関係を結べるのは、もう少し先の事になりそうです。